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WixでECサイト・ネットショップを作る方法|機能・費用・注意点【2026年版】
ハンドメイドアクセサリーを作っている副業クリエイターが、minneとCreemaに出品しながら「手数料が高い。自分のサイトで売りたい」と考え始めた。Shopifyを調べたら月$39。「EC専用ツールに月4,000円は厳しい」と諦めかけたとき、既に使っていたWixにEC機能があることを知った。サイト構築のついでにショップが開ける。そんなケースが増えている。
ひとことで例えるなら、WixのEC機能は「居酒屋の座敷に物販コーナーを設けた」ようなもの。本業はサイト構築。EC機能はオプション。Shopifyが「EC専用の巨大モール」なら、WixのECは「自分の店の一角に並べた商品棚」。品揃え50点以下の小規模ECなら、これで十分回る。
WixのEC対応プランはBusiness($17/月)から。決済はStripe・PayPal・Square等を接続。Wix自体は決済手数料を取らない(プロバイダー手数料のみ)。物理商品・デジタル商品・サービス予約の販売に対応。商品登録数の上限なし。
ここでは運営者マヤが、Wix公式ヘルプとeCommerceドキュメントを2026年5月時点で付き合わせ、「WixでECサイトを作る手順・費用・注意点」をまとめました。
Wix eCommerceでできること・できないこと
| できること | できないこと・制限 |
|---|---|
| 物理商品の販売(在庫管理付き) | Wixペイメントが日本非対応(Stripe/PayPal要) |
| デジタル商品の販売(ダウンロード自動配信) | 複数通貨での同時在庫管理は不可 |
| サービス予約+事前決済 | 高度なサブスクリプション管理はBusiness Elite以上 |
| クーポン・割引コードの発行 | アフィリエイト機能は標準搭載なし |
| 自動税計算(一部地域) | 日本の消費税は手動設定 |
| カゴ落ちメール自動送信 | 多店舗管理(複数ECを1アカウントで) |
| 送料の条件別設定(重量・地域・金額) | POS連携は限定的 |
EC対応プランと費用
WixのECプランは2024年のプラン改定で変わった。2026年5月時点の構成。
| プラン | 月額(年払い) | EC機能 | 決済手数料 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|
| Light | $17 | ×(決済不可) | — | 2GB |
| Core | $13 | ×(決済不可) | — | 50GB |
| Business | $17 | ✅ フルEC機能 | 0%(プロバイダー手数料のみ) | 100GB |
| Business Elite | $159 | ✅ 高度なEC機能 | 0% | 無制限 |
実質コスト計算(月商10万円のケース)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| Wix Businessプラン | $17/月(約¥2,500) |
| Stripe決済手数料(3.6%) | ¥3,600/月 |
| 独自ドメイン(2年目以降) | 約¥125/月 |
| 合計 | 約¥6,225/月 |
minneの手数料(10.56%)で月商10万円なら¥10,560。Wix+Stripeなら¥6,225。差額は月¥4,335。年間で約¥52,000の差。ただしWixは集客を自分でやる必要がある。minneはモール集客がある。この差を理解した上で選ぶ。
ECサイト構築の手順
Step 1: Businessプランに加入する
Wixダッシュボード →「アップグレード」→ Businessプランを選択。年払いで$17/月。月払いだと割高になるため年払い推奨。
Step 2: 決済プロバイダーを接続する
- ダッシュボード →「設定」→「決済」
- Stripeを選択(日本で最も一般的)→ Stripeアカウントを作成して接続
- PayPalも追加で接続(PayPal派の顧客向け)
- 銀行振込・コンビニ決済を追加する場合はKomoju等の外部サービスを検討
Step 3: 商品を登録する
- ダッシュボード →「ストア商品」→「商品を追加」
- 商品名・説明・価格・在庫数を入力
- 画像をアップロード(複数枚可。正方形推奨)
- バリエーション設定(サイズ・カラー等)
- 送料設定(商品ごとに重量を入力)
Step 4: 送料・税金を設定する
| 設定項目 | 設定場所 | ポイント |
|---|---|---|
| 送料 | 設定 → 配送と注文処理 | 地域別・金額別・重量別で条件設定 |
| 消費税 | 設定 → 税金 | 日本は手動設定(税込表示推奨) |
| 送料無料条件 | 配送ルール内 | 「¥5,000以上で送料無料」等 |
Step 5: 法的ページを作成する
- 特定商取引法に基づく表示(日本のECサイトは義務)
- プライバシーポリシー(個人情報の取り扱い)
- 返品・交換ポリシー
- 利用規約
Wixの固定ページで作成し、フッターからリンクする。テンプレートはWix公式ヘルプに用意されている。
Wix EC vs Squarespace vs Shopify 比較
| 項目 | Wix Business | Squarespace Business | Shopify Basic |
|---|---|---|---|
| 月額 | $17 | $33 | $39 |
| EC手数料 | 0% | 3%(Commerce以上で0%) | 0%(Shopify Payments利用時) |
| 決済手数料 | Stripe 3.6% | Stripe 3.6% | 3.55%〜(Shopify Payments) |
| 商品数上限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| デザインの自由度 | ◎ | ◎ | ○(テーマ依存) |
| EC機能の充実度 | ○ | ○ | ◎ |
| アプリ/プラグイン | Wixアプリマーケット | 少ない | ◎(8,000+アプリ) |
| 日本語サポート | △(一部日本語) | ×(英語のみ) | ○(日本語あり) |
| 向いている人 | サイト+小規模EC | デザイン重視EC | EC専業・中〜大規模 |
月商30万円以下の小規模ECならWixの$17で十分。月商30万円を超えたらShopifyへの移行を検討する時期。
Wix ECでよくある失敗3つ
失敗1: Lightプランで「決済ができない」と気づく
Lightプランはサイト構築ツールであってECプランではない。「ネットショップ」タブは表示されるが、決済機能はBusinessプラン以上限定。LightからBusinessへのアップグレードは管理画面から数クリックで完了する。
失敗2: 日本の消費税設定を忘れて税抜価格で販売
Wixのデフォルト税設定は日本の消費税を自動計算しない。手動で「税率10%・税込価格表示」に設定する必要がある。消費者向けEC(BtoC)では総額表示が義務化されている。税抜表示のままだと法令違反になる。
失敗3: 特定商取引法の表示ページを作らない
日本でECサイトを運営する場合、特定商取引法に基づく表示は義務。Wixのテンプレートには含まれていないため、自分で固定ページを作成してフッターからリンクする必要がある。記載項目:販売者名・所在地・電話番号・メールアドレス・返品条件・支払方法・引渡時期。
デジタル商品を売る場合の設定
PDF・動画講座・テンプレート・素材集などのデジタル商品は、物理商品とは別の設定が必要。
デジタル商品の登録手順
- 「ストア商品」→「デジタル」タブで追加
- ファイルをアップロード(上限1GB/ファイル)
- 価格を設定(¥0設定でリード獲得用の無料配布も可能)
- 購入後のダウンロードリンク自動送信が有効か確認
Wix vs 専用ツールの比較
| 機能 | Wix | Gumroad | Podia |
|---|---|---|---|
| ダウンロード販売 | ✅ | ✅ | ✅ |
| サブスク販売 | Business Elite以上 | ✅ | ✅ |
| アフィリエイト機能 | × | ✅ | ✅ |
| クーポン | ✅ | ✅ | ✅ |
| バンドル販売 | △(手動) | ✅ | ✅ |
| 月額 | $17〜 | 無料(手数料10%) | $9〜 |
デジタル商品の販売が主目的なら、GumroadやPodiaの方が機能が充実している。「既にWixでサイトがあって、追加でデジタル商品も売りたい」場合にWixのデジタル販売機能が活きる。
まとめ — 「ECがメインかサブか」で選ぶツールが変わる
WixのEC機能は「サイトの一部としてショップを付ける」ための機能。EC専業ツール(Shopify)と正面から比較するものではない。Businessプラン$17で始められる手軽さ、サイト構築とEC構築が1ツールで完結する効率性が利点。逆に、商品数100点以上・月商50万円以上のEC専業には機能不足。
マヤの私見としては、「ハンドメイド作家がminneの手数料を節約するために自サイトで売る」「コンサルタントが自社サイトにPDF教材の販売ページを追加する」——こういう「ECがサブ」のケースでWixは力を発揮する。ECがビジネスの中核なら、最初からShopifyを選んだ方が後の移行コストを省ける。
合わせて読みたい
- Wix料金プラン比較|Light〜Businessの選び方
- Wix完全ガイド|できること・料金・評判まとめ
- Squarespace完全ガイド|デザイン重視のサイトビルダー
- オンライン決済ツール比較ランキング
- Wix評判・口コミまとめ|メリットと注意点
よくある質問
Q. WixでネットショップはどのプランからECを作れる?
EC機能が使えるのはBusiness($17/月)以上です。Light($17/月)やCore($13/月)プランでは決済機能が使えません。Business Eliteプラン($159/月)にはサブスクリプション販売・自動税計算・高度な在庫管理が含まれます。商品数50点以下の小規模ECならBusinessプランで十分です。
Q. Wix ECの決済手数料は?
Wix自体は決済手数料を取りません。決済プロバイダー(Stripe・PayPal・Square等)の手数料がそのまま適用されます。Stripeの場合は日本で3.6%+¥0/決済。PayPalは3.6%+¥40/決済。Wixペイメント対応地域では2.9%+30¢ですが、日本はWixペイメント非対応(2026年5月時点)のためStripeかPayPalが主力です。
Q. 日本円での販売は可能?
可能です。Wixの通貨設定で日本円(JPY)を選択できます。StripeやPayPalを接続すれば日本円決済に対応します。多通貨表示にも対応しており、海外顧客には現地通貨で表示して円建てで決済する設定もできます。
Q. デジタル商品(PDF・動画)も販売できる?
販売できます。Wixには「デジタル商品」カテゴリがあり、購入後にダウンロードリンクが自動送信されます。PDF・画像・音声・動画ファイル、ライセンスキーなどが対象。ファイルサイズ上限は1ファイル1GBです。ただし本格的なデジタル販売(クーポン・アフィリエイト・バンドル販売)にはGumroadやPodia等の専用ツールの方が機能が充実しています。
Q. WixとShopify、ECならどちらがいい?
商品数100点以上・EC専業ならShopifyが有利です(決済・在庫・配送・分析が高度)。一方、「サイトの一部にEC機能を足したい」「商品数30点以下」「サイト構築もEC構築も1ツールで完結させたい」場合はWixが向いています。ECがサイトの中心ならShopify、サイトの一機能ならWixという判断基準です。
Q. 特定商取引法の表示はどうすればいい?
日本でECサイトを運営する場合、特定商取引法に基づく表示が義務付けられています。Wixの固定ページで「特定商取引法に基づく表示」ページを作成し、販売者名・住所・電話番号・メールアドレス・返品条件・支払方法・引き渡し時期を記載してください。フッターからリンクを設置するのが一般的です。
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最終更新: 2026年5月17日