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AWeber vs Kit|老舗の到達率 vs 新興のクリエイター設計、メール配信SaaSの世代交代を検証【2026年版】

「AWeberとKit(旧ConvertKit)、結局どっちがいいの?」――メール配信ツールを探しているうちに、気づけばレビュー記事を10本読み、余計に迷っている。そんな状況に心当たりはないだろうか。

AWeberは1998年創業。インターネット黎明期からメール配信を専業にしてきた、いわばこの分野の古参。600以上のテンプレート、AMPメール対応、そして四半世紀かけて培った配信インフラの信頼性が持ち味だ。対するKitは2013年にConvertKitとして誕生し、2024年に改名。ブロガーやYouTuber、ポッドキャスターといったクリエイターが「書いて、届けて、売る」までを1つのツールで完結できる設計に振り切っている。

数字で見ると、AWeberは無料プラン(購読者500件まで)、有料はLite月$14.99から。Kitは無料プランで購読者10,000件まで使え、有料はCreator月$39から。無料枠の差は20倍。一方でAWeberは無料プランでもオートメーションを自由に組めるが、Kitの無料プランで組めるビジュアルオートメーションは1本まで。「無料で何ができるか」の中身がまるで違う。

マヤが両方のアカウントを並べて、料金・到達率・自動化・テンプレート・コマースなど10項目を2026年5月時点で突き合わせた。この記事を読み終えるころには「自分にはこっちだ」と判断がつくはずだ。


10項目比較表

比較項目 AWeber Kit(旧ConvertKit)
運営会社 AWeber Communications(米・ペンシルベニア) Kit, Inc.(米・ボイシ、完全リモート)
創業年 1998年 2013年
無料プラン あり(購読者500件まで) あり(購読者10,000件まで)
最安有料プラン $14.99/月(Lite) $39/月(Creator)
テンプレート数 600以上 少数(テキスト中心の設計思想)
AMP for Email ×
コマース機能 ×(外部連携で対応) ○(デジタル商品・有料ニュースレター)
ビジュアルオートメーション ○(全有料プラン) ○(Creator以上)
アフィリエイト報酬 30%リカーリング(期間上限なし) 初年度50%リカーリング(12ヶ月)
日本語UI 英語のみ 英語のみ

料金比較

AWeberの料金プラン

プラン 月額 主な特徴
Free $0 購読者500件、月3,000通まで、オートメーション利用可
Lite $14.99 購読者無制限(※超過で段階課金)、A/Bテスト
Plus $29.99 高度なオートメーション、LP無制限、優先サポート

※購読者が増えるとLite・Plusともに月額が段階的に上がる従量制。購読者2,500件でLite $24.99、Plus $39.99が目安。

Kitの料金プラン

プラン 月額 主な特徴
Newsletter(Free) $0 購読者10,000件まで、ブロードキャスト無制限、LP作成
Creator $39〜 自動配信シーケンス、ビジュアルオートメーション
Pro $79〜 高度なレポート、スコアリング、ニュースレター紹介ネットワーク

※購読者数に応じて段階的に料金が上がる。年払いで2ヶ月分無料。

3年間の総コスト比較(購読者2,500件想定):AWeber Plusプランで年間約$480×3=$1,440前後。KitのCreatorプランで年間約$468×3=$1,260前後。3年で差額は約$180(約2.7万円)程度。料金差よりも「自分に必要な機能がどちらにあるか」で選んだ方が後悔しにくい。

【PR】料金は2026年5月時点の情報です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。


メールの到達率・テンプレート

到達率:四半世紀のインフラが効く

AWeberは1998年からメール配信インフラを運用してきた。送信IPのレピュテーション管理、SPF・DKIM・DMARC対応はもちろん、AMP for Emailにも対応している点が技術的な差別化ポイントになっている。AMP対応メールでは、受信者がメールを開いたまま投票やフォーム回答ができるため、エンゲージメント向上につながる。

Kitも到達率は高水準を維持している。クリエイター向けにテキストベースのメールを推奨しているため、HTMLの表示崩れによる迷惑メール判定が起きにくいという副次的なメリットもある。ただしAMP対応はなく、メール内インタラクションの面ではAWeberに譲る。

テンプレート:量のAWeber vs 割り切りのKit

AWeberは600以上のHTMLメールテンプレートを用意している。業種別・用途別に整理されており、ドラッグ&ドロップのエディタでカラム割り・画像配置・ボタンデザインを細かく調整できる。ニュースレター、プロモーション、イベント告知など、見た目にこだわりたい場面で選択肢が多い。

Kitはテンプレート数を絞り、テキスト中心のメールを推奨する設計思想。「友人から届いたメールのように読んでもらう」ことを重視しているため、装飾は最小限。この割り切りが好みに合うかどうかが分かれ目になる。HTMLメールのデザインにこだわりたい人にはAWeber、文章の中身で勝負したい人にはKitが向いている。


自動化・セグメント

オートメーション:両者ともビジュアルビルダーを搭載

AWeberはキャンペーンビルダーでステップメールや条件分岐を視覚的に組める。Freeプランでも基本的なオートメーションが使えるのは大きなメリット。Plusプランではより高度な分岐条件やトリガーを設定できる。

Kitのビジュアルオートメーションも直感的に使える。無料のNewsletterプランでも基本の自動化を1本だけ組めるため、感触を確かめること自体はできる。ただし複数の自動化を並行して走らせるにはCreator(月$39〜)以上が必要。本数を気にせず無料で試したいならAWeberの方がハードルが低い。

セグメント・タグ管理

AWeberはタグ付け、カスタムフィールド、セグメントルールで購読者を分類する。操作はシンプルだが、条件の組み合わせの深さではActiveCampaignほどの柔軟性はない。

Kitもタグベースの購読者管理を採用している。Kitの強みは「タグの設計がシンプルで分かりやすい」こと。複雑なセグメントを組むよりも、少数のタグで読者を分類し、それぞれに合ったメールを送るという運用を想定している。


LP・コマース機能

ランディングページ

AWeberはPlusプランでLP作成機能が利用可能。テンプレートをベースに、ドラッグ&ドロップで編集できる。テンプレートの種類はそこそこあるが、専用ツールほどの自由度はない。

KitはFreeプランからLPを作成・公開できる。テンプレート数は数十種類。リード獲得用のシンプルなLPを素早く作りたい場合、Kitの方が手軽に始められる。ただし凝ったデザインが必要なら、いずれにしても専用のLP作成ツールを検討した方がよい。

コマース機能:Kitの独壇場

Kitはプラットフォーム内でデジタル商品(PDF、テンプレート、オンラインコース、有料ニュースレター)を直接販売できる。決済はStripe連携で処理され、別途ECプラットフォームを契約する必要がない。メール配信と商品販売を1つのツールで完結できるのは、個人クリエイターにとって大きな利点だ。

AWeberにはコマース機能がない。商品を売りたい場合はShopify、Gumroad、WooCommerceなど外部のECツールと連携する必要がある。既にECサイトを運営している事業者には問題ないが、「これからメール配信と同時にデジタル商品販売も始めたい」という人にはKitの方が手軽だ。


こんな人はAWeber / こんな人はKit

ケース1:メールの見た目にこだわりたいEC事業者
AWeber。600以上のHTMLテンプレートとAMPメール対応で、商品紹介メールやプロモーションの表現力が高い。

ケース2:無料で大量の読者にニュースレターを配信したい
Kit。購読者10,000件まで無料。AWeberの無料枠は500件なので、読者数で比べると差は大きい。

ケース3:低コストで自動化を始めたい初心者
AWeber。Freeプランでもオートメーションが本数制限なく使える。Kitの無料プランは基本の自動化1本までで、それ以上はCreator(月$39〜)が必要。

ケース4:メルマガからデジタル商品販売まで1つのツールで完結させたい
Kit。コマース機能内蔵で、PDF・テンプレート・有料ニュースレターをそのまま販売できる。

ケース5:アフィリエイト報酬を長期で積み上げたい
AWeber。30%リカーリング報酬に期間上限がない。Kitは50%と高率だが12ヶ月で一段落する。

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まとめ

AWeberは「メール配信の老舗がメール配信だけを25年磨き続けた結果」のようなツールだ。600以上のテンプレート、AMPメール対応、Freeプランでのオートメーション利用可能――メールを「きちんと届ける・きれいに見せる」ことに対する執着が感じられる。月$14.99からの有料プランも手頃で、特にHTMLメールのデザインにこだわりたい小規模事業者には安心して選べる選択肢だ。一方、Kitは「クリエイターが読者とつながり、そのまま収益化する」ための設計に特化している。無料プランで10,000人に配信でき、コマース機能でデジタル商品を売り、ニュースレター紹介ネットワークで読者を増やせる。テンプレートの少なさや自動化の無料枠の制限はあるが、クリエイターが本当に必要とする機能を厚く揃えている。

マヤの見立てとしては、この2つは「同じ道具の新旧」ではなく「別の仕事をする別の道具」だと思っている。HTMLメールの表現力と到達率の実績を重視するならAWeber。テキストベースのメールでファンと直接つながり、そのままデジタル商品を売りたいならKit。迷っている人は、まずKitの無料プランで配信を始めてみて、テンプレートやAMPメールが必要だと感じたらAWeberの無料プランに切り替える――両方とも無料で試せるのだから、手を動かすのが最短ルートだ。

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1998年創業の老舗。600以上のテンプレートと安定の到達率。無料プランでもオートメーション利用可。

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よくある質問(FAQ)

Q1. AWeberとKitはどちらがメール到達率が高い?

AWeberの方がやや有利です。1998年から25年以上にわたりIPレピュテーションを築いてきた実績があり、AMP for Email対応など技術面でも先行しています。ただしKitも高い到達率を維持しており、実際の差はリスト管理の質(無効アドレスの除去・エンゲージメントの低い読者の整理)に左右される部分が大きいです。

Q2. AWeberの無料プランとKitの無料プランはどちらが得?

購読者数の上限で比べるとKitが大幅に有利です。AWeberの無料プランは500件まで、Kitは10,000件まで。ただしAWeberの無料プランではオートメーション(ステップメール)が使えるのに対し、Kitの無料プランではブロードキャスト配信のみ。自動化を無料で試したいならAWeber、とにかく多くの読者に無料で届けたいならKitという選び方になります。

Q3. AWeberからKitへの移行は簡単にできる?

購読者リストはCSVエクスポート→インポートで移行できます。タグもCSVに含めて移行可能です。ただしAWeberで作成したHTMLテンプレートやオートメーションはKit側で組み直す必要があります。Kitはテキストベースのメールを推奨する設計のため、AWeberで凝ったHTMLメールを多用していた場合はデザインの見直しが発生します。

Q4. デジタル商品を売りたい場合、AWeberとKitのどちらを選ぶべき?

Kit一択です。Kitはプラットフォーム内でデジタル商品(PDF、テンプレート、有料ニュースレター)を直接販売できるコマース機能を内蔵しています。AWeberにはコマース機能がなく、Shopify・Gumroadなど外部のECツールと連携する必要があります。メール配信ツール単体で販売まで完結させたいならKitが向いています。

Q5. AWeberのAMPメールとは何か?Kitにもある?

AMP for EmailはGoogleが推進するメール内インタラクション技術で、メールを開いたまま投票やフォーム回答、リアルタイムの在庫確認などができます。AWeberはこのAMPメールに対応しており、受信者のエンゲージメントを高める手段として活用できます。Kitは2026年5月時点でAMPメールに対応していません。

Q6. アフィリエイト報酬の条件はAWeberとKitでどう違う?

AWeberはリカーリング(継続)報酬30%で期間に上限がなく、紹介した顧客が支払い続ける限り報酬が入ります。Kitは初年度50%と報酬率が高い一方、その水準は12ヶ月まで(年10件以上の紹介でBronze以上に到達すれば13ヶ月目以降も10〜20%が続く)。短期の実入りはKit、長期の積み上げはAWeberが有利です。


この記事について 運営者:マヤ(海外 SaaS × 日本人向けアフィリエイト歴の個人サイト運営者) 情報ソース:AWeber公式サイト・公式ヘルプ、Kit公式サイト・公式ヘルプ、G2・Capterra・Trustpilot 最終更新日:2026-07-31