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Make(旧Integromat)の料金プランを比較|Free〜Teamsの選び方と損益分岐【2026年版】
ノーコード自動化ツールを探していて、ZapierとMakeの料金を見比べた人は少なくないだろう。Zapier Professional $29.99/月に対し、MakeのCoreプランは$10.59/月。「同じような自動化ができて3分の1の価格?」と目を疑い、料金ページを何度もスクロールする。ところが料金体系の単位がZapierの「タスク」とMakeの「オペレーション」で異なるため、単純に数字だけ比較しても正確なコスト計算ができない。
Makeの料金体系は「水道料金」に近い。基本料金があって、使った分(オペレーション数)だけメーターが回る。水道管の太さ(同時実行数)や水圧(実行間隔)もプランによって異なる。蛇口をちょろちょろ使うだけならFreeで済むが、シャワーと洗濯機と食洗機を同時に回す生活なら太い管が必要です。
Makeは全5プラン構成。Free(1,000 ops/月)、Core $10.59/月(10,000 ops)、Pro $18.82/月(10,000 ops)、Teams $34.12/月(10,000 ops)、Enterprise(要問合せ)。年払いで約17〜20%の割引あり。Zapierの半額以下で始められるのが最大の特徴。
Make公式の料金表とZapierの料金表を横に並べ、2026年5月時点で「どの業務量からMakeが得になるのか」を計算した。損益分岐点の具体的な数字が知りたい人向けの記事だ。
Makeの料金プラン一覧(2026年5月時点)
5プランをテーブルで並べます。金額はUSドル、月払い時の料金です。
| 項目 | Free | Core | Pro | Teams | Enterprise |
|---|---|---|---|---|---|
| 月額 | $0 | $10.59/月 | $18.82/月 | $34.12/月 | 要問合せ |
| オペレーション数/月 | 1,000 | 10,000 | 10,000 | 10,000 | カスタム |
| アクティブシナリオ数 | 2本 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| 最小実行間隔 | 15分 | 5分 | 1分 | 1分 | 1分 |
| データ転送量 | 100MB | 1GB | 1GB | 1GB | カスタム |
| ルーター・イテレーター | あり | あり | あり | あり | あり |
| カスタム変数 | なし | なし | あり | あり | あり |
| チーム機能 | なし | なし | なし | あり | あり |
| 優先実行 | なし | なし | あり | あり | あり |
| 追加ops購入 | 不可 | 可 | 可 | 可 | 可 |
CoreとProはオペレーション数が同じ10,000 ops/月。違いは実行間隔(5分 vs 1分)、カスタム変数、優先実行の有無。リアルタイム性が必要かどうかでプランが分かれます。
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各プランの詳細解説
Free — 1,000 ops/月:自動化の入口
月1,000オペレーション、アクティブシナリオ2本、実行間隔15分。Makeがどんなツールかを理解するには十分だが、実運用にはすぐ足りなくなる。たとえば「Gmailの新着→Slack通知→スプレッドシート記録」のシナリオなら1回3 ops。1日10回実行で30 ops。月に換算すると900 ops。ギリギリ収まるが余裕はない。
データ転送量も100MBと小さい。画像やPDFを扱うシナリオではすぐ上限に達する。まずは小さなシナリオで操作感を確認し、本格運用ではCoreへの移行が前提。
Core — $10.59/月:コスパの本命
10,000 ops/月、シナリオ数無制限、実行間隔5分、データ転送1GB。$10.59/月でこの内容は、自動化ツール市場でかなり手厚い。ルーター(条件分岐)やイテレーター(配列処理)もFreeと同様に使えるので、複雑なシナリオも組める。
Zapierの無料プラン(100タスク/月・5分間隔・シングルステップのみ)と比べると、Makeの$10.59/月のCoreはオペレーション数が100倍、マルチステップも自由。コスト面ではMakeが大幅に有利。
Pro — $18.82/月:リアルタイム自動化
Coreとの最大の違いは実行間隔が1分になること。5分間隔では遅い用途——チャットボットの応答、注文通知のリアルタイム処理、フォーム送信の即時通知——にはProが必要。カスタム変数や優先実行も解放され、込み合う時間帯でも処理が後回しにされにくい。
Coreとの差額は$8.23/月。この差額を「実行間隔5分→1分の価値」で判断する。EC注文の自動処理なら1分間隔の価値は大きい。日次バッチ処理ならCoreで十分。
Teams — $34.12/月:複数人での運用
Teamsはチーム機能が追加される。メンバーの招待、ロール管理、共有シナリオの運用が可能。組織でMakeを使う場合に必要になるプラン。個人利用ならProまでで事足りる。
Enterprise — 要問い合わせ:法人向けカスタム
SSO、監査ログ、SLA保証、専用インフラなど法人要件に対応。オペレーション数もカスタム設定。大規模な自動化基盤を構築する企業向け。
年払い vs 月払い — どちらが得か
| プラン | 月払い×12 | 年払い(一括) | 年間の節約額 |
|---|---|---|---|
| Core | $127.08 | 約$108 | 約$19(15%オフ) |
| Pro | $225.84 | 約$188 | 約$38(17%オフ) |
| Teams | $409.44 | 約$336 | 約$73(18%オフ) |
Coreの年間節約額は$19とそこまで大きくないが、Teamsなら$73浮く。まずは月払いで3か月ほど使ってオペレーション消費量を把握し、その上で年払いに切り替えるのが賢い手順。
隠れコスト・追加費用に注意
- 追加オペレーションパック:月のops上限を超えた場合、追加パックを購入できる。10,000 ops追加で数ドル程度。ただし毎月超過するならプランアップグレードのほうが割安。
- データ転送量:画像処理やファイル操作を含むシナリオではデータ転送量がボトルネックになることがある。Freeは100MB、有料プランでも1GB。大容量ファイルを頻繁に扱う場合は追加購入か運用の工夫が必要。
- 外部APIの料金:Make自体の料金とは別に、接続先のAPI(OpenAI、Google Maps等)が従量課金の場合がある。Makeの利用料だけでなく、連携先の費用もトータルで見積もること。
- エラー時のリトライ:シナリオがエラーで再実行されるとオペレーションが追加消費される。エラーハンドリングの設計が甘いと想定外のops消費が発生。
- Webhook受信:Webhookモジュールは受信時にもopsを消費する。外部からの大量通知を受けるシナリオでは消費量に注意。
競合ツールとの料金比較
自動化ツールの主要プレイヤーを並べて比較。処理量の単位が異なるため、同列比較には注意が必要です。
| ツール | 最安有料プラン | 無料プラン | 処理単位 | 含まれる処理量 |
|---|---|---|---|---|
| Make | $10.59/月 | あり(1,000 ops) | オペレーション | 10,000 ops |
| Zapier | $29.99/月 | あり(100タスク) | タスク | 750タスク |
| n8n | $24/月(Cloud) | セルフホスト無料 | 実行数 | 2,500実行 |
| Pabbly Connect | $20/月(買い切りあり) | なし | タスク | 12,000タスク |
Makeの$10.59/月はZapierの$29.99/月の約3分の1。しかもMakeのほうがビジュアルエディタで複雑な分岐やデータ変換を組みやすい。一方、Zapierは接続アプリ数が7,000以上で、ニッチなSaaSとの連携ではZapierのほうが対応している場合がある。
「コスト重視で複雑な自動化」ならMake。「対応アプリの広さと手軽さ」ならZapier。「買い切りで月額を抑えたい」ならPabbly Connect。用途に応じて使い分けが必要です。
どのプランから始めるべきか — タイプ別おすすめ
- 自動化ツールが初めての人:Freeで小さなシナリオを2〜3本試す。操作感を掴んでからCoreに移行。
- 個人事業主・フリーランス:Core $10.59/月が最適。10,000 opsでたいていの業務自動化はカバーできる。
- ECサイトやリアルタイム処理が必要な人:Pro $18.82/月。1分間隔で注文通知や在庫更新を処理したい場合はProの実行間隔が必要。
- チームでシナリオを共有・管理したい組織:Teams $34.12/月。メンバー管理とロール設定が追加される。
- 月額を一切払いたくない人:Pabbly Connectの買い切りプランか、n8nのセルフホスト(無料)を検討。
まとめ
Make(旧Integromat)の料金は、Free(1,000 ops)、Core $10.59/月、Pro $18.82/月、Teams $34.12/月、Enterprise(要問合せ)の5段階構成。最大の魅力はZapierの3分の1以下の価格で、ビジュアルエディタによる複雑な自動化が組めること。ルーター・イテレーター・データ変換といった高度な機能がCoreプランから使える点も強い。
マヤの私見としては、自動化ツールに月$30も出したくないならMakeのCoreプラン一択。$10.59/月で10,000 opsはZapierの同価格帯では得られないボリューム。ただしZapierのほうが対応アプリが多く、設定もシンプルなので、自動化の経験が浅い人や接続先のアプリが限定的な場合はZapierの使いやすさも捨てがたい。まずはMakeのFreeプランで2〜3本シナリオを組んでみて、自分の手に馴染むかどうかを試すのがよいでしょう。
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合わせて読みたい
- Makeの詳細レビュー — ビジュアル自動化ツールの実力
- Zapierの詳細レビュー — 7,000アプリ統合の最大手
- Pabbly Connectの詳細レビュー — 買い切り自動化の実力
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よくある質問(FAQ)
Makeの「オペレーション」とは何ですか?
オペレーション(ops)とは、シナリオ内の各モジュールが1回実行されるたびにカウントされる単位です。たとえば「Gmailで新着メールを取得→Slackに通知→スプレッドシートに記録」のシナリオなら、1回の実行で3オペレーション消費します。Zapierの「タスク」に近い概念ですが、カウント方法が異なります。
Makeの無料プランはどこまで使えますか?
無料プランでは月1,000オペレーション、アクティブシナリオ2本まで利用できます。実行間隔は15分。小規模な自動化の検証やMakeの操作感を確認するには十分ですが、実運用で毎日動かすには心もとない容量です。
MakeとZapierではどちらが安いですか?
同等の自動化処理量で比較すると、Makeのほうが大幅に安い傾向があります。たとえばMakeのCoreプラン$10.59/月で10,000 opsに対し、Zapierで同等の処理をするにはProfessional $29.99/月(750タスク)以上が必要になるケースが多いです。ただし接続アプリの種類はZapierのほうが豊富です。
オペレーション数が足りなくなったらどうなりますか?
月のオペレーション上限に達すると、シナリオの実行が停止します。プランをアップグレードするか、追加オペレーションパックを購入して対応します。なお、オペレーション消費量はダッシュボードでリアルタイムに確認できるので、事前にアラートを設定しておくと安心です。
年払いにするとどのくらいお得ですか?
年払い(12か月一括)にすると月払いと比べて約17〜20%安くなります。たとえばCoreプランは月払い$10.59に対し、年払いでは月あたり約$9程度になります。長期利用が確定しているならコスト面で有利です。
Makeは日本語で使えますか?
管理画面は英語のみです。日本語のUIや公式ドキュメントは提供されていません。ただしシナリオの構築はビジュアルベースのドラッグ&ドロップなので、英語が苦手でも直感的に操作できます。日本語コミュニティやブログ記事も増えており、学習リソースには困りません。