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Zapier vs Make比較|ノーコード自動化ならどっち?【2026年版】

「Googleフォームの回答をSlackに通知して、スプレッドシートに記録して、メールも送りたい」——この手の自動化を実現するとき、ZapierとMake(旧Integromat)が必ず候補に上がる。どちらもノーコードで「アプリ間の橋渡し」を自動化するツールだが、使い勝手が根本的に違う。

ひとことで例えるなら、Zapierは「エスカレーター」——乗れば自動的にA地点からB地点に着く。Makeは「レゴブロック」——自分で組み立てるから複雑な形も作れるが、最初に構造を考える必要がある。

Zapierは連携アプリ7,000以上・直感的UI・無料プラン月100タスク。Makeは連携アプリ1,800以上・ビジュアルキャンバス・無料プラン月1,000オペレーション・Zapierの3〜5倍コスパ。

ここでは運営者マヤがZapier・Make両方の公式情報を2026年5月時点で付き合わせ、5つの比較軸で「どちらを選ぶべきか」の境界線を引きます。


Zapier vs Make 総合比較表

比較軸ZapierMake
月額料金無料〜$69/月(Team)無料〜$16/月(Teams)
無料プラン月100タスク・5 Zap月1,000オペレーション・2シナリオ
連携アプリ数7,000以上1,800以上
UI設計直線的(トリガー→アクション列)ビジュアルキャンバス(フローチャート型)
条件分岐○(Paths・Filter)◎(Router・Filter・条件付き実行)
ループ処理○(Looping・Iterator)◎(Repeater・Iterator・Aggregator)
エラーハンドリング△(基本的なリトライ)◎(Error Handler・Break・Resume)
実行間隔15分〜2分(プランにより)即時実行(全プラン対応)
HTTP/API直接呼び出し○(Webhooks by Zapier)◎(HTTPモジュール・JSON解析容易)
データ変換○(Formatter)◎(組み込み関数豊富・正規表現対応)
AI機能◎(AI by Zapier・自然言語で構築)○(AI連携モジュール)
日本語UI×(英語のみ)×(英語のみ)
向いている人シンプル自動化・連携アプリ重視・初心者複雑フロー・コスパ重視・技術者

Zapierが勝る点

1. 連携アプリ数7,000以上の圧倒的カバー率

Zapierは7,000以上のアプリと連携可能。ニッチなSaaS・日本のサービス・最新リリースのツールまで、「Zapier対応」がほぼ業界標準になっている。「このサービスとあのサービスを繋ぎたい」と思ったとき、Zapierなら見つかる確率が圧倒的に高い。Makeは1,800以上で十分に多いが、マイナーなサービスとの連携はZapierの方が充実。

2. 直感的なUI——5分で最初の自動化を作れる

Zapierの「When this happens → Do this」のUIは、プログラミング経験ゼロの人でも理解できる。テンプレート(推奨Zap)も豊富で、「Gmailの添付ファイルをGoogleドライブに保存」のような定番フローはワンクリックで構築可能。Makeのビジュアルキャンバスは自由度が高いが、初心者は「どこから始めればいいか」で迷うことがある。

3. AI搭載——自然言語でZapを構築

Zapierは「AI by Zapier」で自然言語プロンプトからZapを自動生成できる。「新しいフォーム回答をSlackに通知してスプレッドシートに追加して」と入力するだけでフロー全体が構築される。さらにChatGPT・Claude等のAIモデルを直接Zapのステップとして使用可能。AIとの統合度ではZapierがリード。

4. エコシステムの成熟度

Zapierは2011年創業で10年以上の歴史があり、ドキュメント・チュートリアル・テンプレート・コミュニティが成熟している。「Zapier + [サービス名]」で検索すればほぼ確実に設定ガイドが見つかる。困ったときの情報量の多さは、実務において大きなアドバンテージ。


Makeが勝る点

1. 圧倒的なコストパフォーマンス

Makeの無料プランは月1,000オペレーション(Zapierは月100タスク)。有料プランもMake Core $9/月で月10,000オペレーションに対し、Zapierで同等のタスク量を処理するには$19.99/月〜。大量の自動化を回す場合、Makeの方がコストが3〜5倍安い。月数万件の処理がある事業者にとってこの差は年間数十万円の差になる。

2. 複雑なフローの視覚的設計

Makeのビジュアルキャンバスは、条件分岐(Router)・並列処理・ループ(Iterator/Aggregator)・エラーハンドリングを視覚的に設計できる。「条件Aなら処理X、条件Bなら処理Y、どちらでもなければ処理Z」のようなフローが一目で把握可能。Zapierの直線的UIでは分岐が増えるほど全体像が見えにくくなる。

3. エラーハンドリングの高度さ

Makeはエラー発生時の挙動を細かく制御できる。Error Handler・Break・Resume・Rollback・Commit——「APIエラーが出たら3回リトライ、それでもダメならSlackに通知して次のデータに進む」のようなロバストな処理が標準で組める。Zapierのエラー処理はリトライ+通知の基本的なもの。本番環境で大量データを処理する場合、Makeのエラーハンドリングは必須。

4. HTTP/API直接呼び出しの簡便さ

Makeの「HTTP」モジュールはREST API呼び出しが直感的に設定できる。JSONの解析・配列操作・データマッピングもビジュアルで行える。公式連携がないサービスでも、APIドキュメントがあればMakeで連携可能。ZapierにもWebhookはあるが、Makeほど柔軟なデータ変換と組み合わせにくい。


選ぶ前に知っておくべき注意点3つ

注意1: Zapierの料金はタスク数で急上昇する

Zapierの課金単位は「タスク」(1つのアクション実行=1タスク)。5ステップのZapが100回実行されると500タスク消費。無料プランの100タスクはあっという間に使い切る。Professional $49/月(月2,000タスク)でも、複数のZapを本格運用するとすぐ上限に達する。事前にタスク消費量を計算すること。

注意2: Makeは学習曲線がやや急

Makeのビジュアルキャンバスは慣れると強力だが、最初は「モジュール」「コネクション」「フィルター」「ルーター」の概念理解に時間がかかる。Zapierなら30分で最初のZapを作れる人が、Makeでは1〜2時間かかることもある。短期的な生産性を重視するならZapier、長期的なコスパと柔軟性を重視するならMake。

注意3: 無料プランの制約を正しく理解する

Zapier無料: 月100タスク・5 Zap・単一ステップのみ(複数ステップは有料)。Make無料: 月1,000オペレーション・2シナリオ・データ保持5分。どちらも本格利用するなら有料プランが前提。「無料で使い続けたい」なら、実行頻度が少ない自動化(日次1回程度)をMake無料プランで運用するのが最もコスパが良い。


結論: こんな人はZapier/こんな人はMake

Zapierを選ぶべき人Makeを選ぶべき人
プログラミング経験なし・シンプルに始めたい条件分岐・ループ・エラー処理が必要
ニッチなSaaSとの連携が多い大量のオペレーションをコスパ良く処理したい
AIでZapを自動生成したいAPI直接呼び出しでカスタム連携を組みたい
設定に時間をかけたくないフロー全体を視覚的に把握したい
少数の単純な自動化で十分データ変換・正規表現を多用する

よくある質問

Q. ZapierとMakeの最大の違いは?

設計思想が異なります。Zapierは「トリガー→アクション」の直線的なフロー(Zap)をシンプルに構築する思想。Makeは「シナリオ」をビジュアルキャンバス上で構築し、分岐・ループ・エラーハンドリング・並列処理まで視覚的に設計できます。シンプルな自動化ならZapier、複雑なロジックが必要ならMake。

Q. 料金はどちらが安い?

同じ自動化量で比較するとMakeの方が大幅に安いです。Zapierの無料プランは月100タスク・5 Zap。Makeの無料プランは月1,000オペレーション・2シナリオ。有料プランもMakeの方が安く、月10,000オペレーションがMake $9/月に対し、Zapierで同等の月750タスクは$19.99/月〜。処理量あたりのコストはMakeが3〜5倍安い。

Q. 連携アプリ数はどちらが多い?

Zapierが圧倒的に多いです。7,000以上のアプリと連携可能。Makeは1,800以上。ニッチなSaaSや日本のサービスとの連携はZapierの方が見つかりやすい。ただしMakeはHTTPモジュールでAPI直接呼び出しが簡単にできるため、公式連携がなくてもAPIがあれば対応可能です。

Q. 複雑な自動化はどちらが得意?

Makeが圧倒的に得意です。条件分岐(Router)・ループ(Repeater/Iterator)・エラーハンドリング(Error Handler)・データ変換(Aggregator)・並列処理がビジュアルキャンバス上で設計可能。Zapierも条件分岐(Paths)やループ(Looping)に対応していますが、直線的なUIのため複雑なロジックは視認性が下がります。

Q. どちらが初心者に使いやすい?

Zapierの方が初心者に使いやすいです。「When this happens → Do this」の直感的なUIで、プログラミング知識ゼロでも5分で最初の自動化を構築可能。Makeはビジュアルキャンバスの操作感に慣れが必要で、モジュール・コネクション・フィルターの概念理解に少し時間がかかります。ただし一度慣れればMakeの方が柔軟性は高い。

Q. 実行速度・リアルタイム性はどちらが上?

Makeの方がリアルタイム性が高いです。Makeは全プランで即時実行(Instant trigger)に対応。Zapierは無料プランでは15分間隔のポーリング、有料プランでも2分間隔が基本(一部Instant対応)。「フォーム送信→即座にSlack通知」のようなリアルタイム性が必要なフローではMakeの方が速い。


まとめ

ZapierとMakeは「ノーコード自動化」の二大巨頭だが、得意領域が明確に分かれる。Zapierは「誰でも・すぐに・多くのアプリを繋げる」ことに特化し、Makeは「複雑なロジックを・コスパ良く・視覚的に設計する」ことに特化している。

マヤの私見としては、「メールが来たらSlackに通知」程度のシンプル自動化が2〜3個ならZapier。「条件によって処理を分岐させたい」「月数千件のデータを処理したい」「APIと連携したカスタムフローを組みたい」ならMake。特にSaaS紹介ブログの運営者としては、大量のフォーム処理・メール振り分け・データ集計をコスパ良く回せるMakeの方がビジネス上有利と感じる。

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この記事について 運営者:マヤ | 情報ソース:Zapier公式・Make公式・G2・Product Hunt | 最終更新日:2026-07-30