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Udemy講師の手数料・収益ガイド|チャネル別の手取り計算【2026年版】

Udemyで5,000円の講座を出した。1ヶ月で30本売れた。売上15万円——と思いきや、手元に届いた金額は5万5,500円。「え、10万円どこ行った?」と管理画面を見直すと、オーガニック経由20本(手取り37%)とプロモーション経由10本(手取り97%)の混在で計算が複雑になっていた。このチャネル別手数料の仕組みを理解していないと、収益予測がまるで当たらない。

Udemyの手数料は回転寿司の皿の色と同じだ。同じネタ(講座)でも、どの皿(チャネル)に載せるかで値段が変わる。赤い皿(オーガニック)は店側の取り分が大きく、金の皿(講師プロモ)は自分の取り分が大きい。自分の講座がどの皿で何回転しているか把握しないと、月末の精算額に驚くことになる。

Udemyの手数料は3段階: オーガニック経由で講師37%、講師プロモーション経由で97%、Udemy広告経由で25%。月額費用ゼロ・初期費用ゼロの成果報酬型。支払いサイクルは売上発生から約60日後。PayPal・Payoneerで受取可能。

マヤがUdemy公式ヘルプ・講師フォーラム・日本人講師のブログ記事を2026年5月時点で付き合わせた。読み終えたら「自分の売上構成でいくら手元に残るか」の計算方法と、手取りを増やす具体的な戦略がわかるはずだ。

3チャネル別の手数料率 — 全体像

販売チャネル講師の取り分Udemy側の取り分発生条件
Udemyオーガニック37%63%Udemyの検索・レコメンド・メール・ブラウズ経由
講師プロモーション97%3%講師のクーポンリンク・紹介リンク経由
Udemy広告25%75%Udemy側のGoogle/SNS有料広告経由

ここで注意すべきは「どのチャネルで売れたか」を講師側がコントロールできる部分とできない部分があること。講師プロモーション経由(97%)は自分のブログ・SNS・メルマガにクーポンリンクを貼ることで増やせる。一方、オーガニック経由(37%)とUdemy広告経由(25%)はUdemy側のアルゴリズムと広告予算次第だ。

売上シミュレーション — 月5万〜30万円の手取り計算

5,000円の講座を販売するケースで、チャネル比率によって手取りがどう変わるか計算する。

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ケース1: 初心者講師(オーガニック中心)

チャネル販売数売上手取り率手取り額
オーガニック15本¥75,00037%¥27,750
講師プロモ3本¥15,00097%¥14,550
Udemy広告2本¥10,00025%¥2,500
合計20本¥100,000¥44,800

→ 売上10万円に対して手取り4万4,800円。実効手数料率55.2%。

ケース2: プロモーション活用講師

チャネル販売数売上手取り率手取り額
オーガニック10本¥50,00037%¥18,500
講師プロモ15本¥75,00097%¥72,750
Udemy広告5本¥25,00025%¥6,250
合計30本¥150,000¥97,500

→ 売上15万円に対して手取り9万7,500円。実効手数料率35%。

ケース1と2の比較でわかることは、プロモーションリンク経由の割合を増やすだけで手取りが劇的に変わるということだ。ケース2は販売数が1.5倍なのに手取りは2.2倍。自力集客の努力が直接収益に反映される構造になっている。

自社販売プラットフォームとの損益分岐点

「Udemyよりも自社販売プラットフォーム(Teachable・Thinkific等)の方が手取りが多くなるのはいつか?」——この問いに具体的な数字で答える。

月間売上Udemy手取り(ケース1相当)Teachable Pro手取り($119/月、手数料0%)差額
¥50,000¥22,400¥48,200 − ¥18,000 = ¥30,200Teachable +¥7,800
¥100,000¥44,800¥96,400 − ¥18,000 = ¥78,400Teachable +¥33,600
¥200,000¥89,600¥192,800 − ¥18,000 = ¥174,800Teachable +¥85,200
¥300,000¥134,400¥289,200 − ¥18,000 = ¥271,200Teachable +¥136,800

※Teachable Pro: $119/月≒¥18,000/月。取引手数料0%、Stripe決済手数料3.6%のみ。Udemyはケース1の実効手数料率55.2%で計算。

月5万円の売上でもTeachableの方が手取りが多い計算になる。ただし、この数字には「自力で同じ売上を作れるか」という重大な前提条件がある。Udemyのマーケットプレイス集客がなくなった時に、自分のメルマガやSNSで月50,000円の売上を維持できるか。この問いにYesと言えない段階で自社販売に移行するのは危険だ。

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手取りを増やす3つの戦略

戦略1: プロモーションリンクの徹底活用(手取り97%の最大化)
自分のブログ・SNS・メルマガ・YouTubeにUdemyの講師クーポンリンクを設置する。このリンク経由の売上は手取り97%になる。「Udemyで講座を出すだけ」で終わらせず、自力集客チャネルからの流入を増やすことが最も即効性のある手取り改善策だ。

戦略2: 講座単価の引き上げ
手数料率は講座の価格に関わらず固定だ。3,000円の講座でも30,000円の講座でも、オーガニック経由なら講師取り分は37%。であれば、講座の価値を高めて単価を上げた方が1本あたりの手取り額が増える。3,000円×37%=1,110円と、15,000円×37%=5,550円では5倍の差がある。

戦略3: Udemy + 自社販売の並行運用
Udemyの講座はそのまま残し、同じ内容をTeachableやThinkificで「上位版」として販売する。Udemyでは基本版を2,400〜5,000円で提供し、自社サイトではボーナス動画・質問サポート付きの上位版を15,000〜30,000円で販売する。Udemyが「集客チャネル」、自社サイトが「収益チャネル」として機能する。

Udemyセール時の収益への影響

Udemyは年に数回、サイト全体のセールを開催する。セール中は定価の85〜95%引き(1,200〜2,400円)になることが多い。このセール価格は講師がコントロールできない。

セール中の売上は数が伸びる。1日10〜50本売れることもある。ただし1本あたりの手取りは激減する。1,800円(セール価格)×37%(オーガニック)=666円。定価5,000円の37%=1,850円と比べて、1本あたりの手取りが約1/3になる。

セールをポジティブに捉えるなら「認知度向上と評価数の蓄積」。1,200円で買った受講者が★5の評価を付けてくれれば、評価数が増えて検索順位が上がる。短期的な手取りは減っても、長期的には「評価800件の講座」という社会的証明が積み上がる。

まとめ — 手数料の仕組みを理解した上で「使い方」を決める

Udemyの手数料構造は一見シンプルだが、チャネル別の比率が手取りに直結する点が見落とされやすい。同じ月30本の販売でも、オーガニック中心なら手取り55,500円、プロモーション中心なら手取り135,000円——2.4倍の差が出る。この差を意識して集客戦略を組むかどうかが、Udemyで稼げるかどうかの分かれ目だ。

マヤの見解としては、月間売上が5万円を超えたら「Udemy一本」から「Udemy + 自社販売の並行運用」に移行する準備を始めるべきだ。Udemyをマーケットプレイス集客のチャネルとして残しつつ、自社サイトでは手数料0%の環境で利益率を高める。両方を回す手間はあるが、収益の安定性は格段に上がる。まだ売上ゼロの段階であれば、Udemyのマーケットプレイス集客を活用して「売れる講座を作る力」を先に身につけるのが順序として正しい。

よくある質問(FAQ)

Udemyの手数料は講師に何%残りますか?

販売チャネルによって異なります。Udemyオーガニック経由は講師37%、講師プロモーションリンク経由は97%、Udemy広告経由は25%。同じ講座・同じ価格でも、どのチャネルで売れたかによって手取りが2〜4倍変わります。

Udemyのセール価格は講師が決められますか?

Udemyは独自にサイト全体セールを開催し、その際の割引率は講師がコントロールできません。定価24,000円の講座が1,200〜2,400円に値下がりすることもあります。講師が自分で設定できるのは「講師クーポン」の価格のみです。

Udemyの手数料はいつ変わりましたか?

Udemyは過去に何度か手数料率を変更しています。かつてはオーガニック経由で50%だった時期もありましたが、2020年以降は37%に引き下げられました。広告経由の25%は比較的新しい枠で、Udemy側の広告投資に対するリターンとして設定されています。最新の手数料率は公式サイトで確認してください。

Udemyで月10万円稼ぐには何本売ればいいですか?

5,000円の講座の場合、全てプロモーション経由(97%取り分)なら約21本。全てオーガニック経由(37%取り分)なら約54本。実際にはチャネルが混在するため、40本前後が目安です。講座の単価を上げるか、複数講座を展開してカタログ全体で売上を積むのが戦略的です。

Udemy Business(法人向け)に参加すると手数料はどうなりますか?

Udemy Businessは法人向けのサブスクリプションサービスで、選ばれた講座が見放題になります。講師への報酬はロイヤリティプール方式で、視聴分数に応じて分配されます。個人販売の手数料体系とは別枠の収益源になりますが、参加は招待制のため全ての講師が対象ではありません。

Udemyの収益はいつ受け取れますか?

売上が発生してから約60日後にPayPalまたはPayoneerで受け取れます。例えば1月に売れた分は3月に入金されます。最低支払い額は$5です。日本の銀行口座で受け取る場合はPayoneer経由が一般的です。

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