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Mailchimpの料金プラン完全ガイド|無料→Premiumの機能差と隠れコスト【2026年版】
メール配信ツールを探したとき、最初に名前が出てくるのがMailchimpだろう。知名度は抜群。無料プランもある。ところが料金ページを開いてみると、Free・Essentials 月¥1,150・Standard 月¥1,750・Premium 月¥34,500と、StandardとPremiumの間に約20倍の崖がある。さらに無料プランは250人・月500通の制限付き。数年前は2,000人・10,000通まで無料だったことを知っている人にとっては、制限の厳しさに驚くかもしれない。
Mailchimpの料金は「携帯電話の段階制データプラン」に近い。日本からの契約は円建てで、入口の月¥1,150は他社より安い部類。ただし容量(コンタクト数)を超えると自動で課金が上がり、気づかないうちに月額が膨らむ。しかも上位プランでしか使えない機能が多く、必要な機能を揃えると想定より高くなりがちです。
Mailchimpは全4プラン。Free(250人/500通)、Essentials 月¥1,150、Standard 月¥1,750、Premium 月¥34,500。年払いはなく、月払いのみ。Intuit傘下になったことで信頼性は高いが、料金体系は年々複雑になっています。
2026年7月時点の公式料金ページを1行ずつ読み解き、無料プランの縮小経緯・プランごとの隠れ上限・コンタクト数が増えたときの実質コストを洗い出した。
Mailchimpの料金プラン一覧(2026年7月時点)
4プランをテーブルにまとめます。金額は日本円(Mailchimpは地域別価格で、日本のアカウントは円建てで請求されます)。有料プランは500コンタクト時の基本料金です。
| 項目 | Free | Essentials | Standard | Premium |
|---|---|---|---|---|
| 月額 | ¥0 | ¥1,150/月 | ¥1,750/月 | ¥34,500/月 |
| コンタクト上限 | 250人 | 500人〜 | 500人〜 | 10,000人〜 |
| 月間メール送信数 | 500通 | 5,000通 | 6,000通 | 150,000通 |
| メールテンプレート | 基本のみ | 100種以上 | 100種以上 | 100種以上 |
| A/Bテスト | なし | 件名のみ | 件名+送信時間+コンテンツ | 多変量テスト |
| オートメーション | なし | 基本 | カスタマージャーニー | 全機能 |
| セグメント条件数 | 1条件 | 3条件 | 5条件 | 無制限 |
| ユーザー数 | 1名 | 3名 | 5名 | 無制限 |
| Mailchimpロゴ非表示 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
| 電話サポート | なし | なし | なし | あり |
FreeとEssentialsの差が最も目立つのは送信上限とロゴの有無。Freeでは月500通しか送れず、メールにMailchimpのロゴが表示される。Essentialsにすれば5,000通に増え、ロゴも消せます。
StandardとPremiumの間に月¥32,750の差がある点にも注目。Premium独自の機能は多変量テスト・電話サポート・無制限セグメントだが、多くの中小規模ユーザーはStandardで十分です。
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各プランの詳細解説
Free — 250人/500通:お試し用の枠
かつてはMailchimpの無料プランは「太っ腹」で有名だった。2,000人・月10,000通まで無料。ところが現在は250人・500通まで縮小(2026年2月の改定でさらに半減)。オートメーションも使えず、A/Bテストもなし。セグメント条件は1つだけ。Mailchimpの操作感を確かめる「試食コーナー」としては機能するが、実運用で無料を使い続けるのは難しい。
リストが250人に迫ったら早めに有料プランへの移行を計画しておくべき。250人を超えた瞬間にメール送信がブロックされます。
Essentials — 月¥1,150:無料からの最小アップグレード
ロゴ非表示、送信上限5,000通、テンプレート全種、基本オートメーション(ウェルカムシリーズなど)が使える。月¥1,150は手ごろだが、セグメント条件は3つまで。高度なターゲティングをしたいなら物足りなくなる。
コンタクト数が増えると料金も段階的に上がる。Essentialsなら1,500人で月¥2,300、2,500人で月¥3,450、5,000人で月¥5,750、10,000人で月¥8,650。リストが成長すると月¥1,150ではいられない構造。
Standard — 月¥1,750:Mailchimpの主力プラン
Mailchimpが推しているのがこのStandard。カスタマージャーニー(条件分岐オートメーション)、予測デモグラフィック、コンテンツオプティマイザーが使える。A/Bテストも件名だけでなく送信時間やコンテンツのテストが可能に。セグメント条件も5つに増加。
Essentialsとの差額は月¥600。この¥600でカスタマージャーニーとコンテンツ最適化が手に入るなら、多くのユーザーにとってStandardのほうが費用対効果は良い。実質的に「Mailchimpのスタンダード」と言える位置づけ。
Premium — 月¥34,500:大規模配信者向け
コンタクト10,000人からスタート。多変量テスト(4パターン同時比較)、無制限セグメント、電話サポート、比較レポートが含まれる。大量のリストを持つ企業や代理店が使うプランで、個人や小規模ビジネスには不要。
月¥34,500を払うなら、ActiveCampaignのProプラン($79/月・≒¥12,200)+専用のCRMの方が安くつく場合も少なくない。Premiumを選ぶ前に、他ツールとのコスト比較をしておくことをおすすめします。
年払い vs 月払い — どちらが得か
Mailchimpは基本的に月払いのみ。年払い割引の仕組みは提供されていません(2026年7月時点)。
これは他の主要メール配信ツールと比べるとデメリットです。ActiveCampaignは年払いで20〜25%オフ、GetResponseは18%オフ。Mailchimpで長期利用する場合でも月払い額がそのまま適用されるため、年間コストでは割高に感じるケースがあります。
月払いのメリットは「いつでも解約できる」柔軟性。短期間のキャンペーンや季節的な利用には向いている。
隠れコスト・追加費用に注意
- コンタクト数の自動アップグレード:リストが上限を超えると自動で次の価格帯に移行。意図しない課金増に注意。定期的にリストをクリーニングして非アクティブ登録者を削除するのがコスト管理の基本。
- アーカイブされた連絡先も課金対象:Mailchimpでは「購読解除した連絡先」もアーカイブに残っている限り課金対象になる場合がある。不要な連絡先は完全に削除すること。
- 追加ユーザー:Freeは1名、Essentialsは3名まで。それ以上の管理者を追加するにはStandard以上が必要。
- EC連携のトランザクションメール:Shopify等との連携は無料だが、トランザクションメール(注文確認等)のカスタマイズは有料プランが前提。Mandrill(Mailchimpのトランザクションメールサービス)を使う場合は別途費用。
- サポート品質:Free・Essentialsはチャットとメールのみ。電話サポートはPremium限定。レスポンスの速さにも差がある。
競合ツールとの料金比較
メール配信ツールを最安有料プラン(1,000人前後)で横並び比較。
| ツール | 最安有料プラン | 無料プラン | 年払い割引 |
|---|---|---|---|
| Mailchimp | ¥1,150/月(Essentials) | あり(250人/500通) | なし |
| MailerLite | $12/月 | あり(250人/2,500通) | あり(約20%) |
| Brevo | $9/月 | あり(無制限/300通日) | あり |
| GetResponse | $19/月 | あり(500人/2,500通) | あり(18〜30%) |
Mailchimpの月¥1,150はMailerLite $12/月(≒¥1,850)やBrevo $9/月(≒¥1,400)と比べても安い部類に入る。ただしMailchimpには年払い割引がないため、長く使うほど年払いのある他ツールとの差は縮まる。MailerLiteの無料プランは250人・月2,500通。登録できる人数はMailchimpと同じ250人だが、送れる通数は月500通のMailchimpより5倍多い。
ではなぜMailchimpを選ぶ人がいるのか。理由は「EC連携の豊富さ」と「テンプレートの品質」。Shopify・WooCommerce・BigCommerce等との連携が充実しており、ECサイト運営者にとっては連携のしやすさがツール選びの決め手になることが多い。
どのプランから始めるべきか — タイプ別おすすめ
- メール配信を試したい初心者:Freeで操作感を確認。ただし250人/500通の制限は厳しいので、すぐに有料か他ツールへの移行を見据えておく。
- 小規模ビジネスでメール配信を始める人:Standard 月¥1,750がおすすめ。Essentialsとの差額¥600でカスタマージャーニーが使えるのは大きい。
- ECサイト運営者:StandardでShopify連携を活用。カート放棄メールやトランザクションメールが必要ならStandard以上。
- コスト最優先の人:MailchimpよりMailerLiteのほうが安い。無料プランも250人まで使える。
- 大規模リスト(10,000人以上):Premiumを検討する前に、ActiveCampaignやBrevoの同価格帯と比較すること。$350/月に見合う機能を使い切れるか確認。
まとめ
Mailchimpの料金はFree(250人/500通)、Essentials 月¥1,150、Standard 月¥1,750、Premium 月¥34,500の4段階。無料プランは年々制限が厳しくなっており、実用的に使えるのはEssentials以上。年払い割引がないため、長期利用では他ツールより年間コストが高くなる傾向がある。
マヤの私見としては、Mailchimpの強みはEC連携の充実度とブランド力。Shopifyとの連携を軸にメール配信を組み立てたいECサイト運営者にはStandardプランが合う。一方で注意したいのは、日本価格の月¥1,150は「入口が安いだけ」だという点。無料プランが250人・月500通・自動化なしとほぼ使い物にならないので、事実上いきなり課金からのスタートになる。しかも年払い割引がないぶん、年払いのあるMailerLite($12/月・年払い約$10.80/月)やBrevo($9/月)とは長期で差が縮まり、無料のうちに試せる範囲では両者のほうが厚い。安さで負けているのではなく、無料枠と機能開放の設計で負ける。「Mailchimpだから安心」というブランドにどこまで価値を見出すかが、選択の分かれ目です。
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合わせて読みたい
- Mailchimpの詳細レビュー — 世界最大手のメール配信の実力
- MailerLiteの詳細レビュー — コスパ型メール配信の実力
- Brevoの詳細レビュー — 無料プランからMAまで
- ActiveCampaignの詳細レビュー — MA特化型メール配信
- メール配信ツールおすすめランキング【2026年版】
よくある質問(FAQ)
Mailchimpの無料プランは今でも使えますか?
はい、2026年7月時点でも無料プランは利用可能です。ただし2026年2月の改定でさらに半減し、現在はコンタクト250人・月500通(1日250通)まで。以前(2,000人・10,000通)より大幅に縮小されています。Mailchimpのロゴがメールに表示されます。
EssentialsとStandardの違いは何ですか?
大きな違いはオートメーション機能とセグメント条件の数です。Essentialsは基本的なオートメーション(ウェルカムメールなど)に限定されますが、Standardではカスタマージャーニー、予測デモグラフィック、コンテンツ最適化が使えます。A/Bテストの変数もStandardで拡張されます。
Premiumプラン$350/月は誰向けですか?
Premiumはコンタクト10,000人以上の大規模配信者向けです。高度なセグメント、多変量テスト、電話サポートが含まれます。個人事業主や中小企業がPremiumを選ぶケースは稀で、Standardで対応できる場合がほとんどです。
コンタクト数を超過すると何が起きますか?
プランのコンタクト上限を超えると、自動的に次の料金帯に移行するか、超過分に対する追加料金が発生します。意図せずコストが跳ね上がるケースがあるため、定期的にリストのクリーニング(非アクティブ登録者の削除)を行うのが節約のコツです。
Mailchimpは日本語に対応していますか?
管理画面は英語のみですが、メール本文やフォームは日本語で作成可能です。日本語のテンプレートは公式には提供されていませんが、HTMLメールエディタで自由にレイアウトを組めます。サポートも英語対応のみです。
Mailchimpより安く済むツールはありますか?
Brevoは月$9(≒¥1,400)から、MailerLiteは購読者500人で月$12(≒¥1,850)。MailchimpのEssentialsは月¥1,150なので、実は日本から契約する場合はMailchimpがいちばん安い帯があります。機能面ではMailchimpのほうがEC連携やテンプレートが豊富です。ただしMailchimpの無料プランは250人・月500通・自動化なしとほぼ試用枠なので、「無料のうちに機能をひと通り試したい」ならMailerLiteやBrevoが有力な選択肢になります。