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Mailchimp vs Brevo|老舗と新鋭、メール配信SaaSの実力差と選び方【2026年版】
「メルマガを始めたい。でも MailchimpとBrevo、どっちにすればいいかわからない」——メール配信ツールを選ぶとき、この2つで迷う人は多い。どちらも無料プランがあり、どちらも日本語UIに対応。名前だけ聞くと似たツールに見えます。
老舗の洋食屋と、勢いのあるビストロ。Mailchimpは2001年創業、20年以上メール配信を磨いてきた定番中の定番。Brevoは2012年にSendinblueとして生まれ、2023年にリブランドした新鋭で、メールだけでなくSMS・WhatsApp・チャットまで一つの厨房でさばく。
無料プランの設計がまるで違います。Mailchimpは250連絡先・月500通。Brevoは連絡先無制限・1日300通。有料プランの最安はMailchimpが月¥1,150(日本は円建て)、Brevoが$9/月(≒¥1,400)。金額だけならMailchimpが安いですが、Brevoは無料のまま連絡先無制限で使えるぶん、課金を始める時期そのものを先送りできます。
20年前の定番 vs 5年前に名前を変えた新鋭。数字だけ並べても決められないから、使い勝手まで踏み込んだ。10項目の比較と5つのシナリオ別おすすめで、あなたの答えが出るはずです。
先に答え:老舗に残るか、乗り換えるか
- ECサイトのメール配信を強化したい → Mailchimp
- メール+SMS+チャットをまとめて管理したい → Brevo
- 連絡先数が多いけどコストを抑えたい → Brevo(連絡先無制限)
- SNS広告との連携を重視する → Mailchimp
- トランザクションメール(注文確認・パスワードリセット等)も送りたい → Brevo
- テンプレートの種類とデザイン性で選びたい → Mailchimp
迷ったら? 配信リストが250人以内なら、両方の無料プランで実際にメールを1本ずつ送ってみる——エディタの使い勝手は触らないとわからないので、30分ずつ試すのが一番早い。
基本スペック比較
| 項目 | Mailchimp | Brevo |
|---|---|---|
| 正式名称 | Mailchimp | Brevo(旧Sendinblue) |
| 提供会社 | Mailchimp / Intuit Inc(アメリカ) | Brevo SAS(フランス) |
| 創業年 | 2001年 | 2012年 |
| 主な用途 | メール配信・マーケティングオートメーション・LP・SNS広告・CRM | メール配信・SMS・WhatsApp・チャット・CRM・オートメーション・トランザクションメール |
| 日本語UI | あり | あり |
| 料金モデル | 連絡先数ベース | 送信通数ベース |
Mailchimp vs Brevo 比較表【10項目】
| 比較項目 | Mailchimp | Brevo |
|---|---|---|
| 料金(無料) | $0(250連絡先、月500通) | $0(連絡先無制限、300通/日) |
| 料金(最安有料) | Essentials $13/月〜 | Starter $9/月〜 |
| 料金(上位) | Standard $20/月〜 / Premium $350/月〜 | Business $18/月〜 / Enterprise カスタム |
| 料金の課金軸 | 連絡先数で変動 | 月間送信通数で変動 |
| メールエディタ | ◎ テンプレート豊富、ドラッグ&ドロップ | ○ ドラッグ&ドロップ、シンプル設計 |
| オートメーション | ◎ Customer Journey Builder | ○ ワークフロービルダー |
| SMS配信 | △ 限定対応(一部地域) | ◎ グローバル対応 |
| チャット / WhatsApp | なし | ◎ 標準搭載 |
| トランザクションメール | △ Mandrill(有料アドオン) | ◎ 標準搭載 |
| LP(ランディングページ) | ○ 内蔵 | △ 基本的な機能のみ |
| SNS広告連携 | ◎ Facebook / Instagram広告を管理画面から出稿 | △ Facebook広告のみ |
| CRM | ○ 基本CRM | ○ 営業パイプライン管理付き |
| EC連携 | ◎ Shopify / WooCommerce / BigCommerce | ○ Shopify / WooCommerce / PrestaShop |
| レポート | ◎ 詳細分析・比較レポート | ○ 基本レポート |
表で見ると、Mailchimpはメールとマーケティング周辺を深掘りした「メール特化型」。Brevoはメールを軸にSMS・チャット・トランザクションメールまで広げた「マルチチャネル型」。得意分野がずれているので、自分の事業で何を送るかで答えが変わります。
各項目を深掘り
1. 料金体系:「連絡先数」vs「送信通数」
ここが最大の分かれ道。Mailchimpは連絡先の数で料金が決まります。500人なら$13/月だけど、10,000人になると$100/月を超えてくる。一方Brevoは連絡先がいくら増えても料金は変わらず、月に何通送るかで決まる。
つまり、リストは大きいけど配信頻度は月2〜3回という使い方ならBrevoがかなり安い。逆に、少人数リストに毎日配信するスタイルならMailchimpの方がコストを読みやすい。自分の配信パターンを先にイメージしてから選ばないと、想定外の請求が来ます。
2. メールエディタ:テンプレートの質で差がつく
Mailchimpのエディタはメール配信SaaSの中でもトップクラスの評価を受けてきた部分。テンプレートの数が多く、デザインの仕上がりも洗練されている。ドラッグ&ドロップの操作感も軽快で、HTMLを触らなくてもそれなりの見た目に仕上がります。
Brevoのエディタも十分に使えるレベル。ただ、テンプレートの種類とデザインの幅ではMailchimpに一歩譲る印象。「メールの見た目にこだわりたい」「毎回デザインを変えたい」という人はMailchimpの方が満足度が高いでしょう。
3. オートメーション:方向性が違う
MailchimpのCustomer Journey Builderは、視覚的にフローを組めるUIで、条件分岐やタグ付け、待機時間の設定などが直感的。Standardプラン以上で本格的に使えます。
Brevoのワークフロービルダーも同様の機能を持っていますが、メールだけでなくSMSやWhatsAppをフロー内に組み込める点が異なる。「カート放棄をメールで通知 → 開封しなかったらSMSでリマインド」のようなマルチチャネルの自動化はBrevoの方が組みやすい。メール単体の自動化ならMailchimp、複数チャネルをまたぐならBrevo。
4. SMS・WhatsApp・チャット:Brevoの独壇場
Brevoがメールだけのツールではなくなった理由がここ。SMS配信はグローバル対応で、WhatsAppのビジネスメッセージも管理画面から送れる。さらにWebサイト用のチャットウィジェットまで標準搭載。
Mailchimpは2024年にSMS機能を追加しましたが、対応地域は限定的。WhatsAppやチャット機能はありません。メール以外のチャネルも使いたいなら、Brevoを選んでおく方が後から困りません。
5. トランザクションメール:目立たないが重要な差
注文確認メール、パスワードリセットメール、会員登録完了メール——こういった「システムから自動送信されるメール」がトランザクションメール。Brevoはこれを標準機能として持っています。APIを叩くだけで送信でき、専用のSMTPサーバーも使える。
Mailchimpの場合はMandrill(有料アドオン)を別途契約する必要があり、Standardプラン以上でしか利用できません。Webサービスやアプリを運営していてトランザクションメールが必要なら、Brevoの方がシンプルに運用できます。
6. ランディングページ:Mailchimpが一歩リード
MailchimpのLP機能はテンプレートが揃っていて、メールのリスト収集用ページをさっと作れる。無料プランでも使えるのがありがたい。BrevoにもLP機能はありますが、テンプレートの数・デザインの自由度ではMailchimpに劣る。本格的なLPが必要なら、どちらを使っていても専用ツールを検討する場面は出てきます。
7. SNS広告連携:Mailchimpの隠れた強み
Mailchimpは管理画面からFacebookやInstagramの広告を直接出稿できます。メールリストのデータを使って類似オーディエンスを作り、広告配信に活かす——この流れが1つのツール内で完結する。小規模ビジネスが「メール配信ついでにSNS広告も試してみたい」というときに手軽。
Brevoの広告連携はFacebook広告のみで、Mailchimpほどの統合度はありません。
8. CRM:Brevoは営業管理まで踏み込んでいる
どちらも基本的なCRM(連絡先管理・タグ付け・セグメント)は持っています。違いが出るのは営業寄りの機能。Brevoには営業パイプライン管理(商談のステージ管理・タスク・メモ)が内蔵されており、小規模チームならSalesforceなしで営業管理が回る。
MailchimpのCRMはマーケティング寄りの設計。連絡先のエンゲージメント分析やセグメント作成は得意だけど、営業プロセスの管理には向いていません。
9. EC連携:Mailchimpが一日の長
Mailchimpはメール配信SaaSの中でもEC連携の歴史が長い。Shopify、WooCommerce、BigCommerceとの連携が深く、購入データに基づくセグメント配信、カート放棄メール、商品レコメンドメールの設定がスムーズ。ECに特化したテンプレートも豊富です。
Brevoも主要なECプラットフォームとは連携できますが、テンプレートや設定ガイドの充実度ではMailchimpに軍配が上がります。
10. レポート・分析:Mailchimpの分析力
Mailchimpのレポートは開封率・クリック率だけでなく、キャンペーン同士の比較、業界平均との比較、収益トラッキングまでカバー。データを見ながら配信を改善するサイクルが回しやすい。
Brevoのレポートは基本的な指標(開封・クリック・配信エラー)はしっかり見えますが、Mailchimpほどの深掘りはできません。データドリブンで配信を改善したい人にはMailchimpの方が向いています。
5つのシナリオ別:あなたはどちらを選ぶべきか
シナリオ1:メルマガを始めたばかりの個人ブロガー
→ Brevo
理由:連絡先無制限の無料プランが大きい。ブログの読者リストは最初こそ少ないけれど、半年〜1年で数千人に膨らむこともある。Mailchimpだと250人を超えた時点で有料プランへの移行が必要。Brevoなら連絡先が増えても無料プランのまま使い続けられる(1日300通の制限内であれば)。
シナリオ2:Shopifyで物販をしているECオーナー
→ Mailchimp
理由:Shopifyとの連携の深さが段違い。購入履歴に基づいたセグメント配信、カート放棄メール、商品レコメンドメール——EC運営に必要なメール施策がテンプレート込みで揃っている。設定ガイドやユーザーコミュニティの情報量も多い。
シナリオ3:BtoB SaaSのカスタマーサクセス担当
→ Brevo
理由:マーケティングメールだけでなく、トランザクションメール(ウェルカムメール・パスワードリセット等)もBrevoなら1つのアカウントで管理できる。営業パイプラインのCRM機能もあるため、マーケ→営業→CS の連携がツール1本で回る。Mailchimpだとトランザクションメールに別途Mandrillが必要。
シナリオ4:飲食店・美容室などのローカルビジネス
→ Brevo
理由:SMS配信が使える。予約リマインドやキャンペーン告知をSMSで送りたいなら、メール+SMSが1つの管理画面で完結するBrevoが楽。メールは開封されないけどSMSなら見てもらえる——そういうお客さんは多い。
シナリオ5:マーケティングチームがある中小企業
→ Mailchimp
理由:レポートの充実度とSNS広告連携が決め手。チームで「先週のメールの開封率はどうだった?」「Facebook広告と連動してリスト拡大しよう」といった運用をするなら、Mailchimpの分析機能と広告統合が活きる。複数人での運用管理もMailchimpの方がこなれている。
料金プラン詳細比較
Mailchimp の料金プラン(2026年5月時点)
| プラン | 月額 | 連絡先数 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 500 | 月1,000通、基本テンプレート、LP |
| Essentials | $13〜 | 500〜 | A/Bテスト、メールスケジュール、24/7サポート |
| Standard | $20〜 | 500〜 | Customer Journey Builder、送信時間最適化、Mandrill |
| Premium | $350〜 | 10,000〜 | 高度なセグメント、多変量テスト、電話サポート |
※連絡先数が増えると月額が段階的に上がる仕組み。例:Essentialsで10,000連絡先だと約$100/月。
Brevo の料金プラン(2026年5月時点)
| プラン | 月額 | 送信数 | 主な機能 |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 300通/日 | 連絡先無制限、メールエディタ、チャット |
| Starter | $9〜 | 月5,000通〜 | 日次送信制限なし、基本レポート |
| Business | $18〜 | 月5,000通〜 | オートメーション、A/Bテスト、送信時間最適化 |
| Enterprise | カスタム | カスタム | 専任アカウントマネージャー、優先サポート |
※連絡先数はどのプランでも無制限。送信通数を増やすと月額が上がる仕組み。
年間コスト比較の例(10,000連絡先、月20,000通配信の場合)
- Mailchimp Standard: 月¥8,650〜¥11,500 → 年間¥104,000〜138,000
- Brevo Business: 約$35〜50/月 → 年間$420〜600
リストが大きくなるほどMailchimpの料金は跳ね上がる。Brevoは連絡先数に関係なく通数だけで決まるため、リスト規模が大きい事業者ほどBrevoのコスト優位が広がります。
アフィリエイトプログラム比較
| 項目 | Mailchimp | Brevo |
|---|---|---|
| プログラム状況 | Intuit買収後に中止(2026年時点の再開状況は要確認) | あり(公開中) |
| 報酬率 | — | 30% リカーリング(要確認) |
| 報酬タイプ | — | リカーリング |
| Cookie期間 | — | 公式要確認 |
| 最低支払額 | — | 公式要確認 |
アフィリエイターにとって痛いのは、Mailchimpのプログラムが止まっている(可能性がある)こと。メール配信ツールのアフィリエイトを考えるなら、Brevoか、あるいはKitやActiveCampaignのプログラムも検討した方がいい。
海外レビューサイトでの評価
| サイト | Mailchimp | Brevo |
|---|---|---|
| G2 | 4.3 / 5 | 4.5 / 5 |
| Capterra | 4.5 / 5 | 4.5 / 5 |
| Trustpilot | 1.4 / 5 | 4.3 / 5 |
注目すべきはMailchimpのTrustpilotスコア。1.4/5はかなり低い数字で、料金体系への不満(連絡先数が増えたら急に請求が跳ねた)、サポート対応への不満が目立ちます。G2やCapterraでは4.3〜4.5と悪くない評価なので、Trustpilotに不満が集中している構図。Brevoは全レビューサイトで安定して高評価。コストパフォーマンスへの満足度が反映されている印象です。
マヤの私見
この2つの比較で見えてくるのは「メール配信ツール」の定義自体が変わりつつあるということ。Mailchimpは「メールを中心に、広告やLPを組み合わせてリストを育てる」という、この20年間のメールマーケティングの王道を走ってきた。一方Brevoは「メールはチャネルの一つにすぎない。SMS、チャット、WhatsApp——お客さんがいる場所に合わせて届ける」という、次の時代の設計思想で動いている。
去年、あるクライアントのニュースレターをMailchimpからBrevoに移行した。連絡先8,000件、テンプレート12本、オートメーション5本。CSVエクスポートとインポートは半日で終わったが、オートメーションの再構築に丸2日かかった。移行作業はめんどくさい、これは認める。でも移行後、月額が$55から$25に下がり、連絡先数の上限を気にしなくてよくなった。クライアントは「もっと早く乗り換えればよかった」と言っていた。
この経験を踏まえて言うと、MailchimpのTrustpilotスコア1.4は伊達じゃない。料金が読みにくいのは実務で本当に困る。リストが5,000件を超えるあたりから、Brevoの「連絡先無制限」が効いてくる。迷ったら、自分の連絡先数と月間配信通数を書き出して、両方の料金ページで見積もりを出してみてください。数字が答えを出してくれます。
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▶ Brevo(旧Sendinblue)の詳細レビューを読む
連絡先無制限の無料プラン、SMS・WhatsApp・チャット対応のマルチチャネルツール。料金体系や使い勝手を詳しく解説。
クリエイター向けメール配信ツールの実力を確認。Mailchimp・Brevoとは違う選択肢として。
よくある質問(FAQ)
Q1. Brevoの無料プランだけでMailchimpの代わりになりますか?
用途によります。Brevoの無料プランは連絡先数が無制限ですが、1日300通の送信制限があります。少人数のリストに週1回配信する程度なら十分ですが、リストが数千人規模になると1日300通では回しきれません。Mailchimpの無料プランは250連絡先・月500通なので、小規模リストならどちらでも対応可能です。
Q2. MailchimpからBrevoへの移行は難しいですか?
メールリストはCSVエクスポート→インポートで移行できます。テンプレートやオートメーションは再構築が必要ですが、Brevo側にインポート手順のガイドが用意されています。移行作業自体は数時間〜1日程度で終わるケースが多いです。
Q3. 日本語のメール配信にはどちらが向いていますか?
どちらも日本語UIに対応しており、日本語メールの作成・配信は問題ありません。文字化けなどの報告も特にありません。日本語サポートはどちらも公式には提供していないため、問い合わせは英語になります。
Q4. SMSやWhatsAppも使いたい場合はどちらを選ぶべきですか?
Brevo一択です。BrevoはSMS・WhatsApp・チャットをメールと同じ管理画面から一元管理できます。Mailchimpは2024年にSMS機能を追加しましたが、対応地域が限定的で、WhatsAppやチャットには非対応です。
Q5. ECサイト運営者にはどちらが合いますか?
Mailchimpです。Shopify・WooCommerceなどEC系の連携が充実しており、購入履歴に基づくセグメント配信やカート放棄メールの設定がスムーズです。BrevoもEC連携は可能ですが、Mailchimpの方がテンプレートや設定ガイドが豊富です。
Q6. 両方のアフィリエイトプログラムに参加できますか?
Brevoのアフィリエイトプログラムは公開されています(報酬率は要確認)。Mailchimpは2021年のIntuit買収以降、アフィリエイトプログラムを一時中止しており、2026年5月時点での再開状況は公式サイトで確認してください。
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この記事について 運営者:マヤ(海外 SaaS × 日本人向けアフィリエイト歴の個人サイト運営者) 情報ソース:Mailchimp公式サイト・公式ヘルプ、Brevo公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価 最終更新日:2026-07-31