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オンライン講座の決済・入金を自動化する方法|Stripe・PayPal・分割払い設定【2026年版】

講座を公開して販売ページも作った。SNSで告知したら「買いたいです」というDMが3件。嬉しい。しかし次の瞬間「お支払いはどうすれば?」と聞かれて固まる。銀行振込の口座番号を個別に送り、入金確認して手動で受講権を付与——この運用は5人で限界が来る。

講座の決済は水道管の配管工事に例えるのが分かりやすい。蛇口をひねれば水が出る(受講者がカードを入力すれば即座に講座にアクセスできる)状態を作るのが目的。配管を一度つなげば、あとは何人蛇口をひねっても手動の作業はゼロ。今日の設定が明日から何百件もの決済を自動で処理してくれる。

Stripeの審査は最短即日、PayPalは即時。Teachable+Stripeなら設定15分。手数料は3.6%(Stripe日本)。分割払いもサブスク課金もプラットフォーム側の設定だけで完結する。この記事の手順を終える頃には、決済の自動化が仕上がっている。

ここでは運営者マヤが、主要プラットフォーム別に決済設定の手順を整理しました。


決済の全体像:4つの課金モデル

まず講座ビジネスで使う課金モデルを整理する。

課金モデル仕組み向いている講座プラットフォーム対応
単発決済1回払い(買い切り)完結型の単独講座全プラットフォーム対応
分割払い月々の自動引き落とし(例:3回・6回)高額講座(3万円〜)Teachable / Thinkific / Systeme.io
サブスクリプション毎月定額課金(メンバーシップ)継続型・コミュニティ付き講座Teachable / Thinkific / Kajabi / Systeme.io
バンドル複数講座をまとめて割引販売講座が3本以上ある場合Teachable / Thinkific / Kajabi

この4モデルを理解した上で、自分の講座に合ったモデルを選ぶ。迷ったらまず「単発決済」でスタートし、売上が立ってから分割払いやサブスクを追加するのが安全。価格設定の考え方は講座の価格設定ガイドで解説している。


Step 1:Stripeアカウント開設と接続

どのプラットフォームを使うにせよ、まずStripeアカウントが必要。Stripeは世界で最も使われているオンライン決済インフラで、日本法人もある。

Stripeアカウント開設(10分)

  1. stripe.com にアクセス:「今すぐ始める」をクリック。
  2. メールアドレスとパスワードを入力:Gmailでも可。
  3. 本人確認情報を入力:氏名・住所・生年月日・電話番号。個人事業主なら「個人 / 個人事業主」を選択。
  4. 銀行口座を登録:売上の入金先。日本の銀行口座でOK。
  5. 審査完了を待つ:通常1〜2営業日。即日で使えるケースも多い。

プラットフォーム別Stripe接続手順

プラットフォーム接続場所所要時間
TeachableSettings → Payments → 「Connect Stripe」5分
ThinkificSettings → Payment providers → Stripe → 「Connect」5分
Systeme.ioSettings → Payment integrations → Stripe → APIキーを入力10分
KajabiSettings → Payment integrations → Stripe → 「Connect」5分

共通の注意点:Stripeの「テストモード」と「本番モード」を間違えないこと。APIキーを入力する場合は「pk_live_」「sk_live_」で始まる本番用キーを使う。「pk_test_」「sk_test_」はテスト環境用。


Step 2:PayPalを追加する(オプション)

Stripeだけで十分だが、PayPalを追加すると「カードを持たない層」「PayPal残高で支払いたい層」を拾える。海外の受講者がいる場合はPayPal対応が有効。

プラットフォームPayPal接続設定場所
Teachable対応(Teachable Payments経由)Settings → Payments
Thinkific対応Settings → Payment providers → PayPal
Systeme.io対応Settings → Payment integrations → PayPal
Kajabi対応Settings → Payment integrations → PayPal

手数料比較:Stripe 3.6%(日本国内カード)、PayPal 3.6%+40円。少額商品(1,000円以下)ではPayPalの固定手数料40円が割合的に大きくなるため、低価格帯はStripe優先が合理的。


Step 3:分割払いの設定

3万円以上の講座には分割払いオプションを用意すると購入率が上がる。受講者の心理ハードルを下げる効果が大きい。

プラットフォーム別 分割払い設定

プラットフォーム設定場所分割回数備考
Teachable講座の価格設定 → Payment Plan自由(2〜12回)回数・金額・間隔を自由設定
Thinkific講座の価格設定 → Subscription自由月額サブスクとして設定(例:3ヶ月限定)
Systeme.io講座の価格設定 → Payment Plan自由1回目だけ金額を変える(頭金設定)も可能

分割払いの設計ポイント:


Step 4:サブスク課金の設定

メンバーシップモデルで運営する場合はサブスク(月額・年額)課金を設定する。

項目設定のポイント
月額 vs 年額両方用意し、年額は月額の10ヶ月分(2ヶ月分お得)に設定
無料トライアル7日または14日が一般的。3日は短すぎて効果が薄い
解約後のアクセス課金期間終了までアクセス維持が標準。即停止は不満が出やすい
コンテンツの段階的解放Drip機能で毎週新レッスンを解放すると継続率が上がる

コミュニティ付きメンバーシップの運営方法はコミュニティ×講座で月額課金モデルを作る方法で詳しく解説している。


Step 5:ダニング(未払い自動回収)設定

サブスクや分割払いでは、カード期限切れ・残高不足で決済が失敗することがある。放置すると売上の5〜10%が回収漏れになる。ダニング(自動督促・再試行)を設定しておけば、この取りこぼしを減らせる。

プラットフォーム別ダニング設定

プラットフォーム自動リトライ督促メール設定場所
Teachable最大4回・14日間自動送信Settings → Payments → Dunning
ThinkificStripe Smart Retriesカスタム可Stripe Dashboard → Revenue Recovery
Systeme.io自動リトライ自動送信Settings → Payment → Dunning
Stripe単体Smart Retries(AI判定)カスタム可Stripe Dashboard → Revenue Recovery

ダニングのベストプラクティス:

  1. 決済失敗の当日にメール1通目(「お支払い方法を更新してください」)
  2. 3日後にリトライ+メール2通目
  3. 7日後にリトライ+メール3通目(「〇日後にアクセスが停止されます」)
  4. 14日後に最終リトライ → 失敗なら自動解約

StripeのSmart Retriesは機械学習で「回収できそうなタイミング」を自動判定してリトライする。手動設定より回収率が高いため、Stripe Smart Retriesが使える環境なら有効化しておこう。


決済手数料 比較表

決済手段手数料率固定手数料入金サイクル
Stripe(日本国内カード)3.6%なし週1回(4営業日後)
Stripe(海外カード)3.6%なし週1回(4営業日後)
PayPal3.6%+40円/件即時(PayPal残高)
Teachable Payments3.9%+30¢月1回(米国口座向け)

月商10万円の場合の手数料差:Stripe 3,600円 vs Teachable Payments 約4,200円。年間で約7,200円の差。月商が上がるほど差は広がるため、早めにStripe接続へ移行するのが得策。各プラットフォームの手数料詳細は海外SaaS日本円決済ガイドで解説している。


決済自動化チェックリスト

#確認項目完了
1Stripeアカウント開設・審査完了
2プラットフォームとStripeを接続
3テスト購入($0クーポン)で決済→受講権付与を確認
4PayPal追加(必要なら)
5分割払いオプション設定(高額講座の場合)
6サブスク設定(メンバーシップの場合)
7ダニング(自動督促)設定
8購入完了メールの文面確認
9返金ポリシーを販売ページに記載
10特商法表記を記載

まとめ:決済設定は1時間の初期投資

Stripe接続15分、テスト購入10分、分割払い設定10分、ダニング設定10分——合計45分〜1時間で決済の自動化が完了する。この1時間が、今後のすべての売上を「カード入力→即アクセス開放」の全自動フローに変えてくれる。銀行振込の入金確認・手動でのアクセス権付与からは卒業しよう。

講座全体の立ち上げフローはひとりで講座を立ち上げる30日チェックリストへ。プラットフォーム選びから検討するなら講座販売プラットフォーム比較ランキングを参照。

よくある質問

Q. StripeとPayPal、どちらを先に設定すべき?

Stripeを先に設定してください。手数料が安く、カード決済のコンバージョン率が高い傾向があり、分割払い・サブスク課金の設定もStripeの方が柔軟です。PayPalはカードを持たない層向けのサブ決済として追加するのが合理的です。

Q. 分割払いの手数料は誰が負担する?

決済手数料(Stripe 3.6%)は各回の決済ごとに発生します。一括でも分割でも手数料の合計額は同じです。手数料を受講者に転嫁するかどうかは講座の価格設定で調整します。

Q. 未払い(カード期限切れ等)が発生したらどうなる?

ダニング(自動督促)機能で自動リトライされます。Teachableは最大4回・14日間、Stripe Smart Retriesで回収率を最大化。回収できなければ自動解約(講座アクセス停止)になります。

Q. 日本円での決済は可能?

Stripeは日本円決済に対応しています。Stripeアカウントの通貨をJPYに設定すれば、日本の銀行口座に日本円で入金されます。

Q. 返金はどう処理する?

Teachable・Thinkific・Systeme.ioとも管理画面からワンクリックで返金処理できます。5〜10営業日で受講者のカードに戻ります。Stripeの決済手数料は返金しても戻らない点に注意してください。

Q. Teachable Paymentsとは?Stripeと何が違う?

Teachableの内蔵決済で、Stripeアカウント不要で使えます。手数料は3.9%+30¢とStripe直接接続(3.6%)より割高。月商10万円超なら自前Stripe接続への切り替えを推奨します。

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最終更新: 2026年5月18日