無料でオールインワン運用できるSaaS 3選+2|講座・メール・ファネルを0円で始める【2026年版】

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「オンライン講座を作って、メルマガでリストを集めて、ファネルで販売する」——やりたいことを書き出すと、必要なツールが3つも4つも出てくる。それぞれ月額3,000円だとしても合計で1万円超。まだ売上がゼロの段階で、この出費はじわじわ痛い。

SaaS選びは、自炊の道具をそろえるのに似ている。いきなりフードプロセッサーとスチームオーブンとホームベーカリーを買いそろえても、週末しか料理しない人なら宝の持ち腐れだ。まずは包丁とフライパンだけで始めて、本当に必要になったら買い足すほうが賢い。

2026年現在、無料プランだけで「メール配信・ファネル・講座販売・サイト構築」をまとめて使えるSaaSが実在する。コンタクト2,000人まで0円、メール配信無制限。5年前なら月額1万円は取られていた機能が、今はタダで手に入る。

この記事では、単体で複数機能がそろう有力ツール3つと、無料サービスを組み合わせて同等の環境を作る方法2パターンを紹介する。それぞれの無料枠、制限、向いている人を率直に書いていくので、自分に合った「0円スタート」を見つけてほしい。

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「オールインワン×無料」は本当に存在するのか

結論から言うと、存在する。ただし条件付きだ。

「オールインワン」と名乗るSaaSは山ほどあるが、無料プランで実用レベルの機能が使えるものは限られる。KajabiやClickFunnelsのような有名どころは、そもそも無料プランを用意していない。14日間の無料トライアルはあっても、ずっと0円で使い続けることはできない。

一方で、Systeme.ioのように「無料プランでもメール・ファネル・講座・ブログ・決済をすべて提供しているツール」も確かにある。HubSpotは方向性が違うが、CRM・メール・LP・フォームが無料。Bitrix24はタスク管理やチャットまでカバーしている。

「無料で全部できるなんて怪しい」と思うかもしれない。でも、これはビジネスモデルの問題だ。無料プランで使い始めてもらい、事業が成長したら有料プランに移行してもらう——いわゆるフリーミアムモデルで成り立っている。無料ユーザーが増えれば増えるほど、将来の有料顧客の母数が増えるわけだ。

もちろん、無料には制限がある。その制限が自分のビジネスに影響するかどうかを見極めるのがポイントだ。以下、ツールごとに細かく見ていこう。

有力① Systeme.io — メール+ファネル+講座+ブログが全部無料

概要

Systeme.ioは、フランス発のオールインワンSaaS。2018年にAurelien Amacker氏が立ち上げた比較的新しいサービスだが、すでに世界で40万人以上のユーザーがいる。最大のウリは「無料プランの守備範囲の広さ」。メール配信、セールスファネル、オンライン講座、ブログ、オートメーション、さらにStripe経由の決済まで、無料プランですべて使える。

無料枠でできること

メリット

デメリット

向いている人

個人でオンライン講座やデジタル商品を売りたい人。特に「ツールをあれこれ選ぶのが面倒」「まずは1つのツールで全部やりたい」というタイプには合っている。英語UIに抵抗がなければ、無料で始められるオールインワンとしてはもっとも機能が多い選択肢だ。

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有力② HubSpot Free CRM — CRM+メール+LP+フォームが無料

概要

HubSpotは、アメリカ発のマーケティング・営業プラットフォーム。世界で22万社以上が導入している大手中の大手だ。有料プランはかなり高いが、無料CRMの機能がびっくりするほど充実している。CRM、メール配信、LP、フォーム、チャットボット、ミーティングリンク——これが全部0円。コンタクト100万件まで保存できるのも太っ腹すぎる。

無料枠でできること

メリット

デメリット

向いている人

BtoB事業やコンサル・コーチング業で、顧客管理をしっかりやりたい人。問い合わせフォームで見込み客を集めて、CRMで追客して、メールでナーチャリングする——この流れが無料で組める。講座販売は不要で、リード獲得と顧客管理が中心ならHubSpotが一番しっくりくる。

有力③ Bitrix24 — タスク管理+CRM+チャット+サイトが無料

概要

Bitrix24は、ロシア発(現在はキプロスに本社移転)のビジネスプラットフォーム。知名度はSysteme.ioやHubSpotに比べると低いが、世界で1,500万社が利用している。CRM・タスク管理・チャット・ビデオ通話・サイトビルダーが無料で使える、いわば「社内インフラを丸ごと無料で作れる」タイプのツールだ。

無料枠でできること

メリット

デメリット

向いている人

小規模チームで「プロジェクト管理・CRM・社内コミュニケーション」を1つにまとめたい人。SlackとTrelloとSalesforceを別々に契約する代わりに、Bitrix24の無料プランで全部カバーする、という使い方ができる。一人ビジネスよりも、3〜10人くらいのチームに向いている。

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組み合わせパターンA: Kit × Carrd × Stripe(メルマガ+LP+決済を無料で)

「1つのツールに全部任せるのは不安」「それぞれの分野で得意なツールを使いたい」という人は、無料サービスを組み合わせて擬似オールインワン環境を作るのもアリだ。

構成

この組み合わせのメリット

この組み合わせのデメリット

向いている人

コンテンツ販売よりもメルマガ中心のビジネスモデルの人。たとえばアフィリエイトブロガーが、LP(Carrd)で読者を集めて、Kitでメルマガを配信し、たまにStripeで有料コンテンツを売る——という流れなら、この組み合わせで十分に回る。

組み合わせパターンB: MailerLite × Thinkific(メール+講座を無料で)

オンライン講座をメインにしたい人向けの組み合わせ。メール配信とオートメーションはMailerLite、講座ホスティングはThinkificに任せる。

構成

この組み合わせのメリット

この組み合わせのデメリット

向いている人

「まずは講座を1本作って、メルマガで集客して売りたい」という人。講座の品質にこだわりたいならThinkificの方がSysteme.ioよりも講座UIがしっかりしているので、受講者の体験は良くなる。ステップメールまで無料で組めるのはMailerLiteの強みだ。

比較表 — 無料オールインワン3選+組み合わせ2パターン

ここまで紹介した5つの選択肢を一覧で比べてみよう。

項目 Systeme.io HubSpot Bitrix24 Kit×Carrd×Stripe MailerLite×Thinkific
コンタクト上限 2,000人 100万件 10,000人 1,000人
メール配信 無制限 月2,000通 × 無制限 月2,500通
LP/サイト ファネル3本 LP 20本 サイト1本 LP 3本 LP 10本
オンライン講座 1本 × × × 1本(受講生無制限)
CRM × ○(本格的) ○(リード・商談) × ×
オートメーション 1本 × × ×(有料から)
決済 ○(Stripe) × × ○(Stripe 3.6%) ×
タスク管理 × ○(簡易) ○(カンバン・ガント) × ×
日本語UI × ×
独自ドメイン ×(有料から) ×(有料から)

ざっくり言えば、個人の講座販売ならSysteme.io、BtoB営業ならHubSpot、チーム運営ならBitrix24。組み合わせパターンは「得意分野を持ち寄る」スタイルなので、自分のビジネスで何が一番重要かで選ぶのがいい。

無料運用の限界ラインと有料移行の判断基準

無料プランは素晴らしいが、ずっと無料で走り続けられるわけではない。どこかで有料プランに切り替えるタイミングが来る。

切り替えのサインはこの3つ

  1. コンタクト数が上限に近づいた: Systeme.ioなら2,000人、MailerLiteなら250人。上限の80%を超えたら検討を始めよう。リストの増加ペースを見て、1〜2か月後に到達しそうなら早めに動いたほうがいい
  2. ブランディングのロゴが気になり始めた: HubSpotやMailerLiteの無料プランでは、メールやLPにツールのロゴが表示される。お客さんが増えて「ちゃんとした印象を与えたい」と思ったら、それが切り替えのタイミング
  3. 機能の制限が売上に影響し始めた: ファネルが3本じゃ足りない、オートメーションをもっと複雑に組みたい——こういうストレスが出てきたら、無料で節約するより有料で時間を節約したほうが結果的に安い

有料移行先の目安

大事なのは「無料プランで限界を感じたら移行」であって、「最初から有料にしなきゃ」ではないということ。無料プランで試して、手応えを感じてから課金しても遅くない。

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まとめ

無料でオールインワン運用したいなら、最初の一歩はSysteme.ioが手堅いと思う。講座もファネルもメールもブログも1つに入っていて、月額0円。率直に言って、英語UIだけが唯一のハードルだが、やってることは「テキスト入力してボタン押す」が大半なので、慣れの問題だ。BtoBなら迷わずHubSpot。チームならBitrix24。この3つのどれかを触ってみれば、自分に合う・合わないはすぐにわかる。

個人的に思うのは、「ツール選びに時間をかけすぎるのが一番もったいない」ということ。どのツールにも得意・不得意はある。無料プランなら失敗してもゼロ円。合わなければ翌日には別のツールを試せる。大事なのは、ツールの比較表を眺め続けることではなく、今日アカウントを作って最初の1ページを公開することだ。この記事が、その背中を押す役に立てばうれしい。

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よくある質問(FAQ)

Q. 無料のオールインワンSaaSだけでビジネスを回せますか?

回せます。たとえばSysteme.ioの無料プランなら、メール配信・ファネル・講座・ブログがすべて揃っているので、コンタクト2,000人以内であれば月額0円で販売までの導線を完結できます。ただし、デザインの自由度やオートメーション数に制限があるため、月商が安定してきたら有料プランへの移行を検討するとよいでしょう。

Q. Systeme.ioの無料プランに期限はありますか?

ありません。Systeme.ioの無料プランは期間限定のトライアルではなく、コンタクト2,000人・ファネル3本・講座1本の範囲内であればずっと無料で使い続けられます。クレジットカードの登録も不要なので、気軽に試せます。

Q. 無料プランで独自ドメインは使えますか?

ツールによります。HubSpotは無料プランでも独自ドメインの接続が可能です。Bitrix24もサイトビルダーで独自ドメインを設定できます。一方、Systeme.ioは無料プランではカスタムドメインに対応しておらず、systeme.ioのサブドメインでの運用になります。独自ドメインが必須なら、HubSpotかBitrix24を選ぶか、Systeme.ioの有料プラン(月額27ドル〜)を検討してください。

Q. 日本語対応しているツールはどれですか?

HubSpotは管理画面が完全に日本語化されており、日本語サポートもあります。Bitrix24も日本語UIに対応しています。Systeme.ioは管理画面が英語ですが、ファネルやメール本文には日本語を問題なく入力・表示できます。組み合わせパターンのKit・MailerLite・Carrdも管理画面は英語ですが、コンテンツの日本語表示には対応しています。

Q. 無料プランから有料プランに移行するとデータは引き継がれますか?

はい、この記事で紹介しているツールはすべて、無料プランから有料プランへのアップグレード時にデータがそのまま引き継がれます。コンタクトリスト、メール配信履歴、ファネル、講座コンテンツなどが消えることはありません。管理画面の設定ページからプラン変更するだけで完了します。

Q. 無料ツールだけで月10万円の売上は目指せますか?

目指せます。実際にSysteme.ioの無料プランだけで月10万円以上の売上を出しているユーザーは存在します。無料プランでもStripe決済が使え、取引手数料は0%なので、売上がそのまま手元に残ります。たとえば1万円の講座を月10本販売すれば月商10万円です。コンタクト2,000人・ファネル3本・メール配信無制限という無料枠は、この規模の売上を支えるのに十分な数字です。月商が安定してきたら有料プラン(月27ドル)に移行して、ファネルや講座の本数を増やすステップに進めます。