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Kit vs MailerLite比較|無料メルマガならどっち?5軸で解説【2026年版】

「メルマガを始めたい。無料プランがあるやつで。」——この条件で海外SaaSを探すと、KitとMailerLiteが必ず候補に残る。どちらも無料プランがあり、どちらもクリエイター・個人事業主に人気。だが無料プランの設計思想が対照的で、「とりあえず両方試した結果どちらも中途半端」になりがち。

ひとことで例えるなら、Kitは「物書きのための万年筆」、MailerLiteは「家庭に1本あれば何でもこなすボールペン」。Kitはクリエイターの文脈に特化して磨かれており、MailerLiteは汎用性とコスパで全方位をカバーする。

Kitは月$0〜$79(旧ConvertKit)・登録者10,000人まで無料(自動化は基本1本)・Visual Automations・デジタル商品販売内蔵。MailerLiteは月$0〜$25(購読者500人時点)・無料プランでも自動化が本数制限なく使える・A/Bテスト対応。

ここでは運営者マヤがKit・MailerLite両方の公式情報を2026年5月時点で付き合わせ、5つの比較軸で「どちらを選ぶべきか」の境界線を引きます。


Kit vs MailerLite 総合比較表

比較軸Kit(旧ConvertKit)MailerLite
無料プラン登録者上限10,000人250人
無料プラン配信数無制限月2,500通
無料プランで自動化△(基本1本まで)○(基本的な自動化対応)
有料プラン最安$39/月(1,000人・Creator)$12/月(500人・Comfort)
5,000人時の月額$79/月$49/月
自動化設計◎(Visual Automationsフローチャート)○(基本的な自動化フロー)
LP作成機能○(テンプレート少なめ)◎(テンプレート豊富・ドラッグ&ドロップ)
デジタル商品販売◎(Kit Commerce内蔵)×(外部連携が必要)
メールデザインテキスト中心(意図的にシンプル)リッチHTML(ドラッグ&ドロップエディタ)
A/Bテスト○(件名のみ)◎(件名・本文・送信時間)
日本語UI×(英語のみ)△(一部日本語化)
アフィリエイト報酬初年度50%(12ヶ月)30%(リカーリング)
向いている人クリエイター・コンテンツ販売者コスパ重視・初めてのメルマガ

Kitが勝る点

1. Visual Automationsの設計力

KitのVisual Automationsはフローチャート形式で自動化シナリオを組む。「Aタグが付いた人 → 3日後にステップメール → 開封しなかった人だけリマインド → 購入したらタグ変更して別シーケンスへ」のような複雑な分岐を視覚的に管理できる。MailerLiteの自動化も基本は押さえているが、複雑な条件分岐の組みやすさではKitが一段上。

2. デジタル商品販売の内蔵

Kit Commerce機能を使えば、PDFガイド・電子書籍・テンプレート・有料ニュースレターをKit内で直接販売できる。メルマガ配信→商品販売→購入者タグ付け→フォローアップ自動化——この一連の流れがKit内で完結する。MailerLiteで同じことをやるにはStripeやGumroadとの連携設定が必要。

3. 無料プランの登録者上限が10倍

Kitの無料プランは登録者10,000人まで対応。MailerLiteは250人まで。「まず無料でリストを大きく育ててから課金する」戦略を取るなら、Kitの方が無料期間を長く引っ張れる。ただし無料プランでは自動化が使えない点に注意。

4. クリエイターエコノミーへの特化

Kitはブロガー・ポッドキャスター・YouTuber・作家を主要ターゲットに設計されている。ニュースレター形式の配信・有料サブスクリプション・クリエイター向けスポンサーネットワーク(Kit Sponsor Network)など、コンテンツクリエイターに刺さる機能が揃う。


MailerLiteが勝る点

1. 圧倒的なコストパフォーマンス

同じ登録者数で比較すると、MailerLiteはKitより3〜4割安い。1,000人でKit $39 vs MailerLite $19、5,000人でKit $79 vs MailerLite $49。年間で見れば数万円の差になるため、予算が限られている個人事業主にはMailerLiteのコスパが効いてくる。ただしMailerLiteも改定で値上がりしており、以前ほど「半額」とは言えなくなった点は押さえておきたい。

2. 無料プランでも自動化が使える

MailerLiteは無料プラン(250人以内)でも基本的な自動化フローが組める。ウェルカムメール・ステップメール・条件分岐など、メルマガ運用に必要な自動化が課金なしで始められる。Kitの無料プランでは自動化が制限されるため、「まず無料で自動化を試したい」ならMailerLite。

3. LP・Webサイト作成機能の充実

MailerLiteのLP作成機能はドラッグ&ドロップ式でテンプレートも豊富。ペライチ並みの操作感でメルマガ登録用LPを作れる。さらにWebサイトビルダー機能まであり、簡易的な数ページのサイトも構築可能。Kitにもフォームとシンプルなページ作成はあるが、デザインの自由度ではMailerLiteが上。

4. メールデザインの自由度

MailerLiteはリッチHTMLメールをドラッグ&ドロップで作成できる。画像・ボタン・カラム・動画埋め込みを自由に配置し、ビジュアルに凝ったニュースレターが作れる。Kitは意図的にテキスト中心の設計(「友人からのメールのように見せる」思想)のため、ビジュアル重視のメール配信にはMailerLiteが向く。


選ぶ前に知っておくべき注意点3つ

注意1: Kitの無料プランは自動化が「1本まで」の罠

Kitの無料プランは登録者10,000人まで対応し、Visual Automations(自動化)も基本的なものが1本だけ組める。ただしメルマガの醍醐味は、リードマグネットごとにシナリオを分けたり開封状況で分岐させたりする複数本の自動化。1本の枠では読者の育成を回しきれない。本格的に自動化するならCreator($39/月)が必要になる。

注意2: MailerLiteの250人制限を超えると一気に課金

MailerLiteの無料プランは250人まで。1,001人になった瞬間にComfortプラン($10/月〜)への移行が必要。リストが急成長した場合に「突然の課金開始」が来る。Kit無料の10,000人上限と比べると、MailerLiteの方が課金タイミングが早く来る。

注意3: どちらも日本語UIは不完全

KitもMailerLiteも管理画面は英語ベース。MailerLiteはUIの一部が日本語化されているが完全ではない。ヘルプ記事・サポートも英語。「英語が読めない」「電話で質問したい」という方には、国産のMyASP(月¥3,300〜)やオレンジメールの方が安心。


結論: こんな人はKit/こんな人はMailerLite

Kitを選ぶべき人MailerLiteを選ぶべき人
複雑な自動化シナリオを組みたい基本的なステップメールで十分
PDFや有料ニュースレターを販売したいデジタル商品販売は外部ツールでOK
テキスト中心の個人的なメールを送りたい画像入りのリッチなHTMLメールを送りたい
登録者を10,000人まで無料で育てたい少人数のうちから安く自動化を試したい
クリエイター・コンテンツ発信者予算を月$12程度に抑えたい個人事業主

よくある質問

Q. KitとMailerLiteの無料プランはどちらが使える?

登録できる人数ではKitが圧倒的です。Kitの無料プランは10,000人まで登録できます(ただし自動化=Visual Automationsは基本1本まで)。MailerLiteの無料プランは250人・月2,500通と枠は小さいものの、自動化を本数制限なく組めてLP作成・フォーム・A/Bテストまで無料で試せます。リストを大きく育てたいならKit、機能を一通り確かめたいならMailerLite。

Q. 自動化機能はどちらが強い?

自動化の設計しやすさではKitが上です。KitのVisual Automationsはフローチャート形式で直感的にシナリオを組めます。MailerLiteも自動化機能はありますが、Kitほどビジュアルで複雑な分岐を組むのは得意ではありません。ステップメール・タグベースの分岐を多用するならKit。

Q. 料金はどちらが安い?

同じ登録者数で比べるとMailerLiteの方が安いです。1,000人の場合、Kit月$39に対しMailerLite月$19。5,000人ではKit月$79、MailerLite月$49。登録者が増えるほど差は開きますが、MailerLiteの値上げにより以前ほどの開きはありません。予算重視ならMailerLiteが優位です。

Q. デジタル商品販売はどちらが便利?

Kitはデジタル商品販売機能(Kit Commerce)を内蔵しており、メルマガ内から直接PDFや電子書籍を販売できます。MailerLiteにはこの機能がなく、デジタル商品販売にはStripeやGumroadとの連携が必要です。クリエイターがコンテンツ販売も視野に入れるならKit。

Q. 日本語対応はどちらが良い?

どちらも管理画面は英語が基本です。MailerLiteはUIの一部が日本語化されていますが完全ではありません。Kitも英語UIのみ。ヘルプ・サポートも両方とも英語です。日本語UIが必須の方はどちらも不向きで、国産のMyASPやオレンジメールを検討する方が良いかもしれません。

Q. KitからMailerLite(またはその逆)に移行できる?

メールリストのCSVエクスポート/インポートはどちらも対応しているため、登録者データの移行は可能です。ただしタグ構造・自動化フロー・LPデザインは再構築が必要です。特にKitのVisual Automationsで複雑なシナリオを組んでいる場合、MailerLiteで同じフローを再現するのは手間がかかります。


まとめ

KitとMailerLiteは「個人事業主向けメール配信ツール」という枠では同じだが、思想が違う。Kitは「コンテンツクリエイターが読者と深い関係を築くための道具」として自動化とコマースを磨いている。MailerLiteは「できるだけ安く、必要十分な機能を全て無料プランに詰め込む」ことで間口を広げている。

マヤの私見としては、「PDF教材を売りたい」「複雑なステップメールを10本以上のシーケンスで組みたい」ならKit。「まず無料で自動化を試したい」「月のSaaS予算を$12前後に抑えたい」「LPも同じツールで作りたい」ならMailerLite。迷ったらMailerLiteの無料プランから始めて、自動化の限界を感じたらKitに移るのが堅い。

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この記事について 運営者:マヤ | 情報ソース:Kit公式・MailerLite公式・G2・Trustpilot | 最終更新日:2026-07-31