無料で使えるメール配信システム5選|0円から始めるメルマガ運用【2026年版】
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「メルマガを始めたいけど、ツール代を払うほど読者がいない」。ブログを書き始めた頃の自分もまさにそうだった。登録フォームを置いてみたものの、読者は5人。毎月数千円のツール代を払うのはけっこうキツい。
メール配信システム選びは、引っ越しの物件探しに似ている。最初から4LDKの分譲マンションを買う人はいない。まずはワンルームで暮らしてみて、荷物が増えたら引っ越せばいい。無料プランは、その「お試しワンルーム」だ。
実は2026年現在、無料で使えるメール配信システムは驚くほど充実している。登録者10,000人まで0円のものもあれば、オートメーションまで無料で使えるものもある。5年前とは比べものにならない。
この記事では、実際に全ツールを触った上で「本当に使える」無料プランを5つに絞った。無料枠の数字、できること・できないこと、そして有料に切り替えるべきタイミングまで、率直に書いていく。
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なぜ無料ツールから始めるのが正解か
メルマガ運用で最初にぶつかる壁は「ツール代」ではなく「続くかどうか」だ。月額費用が発生すると、読者が増えない時期に「お金だけ払ってる」感覚がジワジワとストレスになる。
無料プランなら、そのプレッシャーがゼロ。書くことに集中できる。読者が50人の段階でメールの書き方を練習し、反応率を見ながら改善し、自分のペースでリストを育てられる。
もうひとつ大事なのは、ツールとの相性だ。管理画面の使い心地、エディタの操作感、フォームのデザイン自由度——こういうのは使ってみないとわからない。無料プランは「試着室」でもある。合わなければ別のツールに乗り換えればいいだけだ。
ただし、無料プランには当然制限がある。ロゴが消せない、オートメーションが使えない、登録者の上限が少ない。その制限がどこで効いてくるかは、ツールによってまったく違う。だからこそ、5つのツールを並べて比べる意味がある。
無料ツール① Kit — 登録者10,000人まで無料の太っ腹
概要
Kit(旧ConvertKit)は、ブロガーやクリエイター向けに設計されたメール配信システム。2024年のリブランディングで名前が変わったが、中身は同じ。とにかく「シンプルで迷わない」がコンセプトで、HTMLテンプレートではなくプレーンテキスト風のメールが得意だ。
無料枠でできること
- 登録者: 10,000人まで
- メール配信数: 無制限
- ランディングページ: 無制限
- 登録フォーム: 無制限
- カスタムドメイン対応
メリット
- 登録者10,000人・配信無制限は、無料プランとしては破格
- LPとフォームが無制限なので、リードマグネットを量産できる
- 管理画面がシンプルで初心者でも迷いにくい
デメリット
- オートメーション(自動配信シーケンス)は無料プランでは基本1本まで
- 管理画面は英語のみ
- デザインテンプレートの種類は少なめ
向いている人
メルマガを「これから始める」人。まだ読者ゼロでも、10,000人まで無料なので当分の間は課金を心配しなくていい。ステップメールは後から考えるとして、まずはリストを集めることに集中したい人にぴったりだ。
無料ツール② Brevo — 通数課金で大きなリストも低コスト
概要
Brevo(旧Sendinblue)は、フランス発のマーケティングプラットフォーム。最大の特徴は「コンタクト数」ではなく「配信数」で課金される点。つまり、リストが10万件あっても、送らなければ料金はかからない。管理画面が日本語に対応しているのもひそかにうれしい。
無料枠でできること
- コンタクト数: 無制限
- 1日の配信上限: 300通(月に換算すると約9,000通)
- オートメーション: 対応
- トランザクションメールも送信可能
メリット
- コンタクト数が無制限。リストをどれだけ溜めてもOK
- 無料プランでもオートメーションが使える
- 管理画面が日本語対応で操作しやすい
デメリット
- 1日300通の制限があるため、リストが大きくなると一斉配信が数日に分散される
- メールにBrevoのロゴが入る
- A/Bテストは有料プランから
向いている人
すでにそこそこのリストを持っていて、配信頻度は週1〜2回程度という人。コンタクト数無制限なのでリストをインポートしても追加課金が発生しない。頻繁に配信しないなら、1日300通でも十分回る。
無料ツール③ MailerLite — 登録者250人+オートメーション付き
概要
MailerLiteは、リトアニア生まれの軽量メール配信システム。「Lite」の名前どおり動作が軽く、ドラッグ&ドロップのメールエディタがとても使いやすい。無料プランでもオートメーションが使える数少ないツールのひとつだ。
無料枠でできること
- 登録者: 250人まで
- 月間配信数: 2,500通
- オートメーション: 対応
- ランディングページ: 10個
- 登録フォーム: 対応
メリット
- 無料プランでオートメーション(ステップメール)が組める
- ドラッグ&ドロップエディタの操作性が良い
- LPが10個まで作れるので、複数のリードマグネットを試せる
デメリット
- 登録者250人の上限はかなり早く到達する
- メールにMailerLiteのロゴが入る
- テンプレートの種類は有料プランより少ない
向いている人
「無料でステップメールを組みたい」という人にはベストな選択肢。登録者250人までという上限は小さいが、その範囲内であればオートメーション・LP・フォーム・エディタと、有料ツール並みの機能が揃っている。
無料ツール④ Mailchimp — 連携数で選ぶなら
概要
Mailchimpは、メール配信システムの代名詞的存在。世界中で使われていて、外部サービスとの連携(インテグレーション)数はダントツに多い。WordPressやShopify、Canvaなど、とにかく「繋がる」ツールが多いのが強み。
無料枠でできること
- 登録者: 500人まで
- 月間配信数: 1,000通(1日500通が上限)
- オートメーション: 非対応
- テンプレート: 限定的
メリット
- 外部サービスとの連携数がとにかく多い
- 知名度が高く、使い方の情報がネット上にたくさんある
- レポート機能(開封率・クリック率など)は無料でも見られる
デメリット
- 登録者500人・月1,000通は、無料プランの中ではかなり少ない
- 無料プランではオートメーションが使えない
- 近年の料金改定で無料枠がどんどん縮小されている
向いている人
すでにWordPressやECサイトを運営していて、メール配信システムとの連携を重視する人。Mailchimpの連携エコシステムは他のツールよりはるかに広い。ただし、無料枠自体は他と比べてかなり狭いので、リストが増えたら早めに有料プランか他ツールへの移行を考える必要がある。
無料ツール⑤ Systeme.io — メール配信だけじゃない無料オールインワン
概要
Systeme.ioは、フランス発のオールインワンマーケティングプラットフォーム。メール配信だけでなく、セールスファネル・オンライン講座・ブログ・アフィリエイト管理まで1つのツールに入っている。「いろいろなツールを行き来するのが面倒」という人には刺さるはず。
無料枠でできること
- コンタクト数: 2,000人
- メール配信数: 無制限
- オートメーション: 1本
- セールスファネル: 3本
- オンライン講座: 1本
- ブログ: 対応
メリット
- メール配信・ファネル・講座・ブログが全部無料で使える
- 配信数が無制限
- オートメーションが1本だけだが無料で組める
デメリット
- 管理画面は英語(日本語非対応)
- メールエディタの自由度は専用ツールに比べると低い
- 機能が多い分、最初はどこから手をつければいいか迷いやすい
向いている人
メール配信だけでなく、ファネルや講座販売もまとめてやりたい人。複数のツールを契約する代わりにSysteme.io1本で済ませたいタイプには最適。逆に「メール配信だけでいい」という人には機能過多に感じるかもしれない。
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5ツールの無料枠を一覧で比較した
ここまで個別に紹介してきた5つのツールを、一覧表でまとめて見比べてみよう。
| ツール名 | 登録者上限 | 月間配信数 | オートメーション | LP | フォーム |
|---|---|---|---|---|---|
| Kit | 10,000人 | 無制限 | × | 無制限 | 無制限 |
| Brevo | 無制限 | 約9,000通 (日300通) |
○ | — | ○ |
| MailerLite | 250人 | 2,500通 | ○ | 10個 | ○ |
| Mailchimp | 500人 | 1,000通 (日500通) |
× | — | ○ |
| Systeme.io | 2,000人 | 無制限 | ○ (1本) | ファネル3本 | ○ |
こうして並べてみると、ツールごとに「何が太っ腹で何がケチか」がはっきり見える。Kitは登録者数がダントツだがオートメーションは無料だと1本まで。Brevoはコンタクト無制限だが1日の配信数に天井がある。MailerLiteは無料でも自動化が使えるバランス型だが、登録者250人の枠はかなり小さい。自分の優先順位に合わせて選ぼう。
無料プランの限界と有料に切り替えるタイミング
無料プランは「入口」としては十分すぎるが、いつまでも無料のままでいられるわけではない。有料プランへの切り替えを検討すべきタイミングは、だいたい以下の3つだ。
- 登録者が上限に近づいたとき — Kitなら10,000人、MailerLiteなら250人。上限を超えるとメールが送れなくなるので、到達する前にプランを見直そう。
- オートメーションを2本以上組みたくなったとき — シナリオを分けたり分岐配信をしたくなったら、Kitの有料プランか、無料でも本数制限なく組めるBrevo/MailerLiteに移行するタイミング。
- ロゴを消したいとき — BrevoやMailerLiteは無料プランだとメールにツールのロゴが入る。ブランディングを気にするなら、有料プランでロゴを外せる。
逆に言うと、この3つのどれにも当てはまらないうちは無理に有料プランに移行する必要はない。無料プランのまま使い倒して、限界が見えてから考えても遅くない。
まとめ
結論から言えば、2026年の今、無料プランでメルマガを始めない理由がない。5つのツールにはそれぞれ個性があるが、どれも「0円で始められて、読者が増えてから課金すればいい」という構造になっている。ツール選びで悩んで手が止まるくらいなら、まずKitかMailerLiteで今日中に登録フォームを1つ作ってみてほしい。最初の一歩を踏み出せば、あとは転がり始める。
個人的な意見を言わせてもらうと、私(マヤ)はメルマガ初心者にはKitをおすすめしている。10,000人まで無料というのはやはり精神的に楽だし、余計な機能がない分「書いて送る」に集中できる。一方で、最初からステップメールを組んで自動化したいなら、MailerLiteかBrevoのほうが正解だ。要は「今の自分に何が必要か」で選べばいい。万能なツールなんて存在しないし、合わなければ引っ越せばいいだけだ。
合わせて読みたい
- Kit(旧ConvertKit)の料金・機能まとめ
- Brevo(旧Sendinblue)レビュー — 通数課金のメリットと注意点
- MailerLiteの使い方ガイド — 無料プランでどこまでできる?
- Systeme.ioレビュー — 無料で使えるオールインワンの実力
- 無料で使えるLP作成ツールまとめ【2026年版】
よくある質問(FAQ)
Q. 無料プランだけでメルマガ運用は成り立ちますか?
登録者が数百〜数千人規模であれば、無料プランだけで十分に運用できる。たとえばKitは10,000人まで無料で配信数も無制限なので、個人ブロガーや小規模ビジネスならしばらく課金なしで使い続けられる。ただし、オートメーションやA/Bテストなど高度な機能は有料プラン限定のツールが多い点は覚えておこう。
Q. 無料プランで独自ドメインのメールアドレスは使えますか?
BrevoとMailerLiteは無料プランでも独自ドメイン認証に対応している。Kitも独自ドメインの設定が可能だ。Mailchimpは無料プランでもドメイン認証ができるが、送信元アドレスにはいくつか制限がある。独自ドメインで配信したい場合は、各ツールのDNS設定画面からSPF・DKIMの設定を行おう。
Q. 途中で有料プランにアップグレードするとデータは引き継がれますか?
はい、ここで紹介している5ツールすべてにおいて、無料プランから有料プランへのアップグレード時にコンタクトリスト・配信履歴・フォーム・ランディングページなどのデータはそのまま引き継がれる。プラン変更は管理画面のBilling設定から数クリックで完了する。
Q. 日本語で使えるツールはどれですか?
管理画面が日本語対応しているのはBrevo。MailerLiteも一部日本語化が進んでいる。Kit・Mailchimp・Systeme.ioは管理画面が英語だが、メール本文やフォームには日本語をそのまま入力・表示できるため、読者に届くメール自体は問題なく日本語で運用できる。
Q. 無料プランでオートメーション(自動配信)が使えるのはどれですか?
無料プランでオートメーションが本数制限なく使えるのは、Brevo・MailerLiteの2つ。Systeme.ioとKitは無料でも1本だけ組める。Kitの無料プランは基本のオートメーションが1本までで、複数のシナリオを組むには有料のCreatorプラン以上が必要になる。Mailchimpも無料プランではオートメーションが使えない。ステップメールを無料で組みたい場合はこの3つから選ぼう。
Q. 迷ったら最初にどれを選ぶべきですか?
まだ読者がゼロの状態なら、Kitがおすすめ。登録者10,000人まで無料で、LPもフォームも無制限に使えるため、始めるコストがもっとも低い。すでにリストが数千件あって自動配信を組みたいなら、BrevoかMailerLiteを検討しよう。メール配信以外にも講座販売やファネルを一箇所でやりたいなら、Systeme.ioが選択肢に入る。
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