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n8n vs Make|ノーコード自動化ツールを料金・拡張性・使いやすさで比較【2026年版】

スタートアップのCTOが「Zapierに月$200払っているけれど、もっと安くて自由度の高い自動化ツールがあるのでは?」とSlackに書き込んだ。返ってきた答えは大体2つ——n8nかMake。どちらもZapierの代替として注目されているツールですが、設計思想がかなり異なります。

両者の違いを車に置き換えると、n8nはエンジンルームを開けて自分で整備もできるマニュアル車。Makeは車内のタッチパネルで全部操作できるオートマ車。どちらも目的地には着くけれど、運転の楽しみ方と前提知識が違います。

料金の構造もまるで別物です。n8nはCommunity版をセルフホストすれば無料。クラウド版はStarter $24/月から。Makeは無料プラン(1,000オペレーション/月)があり、Coreプランは$10.59/月。クラウド同士で比べるとMakeの方が安いですが、n8nにはセルフホストという「コスト上限を自分で決められる」選択肢があります。

この記事では、n8nとMakeの公式ドキュメントとユーザーコミュニティの評価をもとに、料金・拡張性・使い勝手を項目別に比較しました。あなたのチームがどちらを導入すべきか、判断軸が見えるように構成しています。


30秒で分かる結論

判断基準 おすすめ
セルフホストでデータを社内に置きたい n8n
クラウドで手軽に始めたい Make
ワークフローの分岐・ループを複雑に組みたい n8n
対応アプリの豊富さを重視する Make(1,800+連携)
JavaScriptで独自ロジックを書きたい n8n
ビジュアルで見た目でわかりやすくワークフローを組みたい Make

n8nとは

項目 内容
正式名称 n8n(nodemation)
提供会社 n8n GmbH(ドイツ)
創業年 2019年
主な用途 ワークフロー自動化(セルフホスト/クラウド)
ライセンス Sustainable Use License(Community版)
日本語UI なし(英語のみ)
無料プラン Community版(セルフホスト・無料)

Makeとは

項目 内容
正式名称 Make(旧 Integromat)
提供会社 Celonis SE(チェコ発、ドイツ本社)
創業年 2012年(Integromatとして)
主な用途 クラウド型ワークフロー自動化
日本語UI なし(英語のみ)
無料プラン あり(1,000オペレーション/月、2シナリオ)

料金プラン比較

n8n の料金プラン(2026年5月時点)

プラン 月額 主な特徴
Community $0(セルフホスト) 無制限ワークフロー・実行、サーバー自前管理
Starter $24 2,500実行/月、5アクティブワークフロー
Pro $60 10,000実行/月、15アクティブワークフロー、デバッグ機能

Make の料金プラン(2026年5月時点)

プラン 月額 主な特徴
Free $0 1,000オペレーション/月、2シナリオ
Core $10.59 10,000オペレーション/月、無制限シナリオ
Pro $18.82 10,000オペレーション/月、優先実行、カスタム変数
Teams $34.12 10,000オペレーション/月、チーム管理、監査ログ

注意:n8nは「実行回数」、Makeは「オペレーション回数」で課金されるため、単純な数字比較はできません。n8nの1実行は1ワークフローの完了を指し、Makeの1オペレーションは1ノードの処理を指します。同じ10ステップのワークフローを1回動かした場合、n8nでは1実行、Makeでは10オペレーションとカウントされます。

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n8n の詳細レビューを読む

セルフホストの導入方法・クラウド版との違いを詳しく解説。


機能比較

比較項目 n8n Make
ホスティング方式 セルフホスト / クラウド クラウドのみ
ワークフロー設計 ノードベース(分岐・ループ・サブワークフロー) シナリオベース(分岐・ルーター・イテレーター)
コード実行 ◎ JavaScript/Python対応 △ 限定的(カスタムHTTPモジュール)
公式連携数 400+ノード 1,800+アプリ接続
カスタムノード ◎ コミュニティ作成・自作可能 △ カスタムアプリ(制限あり)
Webhook ◎ セルフホスト版で常時待機 ○ クラウドで対応
エラーハンドリング ○ リトライ・エラー分岐 ◎ エラーハンドラ・Break/Resume
バージョン管理 ○ Git連携可能 △ シナリオ履歴のみ
AI/LLM連携 ◎ AIエージェントノード搭載 ○ OpenAI等のモジュールあり
チーム機能 ○ クラウド版で対応 ○ Teamsプランで対応

使い勝手・日本語対応比較

ワークフローエディタの操作感

n8nのエディタはノードをキャンバスに配置して線でつなぐスタイル。IF分岐、ループ、サブワークフロー呼び出しなど、プログラミング的な制御構造をビジュアルに組める設計です。JavaScript/PythonのCode nodeで独自ロジックを挟めるため、APIレスポンスの加工やデータ変換の自由度が高い。一方、ノードの設定画面はJSONの構造を意識する場面が多く、非エンジニアにはハードルがあります。

Makeのエディタは丸いモジュールを線で結ぶ独自のビジュアルスタイル。ルーター(条件分岐)やイテレーター(配列処理)をGUI上で設定でき、データのマッピングもドラッグ操作で完結します。プログラミングの知識なしでも複雑なワークフローが組める点では、非エンジニアの社員にも任せやすい。

日本語環境での利用

どちらも管理画面は英語のみ。日本語のUIや公式ドキュメントは提供されていません。ただし、n8nはオープンソースコミュニティで日本人ユーザーのブログ記事や解説動画が増えており、日本語の情報源は着実に増加しています。Makeも日本語のユーザーコミュニティやYouTube解説が存在します。


こんな方にはn8n

こんな方にはMake


まとめ

n8nとMakeは「Zapier代替」として語られることが多いですが、それぞれ別の方向に尖ったツールです。n8nはオープンソース・セルフホスト・コードの自由度という軸で差別化しており、技術力のあるチームほど恩恵が大きい。MakeはクラウドUI・アプリ連携数・非エンジニアでも使える操作性という軸で強みを発揮します。

選び方の目安として、チームにサーバー運用の経験者がいてデータの自社管理が条件ならn8n。サーバー管理は避けたい、すぐにワークフローを組んで動かしたいならMake。もしLP・ファネル・メール配信・決済まで含めた事業全体の自動化を考えるなら、自動化ツール単体ではなくオールインワンSaaSとの組み合わせも視野に入れてみてください。

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よくある質問(FAQ)

Q1. n8nとMakeはどちらが初心者向けですか?

クラウド版ですぐに始められるMakeの方が初心者には取り組みやすいです。ブラウザでアカウントを作ればすぐにワークフローを組めます。n8nのクラウド版も同様に始められますが、セルフホスト版はサーバー構築の知識が必要です。自動化の概念自体に慣れていない場合は、Makeの無料プラン(1,000オペレーション/月)から試すのが手っ取り早いです。

Q2. n8nのセルフホストとは何ですか?

n8nのCommunity版は、自分のサーバー(VPSやDockerコンテナなど)にインストールして運用できるオープンソース版です。ソフトウェア自体は無料で、サーバーの維持費だけで使えます。データが外部に出ないため、機密情報を扱う自動化ワークフローにも適しています。ただしサーバー管理・アップデート・バックアップは自分で行う必要があります。

Q3. Zapierから乗り換えるならどちらがいいですか?

Zapierから乗り換える動機がコスト削減なら、Makeが近い使用感で移行しやすいです。MakeはZapierに似たクラウド型のUIで、対応アプリ数も豊富。一方、Zapierの制約(分岐やループの自由度)に不満があるなら、n8nの方が自由度の高いワークフロー設計が可能です。

Q4. n8nとMakeで対応アプリ数に差はありますか?

Makeは公式で1,800以上のアプリ接続を公表しています。n8nは公式ノード数400以上ですが、HTTP Requestノードで任意のAPIに接続でき、コミュニティ製のカスタムノードも利用可能です。日本国内のサービス(kintone、freee、ChatWorkなど)はどちらもHTTPリクエスト経由での接続が基本になります。

Q5. 料金面ではどちらがコスパが良いですか?

小〜中規模(月数千回のオペレーション)ならMakeのCoreプラン$10.59/月が安い。大量のワークフローを回すならn8nのセルフホスト版がサーバー代だけで無制限に使えるため、長期的にはn8nの方がコストを抑えられます。ただしセルフホストの運用コスト(時間と手間)も加味して判断してください。

Q6. データのセキュリティ面ではどちらが有利ですか?

n8nのセルフホスト版はデータが自社サーバー内に留まるため、外部にデータを預けたくない企業に適しています。Makeとn8nのクラウド版はどちらもEU/USのサーバーでデータを処理します。GDPRやISMSなどコンプライアンス要件が厳しい場合は、n8nのセルフホストが選択肢に入ります。


この記事について 運営者:マヤ(海外 SaaS × 日本人向けアフィリエイト歴の個人サイト運営者) 情報ソース:n8n公式サイト・公式ドキュメント、Make公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価 最終更新日:2026-07-30