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SendinblueはBrevoへ改名——今の料金・無料枠と、日本人が使う前に知っておきたい全体像【2026年版】
メルマガ配信を始めたいフリーランスのAさん。Mailchimpの無料プランが250件に縮小されたと知り、月¥1,150のEssentialsプランに渋々課金。しかし配信リストが3,000人を超えたあたりで請求額が月¥5,750まで膨れ上がり、「送りたいだけなのに、なぜこんなに高いんだ」と頭を抱えている——そう嘆いている人に、何人も出くわした。
あえてたとえるなら、Brevoは「郵便局と電話局と受付窓口が合体した総合案内所」。メールだけでなくSMS、CRM、ライブチャットまで1つの屋根の下に揃えておきながら、入場料は無料。送った分だけ課金される従量制の考え方が軸にある。
Brevo(旧Sendinblue)は無料プランで1日300通(月約9,000通)を配信でき、購読者数の上限はなし。有料はStarter $9/月、Business $18/月、Enterpriseは要問合せの4段階。メール配信に加えてSMS送信、CRM、チャットウィジェット、トランザクションメールまで統合した、フランス発のマルチチャネルSaaSだ。
2026年5月時点の公式ドキュメント、G2上の実ユーザー評価500件以上、Trustpilotのスコア推移を突き合わせた。日本人目線で「これを知らずに契約すると損する」点だけ、1記事に絞り込んでいる。
Brevoとは — 旧Sendinblueからの進化
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Brevo(2023年5月にSendinblueから改名) |
| 提供会社 | Brevo(旧Sendinblue SAS) |
| 本社所在地 | フランス・パリ |
| 創業 | 2012年 |
| 主な用途 | メール配信、SMS、CRM、チャット、トランザクションメール |
| 料金体系 | 送信数ベース(購読者数は無制限) |
| 無料プラン | あり(1日300通・購読者数無制限) |
| 日本語対応 | 管理画面は日本語あり。サポートは英語・フランス語中心 |
| 公式サイト | https://www.brevo.com/ |
Sendinblue時代から10年以上の歴史がある。改名の背景には「メール配信だけの会社ではない」というメッセージがある。実際、CRMやSMS、WhatsApp連携まで守備範囲を広げており、名前の通り「マーケティング・プラットフォーム」としての色が濃い。
料金プラン(2026年5月時点)
| プラン | 月額 | 送信数/月 | 主な機能・制限 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 300通/日(約9,000通/月) | 購読者数無制限、Brevoロゴ付き |
| Starter | $9〜 | 5,000通〜 | ロゴ削除可、日次送信上限なし |
| Business | $18〜 | 5,000通〜 | A/Bテスト、高度な統計、マーケティングオートメーション |
| Enterprise | 要問合せ | カスタム | 専任マネージャー、SLA、優先サポート |
料金の仕組みのポイント:Brevoは「購読者数」ではなく「送信数」で課金される。つまり購読者が1万人いても10万人いても、月の送信数が5,000通以内ならStarter $9で済む。Mailchimpのように購読者が増えるたびに料金が跳ね上がる心配がない。ここが選ばれる大きな理由のひとつ。
登録者数別の月額シミュレーションや年払いの節約額など、料金だけを深掘りしたBrevoの料金プラン解説も用意している。
日本円換算の目安(1ドル=155円)
- Starter $9 → 月1,400円ほど
- Business $18 → 月2,800円ほど
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Brevoの強み4つ
1. 購読者数が増えても料金が変わらない送信数課金
メール配信SaaSの多くは購読者数で課金するため、リストが育つほど財布が痛む。Brevoは送信した通数だけが課金対象。リストを1万、5万と育てても、送る頻度が低ければ費用は据え置き。長期運用を考える人にとって、精神衛生上かなり大きい。
2. メールだけじゃない — SMS・CRM・チャットの統合
メール配信、SMS送信、CRM(顧客管理)、ライブチャットウィジェット。それぞれ別のSaaSで契約すれば月に$50〜$100は飛ぶ機能群が、Brevoのアカウントひとつに収まっている。ツール間の連携設定に費やしていた時間が丸ごと消える。地味だが、これが一番効く。
3. トランザクションメールに標準対応
購入確認メール、パスワードリセット、配送通知——こうした「システムから自動で飛ぶメール」を、マーケティングメールと同じダッシュボードで管理できる。ECサイトやWebアプリを運営しているなら、SendGridやAmazon SESを別契約しなくて済む可能性がある。
4. GDPR対応がネイティブ
フランス発でEU圏内にサーバーを持つBrevoは、GDPRへの対応が生まれつき組み込まれている。ダブルオプトイン、データ削除リクエスト処理、同意管理といった機能が標準搭載。ヨーロッパ圏の顧客を持つ事業者にとっては、コンプライアンス対応の手間がひとつ減る。
注意点と日本ユーザーが陥る3つの失敗
失敗1. 無料プランの「1日300通」を見落とす
「月9,000通無料」と聞くと余裕がありそうだが、1日あたりの上限は300通。5,000人のリストに一斉配信したくても、無料のままでは17日かかる計算になる。配信頻度が低いうちは問題ないが、リストが育ったらStarter以上への課金は避けられない。
失敗2. SMS送信の従量課金を甘く見る
メール配信は送信数課金だが、SMSは1通ごとの従量課金で別料金。日本向けSMSは1通あたり約$0.07〜$0.09。数千通送ると想定外の請求が来ることがある。SMS機能を使う場合は、事前にクレジットの購入と上限設定が必須。
失敗3. サポートが英語中心であることを忘れる
管理画面は日本語に対応しているが、チャットサポートやヘルプセンターは英語・フランス語が中心。トラブル時に日本語で相談できると思い込んでいると、壁にぶつかる。設定系の疑問は公式ヘルプの英語ドキュメントを翻訳ツールで読むのが実践的な対処法。
Brevo vs Kit vs Mailchimp 比較
| 項目 | Brevo | Kit | Mailchimp |
|---|---|---|---|
| 月額(最安有料) | $9(Starter) | $39(Creator) | ¥1,150(Essentials) |
| 無料プラン | 300通/日・購読者無制限 | 10,000人・送信無制限 | 250人・月500通 |
| 課金基準 | 送信数 | 購読者数 | 購読者数 |
| 日本語UI | あり | なし | 一部あり |
| CRM | 内蔵 | なし | 簡易あり |
| SMS送信 | あり(従量) | なし | あり(従量) |
| 得意分野 | マルチチャネル・トランザクション | ニュースレター・クリエイター | テンプレート・EC連携 |
どう選び分ける?
- 購読者数が多いがメール頻度は低い → Brevo(送信数課金で節約)
- テキスト主体のニュースレターで読者を育てたい → Kit
- ECサイト連携でデザイン重視のメールを送りたい → Mailchimp
口コミ・評判 — G2/Trustpilotでの評価
| サイト | 評価 |
|---|---|
| G2 | 4.5 / 5 |
| Trustpilot | 4.1 / 5 |
G2では特に「コストパフォーマンスの高さ」と「マルチチャネル統合」への評価が目立つ。一方でTrustpilotでは「アカウント凍結の対応が遅い」という指摘も散見される。スパム対策の一環として、新規アカウントの審査が厳しめに入ることがあるようだ。正当な利用であれば解除されるケースがほとんどだが、最初のアカウント認証は余裕を持って進めたい。
こんな方に向いている/別ツールが向く方
Brevoが合う人
- 購読者リストが大きいが、配信頻度は週1〜2回程度
- メールだけでなくSMSやCRMも1つのツールにまとめたい
- ECサイトやWebアプリのトランザクションメールも管理したい
- GDPR準拠が求められるヨーロッパ圏の顧客を持っている
別ツールを検討すべき人
- ニュースレターを軸にクリエイターとして発信したい → Kit
- メール初心者でとにかく軽いUIがほしい → MailerLite
- 日本語サポートが必須で、国産ツールのほうが安心 → MyASPやオートビズ
- メールの高度な自動化シナリオを組みたい → ActiveCampaign
まとめ — Brevoは「送信数課金の多機能プラットフォーム」
Brevoの本質は、メール配信を軸にSMS・CRM・チャット・トランザクションメールまで束ねた「マーケティングの総合受付」だ。送信数課金という料金設計のおかげで、購読者リストが膨らんでも請求が暴走しにくい。無料プランの1日300通は小規模事業者なら十分実用的で、Starter $9/月への移行も財布にやさしい。一方で、日本語サポートの薄さとSMS従量課金の見落としは、日本人ユーザーが最初にぶつかる壁になりやすい。
マヤの私見としては、「購読者が数千〜数万人いるのに月の配信は数回」というパターンの事業者にBrevoは特に刺さる。逆に、個人クリエイターでニュースレター1本に集中したいならKit、UIの軽さとシンプルさを求めるならMailerLiteのほうが迷わずに済むだろう。
「まず無料で1通送ってみたい」という方は、登録から最初のキャンペーン配信までを5ステップで案内したBrevoの始め方ガイドをどうぞ。ドメイン認証待ちの時間の使い方まで含めて、その日のうちに1通目まで到達できる順番で書いています。
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よくある質問(FAQ)
Brevoの無料プランは月に何通送れますか?
1日あたり300通、月換算で約9,000通です。購読者数に上限はなく、送信数で制限される方式です。少人数リストなら実用的ですが、1日300通を超える日は翌日に持ち越す必要があります。
旧Sendinblueのアカウントはそのまま使えますか?
はい、Sendinblue時代のアカウント・データ・設定はすべてBrevoに引き継がれています。ログインURLがbrevo.comに変わった以外、操作感に大きな変更はありません。
日本語でサポートを受けられますか?
管理画面は日本語に対応しています。サポートは英語・フランス語が中心ですが、チャットで日本語を送ると翻訳対応してくれるケースも報告されています。ただし即レスは期待しないほうが安全です。
トランザクションメールとは何ですか?
購入確認・パスワードリセット・配送通知など、ユーザーの行動をきっかけに自動で送信されるメールのことです。Brevoはマーケティングメールとトランザクションメールの両方を1つのプラットフォームで管理できます。
BrevoはGDPRに対応していますか?
フランス発のサービスでEU圏にサーバーがあるため、GDPR対応はかなり手厚いです。ダブルオプトイン設定やデータ削除リクエスト処理など、コンプライアンス関連の機能が標準装備されています。
MailchimpからBrevoへの移行は難しいですか?
CSVインポートでリストの移行自体は簡単です。ただしMailchimp側のオートメーション設定は手動で再構築する必要があります。移行ガイドがBrevo公式ヘルプに用意されているので、それに沿えば半日〜1日で完了するケースが多いです。
この記事について 運営者:マヤ(海外SaaS × 日本人向けアフィリエイト歴の個人サイト運営者) 情報ソース:Brevo公式サイト、公式ヘルプ、G2 / Trustpilotの公開評価 最終更新日:2026-07-31