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Wixの代替ツール5選|もっと自由度が欲しくなったら検討すべきサイトビルダー【2026年版】
Wixで作ったサイトの表示速度がPageSpeed Insightsで38点。テンプレートを変えたいがデータ移行ができない。「最初は楽だったのに、育てるほど窮屈になる」——Wixを1年以上使った人なら、この感覚に覚えがあるかもしれない。
Wixは大きなレゴブロックのようなものだ。パーツが大きいから、組み立てるのが速い。家の形がすぐにできる。ただ、窓のサッシを丸くしたいとか、屋根の勾配を3度だけ変えたいとか、細かい造形をしたくなったとき、ブロックが大きすぎて対応できない。そこで「もっと小さいブロックで組めるツールはないか」と探し始める。
この記事ではSTUDIO・Webflow・Squarespace・Jimdo・Framerの5つを取り上げる。月額は無料〜$16、表示速度・デザイン自由度・日本語対応を横並びで整理した。5ツールのうち4つに無料プランがあり、Squarespaceも14日トライアルで操作感を確認できる。
各ツールの強みと弱みをWixとの違いを軸に書いていく。読み終えたら「自分に必要なのは自由度か、手軽さか、速度か」が整理できているはずだ。
Wixから乗り換えたくなる瞬間
表示速度がPageSpeedで低スコアになる
海外レビューやベンチマーク記事では、Wixサイトの表示速度に関する指摘が繰り返し出てくる。Wixはドラッグ&ドロップの自由度を実現するために独自のレンダリング処理を挟んでおり、画像やアプリを追加するほどページが重くなりやすい構造だ。モバイルでのPageSpeedスコアが30〜50点台に留まるケースは珍しくない。SEOを気にする段階になると、この速度の問題が無視できなくなる。
テンプレートを途中で変更できない
Wixでは一度選んだテンプレートを別のテンプレートに切り替えることができない。デザインの方向性を大きく変えたい場合、新しいサイトをゼロから作り直してコンテンツを移し替える必要がある。サイトが大きくなるほどこの作業は膨大になり、「テンプレート選びを間違えたらやり直しが効かない」という構造的なリスクになる。
コード制御に限界がある
WixにはVelo(旧Corvid)というカスタムコード環境があるが、HTML/CSSを直接編集することはできない。出力されるコードはWix独自の構造で、外部のフロントエンド開発者が手を入れにくい。サイトが成長してカスタム機能やデザインの微調整が必要になったとき、Wixの枠組みの中では対応しきれない場面が出てくる。
候補① STUDIO — 日本語サイトに最適化された国産ビルダー
STUDIOは日本発のサイトビルダーで、Figmaに近い操作感のビジュアルエディタが特徴だ。日本語フォントの選択肢が豊富で、明朝体・ゴシック体・デザイン書体を自由に使える。レスポンシブ対応もPC・タブレット・スマホの3デバイスで個別調整が可能。UIもサポートも日本語で完結する。
公式情報によると、無料プランではSTUDIOサブドメインで公開可能。Mini(年払い月¥590)で独自ドメイン・フォーム機能、Personal(同¥1,190)で150ページ・5 CMSモデルまで使えブログなどの動的コンテンツ管理に対応。Business(同¥3,980)ではAPI連携が加わる。
- 日本語フォントの選択肢がサイトビルダーの中でトップクラス
- Figma感覚のエディタでピクセル単位のレイアウト制御
- UI・ヘルプ・カスタマーサポートが日本語完全対応
- 静的サイト生成で表示速度が速い
メリット: 日本語サイトとの相性が抜群。フォント・UI・サポートのすべてが日本語前提で設計されている。¥590/月〜の料金もWixのLight $17/月と比べて手頃。表示速度も静的生成のおかげでWixより優位。
デメリット: Wix App Marketのようなプラグインの仕組みがなく、予約システムやフォーラムなどの拡張は外部サービス連携が必要。EC機能が標準非搭載。海外ユーザー向けのサイトには英語フォントのバリエーションが物足りない。
向いている人: 日本語サイトを運営する人、日本語フォントにこだわりたいデザイナー、Wixの表示速度に不満を感じている人。
候補② Webflow — ノーコードで本格的なWeb制作
WebflowはCSSのプロパティをビジュアルエディタ上で直接操作できるサイトビルダーで、デザイン自由度の高さで定評がある。Wixの「ドラッグ&ドロップで自由配置」とは異なり、Flexbox・Gridといった実際のCSS設計をGUIで組み立てる方式だ。この設計のおかげで出力コードがクリーンで、表示速度もWixより有利になりやすい。
無料プランでwebflow.ioサブドメインに2ページまで公開可能。Basic $14/月で独自ドメイン、CMS $23/月で動的コンテンツ管理が使える。
- CSSプロパティをGUIで直接操作、本格的なWeb制作がノーコードで可能
- Flexbox・Grid対応でレスポンシブ設計が論理的
- CMS内蔵でブログ・ポートフォリオの管理に対応
- 出力コードがクリーンでSEOと表示速度に有利
メリット: デザイン自由度はWixの上位互換。CSSの知識があれば思い通りのレイアウトが組める。コードのエクスポート機能があり、将来的にビルダーから離れることも可能。
デメリット: 学習コストがWixより格段に高い。Wixの「ドラッグ&ドロップで直感的に配置」という感覚とは設計思想が異なるため、移行直後は戸惑う。日本語UIは未対応。CMS $23/月はWixのCore $29/月より安いが、機能セットが異なるため単純比較は難しい。
向いている人: CSSの基本を理解している人、Wixの自由度では足りなくなった人、将来的にコードベースに移行する可能性がある人。
候補③ Squarespace — デザインの仕上がりで選ぶなら
Squarespaceはテンプレートの仕上がりで知られるサイトビルダーだ。Wixの800以上のテンプレートに対して数は少ないが、1つひとつのデザイン品質が高く、テンプレートを選んだ時点で「整ったサイト」が手に入る。EC機能も標準搭載で、物販・デジタルコンテンツ・サブスクの販売に対応する。
無料プランはなく14日間のトライアル制。Personal $16/月で独自ドメイン・SSL、Business $33/月でEC機能(取引手数料3%)、Commerce Basic $36/月で手数料0%になる。
- テンプレートのデザイン品質がサイトビルダーの中で高い評価
- EC機能が標準搭載、物販・デジタル・サブスク対応
- ブログ・ポートフォリオのCMS機能が充実
- ドメイン・メール・分析がオールインワン
メリット: テンプレートを選ぶだけで見栄えの良いサイトが完成する。Wixと違ってテンプレートの切り替えに対応しており、途中でデザインの方向を変えられる。EC機能が組み込み型で管理がシンプル。
デメリット: 無料プランがない。ピクセル単位のレイアウト調整はWebflowやSTUDIOほど自由ではない。日本語フォントの選択肢が限られている。$16/月〜はWixと同等だが、プラグインのエコシステムはWixに劣る。
向いている人: テンプレートの美しさを最優先する人、EC機能を一体型で使いたい人、Wixのテンプレート変更不可に困っている人。
候補④ Jimdo — さらにシンプルにしたいなら
JimdoはドイツのKDG AG傘下のサイトビルダーで、AI自動生成機能「Jimdo Dolphin」が特徴だ。業種と目的を入力するだけでサイトの原型が自動生成される。Wixにも同様のAI機能(Wix ADI)があるが、Jimdoのほうが選択肢を絞り込んでおり、決断疲れが少ない。サイト制作の知識がゼロの人向けに設計されている。
無料プランでJimdoサブドメインに公開可能。Start $11/月で独自ドメイン・10ページ、Grow $20/月で50ページ・SEO分析機能が使える。
- AI「Jimdo Dolphin」で質問に答えるだけでサイト完成
- 選択肢が絞られており迷わない設計
- $11/月〜でWix Light($17/月)より安い
- GDPR対応のCookie同意バナーが標準装備
メリット: Wixよりもさらに操作がシンプル。決断すべきことが少ないため「選択肢が多すぎて迷う」人には合う。$11/月〜の料金はWixより手頃。
デメリット: デザインの自由度はこの5ツールの中で最も低い。カスタムCSSの注入もできず、テンプレートの範囲内でしかデザインを変えられない。App Marketのようなプラグイン機構もない。Wixの自由度に不満を感じている人が乗り換えても同じ壁にぶつかる可能性がある。
向いている人: Wixでさえ機能が多すぎると感じる人、とにかく最短で公開したい人、コストを抑えたい個人事業主。
候補⑤ Framer — 表示速度とデザイン自由度の両立
Framerは元プロトタイピングツールから進化したサイトビルダーで、静的サイト生成による表示速度の速さとFigmaに近いデザイン自由度を両立している。Wixの弱点である「表示速度」と「コード制御の限界」を同時に解消できる候補だ。React componentsの埋め込みにも対応しており、開発者との協業がしやすい。
無料プランでframer.appサブドメインに1ページ公開可能。Mini $5/月で独自ドメイン、Basic $15/月でCMS・10,000ページビジター/月が使える。
- 静的サイト生成で表示速度が速く、PageSpeedスコアが高くなりやすい
- Figmaからのデザインインポートに対応
- React componentsの埋め込みでカスタム機能追加が可能
- $5/月〜は代替ツールの中で最安価格帯
メリット: Wixで不満が出やすい表示速度の問題を構造的に解決している。$5/月〜という低価格でありながらデザイン自由度はWixの上。Figmaユーザーならデザインの移行がスムーズ。
デメリット: ページビジター数に上限があり、アクセス増加時にプランアップが必要。EC機能は外部連携が前提。WixのApp Marketに相当するプラグインの仕組みがない。日本語フォントはSTUDIOに劣る。
向いている人: Wixの表示速度に不満がある人、Figmaでデザインしている人、低コストで高速なサイトを作りたい人。
6ツールの料金とできること一覧
| 製品名 | 月額料金 | 無料プラン | 表示速度 | デザイン自由度 | 日本語フォント | テンプレート変更 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Wix | 無料〜$159 | あり(広告付き) | やや遅い | 中〜高(自由配置) | 普通 | 不可 |
| STUDIO | 無料〜¥9,980 | あり(サブドメイン) | 速い | 高(Figma感覚) | 豊富 | —(テンプレート非依存) |
| Webflow | 無料〜$49 | あり(2ページ) | 速い | 高(CSS直接操作) | 少ない | —(テンプレート非依存) |
| Squarespace | $16〜$52 | なし(14日トライアル) | 普通 | 中(ブロック配置型) | 少ない | 可能 |
| Jimdo | 無料〜$39 | あり(サブドメイン) | 普通 | 低(テンプレート内) | 少ない | 限定的 |
| Framer | 無料〜$30 | あり(1ページ) | 速い | 高(Figmaインポート) | 少ない | —(テンプレート非依存) |
Wixから別ツールに移る前のチェックリスト
コンテンツのエクスポート方法を確認する
Wixにはサイト全体を一括エクスポートする公式機能がない。ブログ記事はXML形式でのエクスポートが可能だが、ページのデザイン・レイアウトは移行先で一から構築する必要がある。画像はメディアマネージャーからダウンロードするか、ブラウザ上で個別に保存する。コンテンツが多いほど移行の工数が増えるため、移行対象を事前に洗い出しておくこと。
ドメインの移管手続き
Wixで取得した独自ドメインは他のレジストラやビルダーに移管できる。ドメイン管理画面から移管ロックを解除し、認証コード(Auth Code)を取得して移管先に入力する流れだ。移管完了まで5〜7日かかるのが一般的。外部レジストラ(お名前.com・Google Domainsなど)でドメインを取得していた場合は、DNS設定の変更だけで済む。
メールアドレスの継続利用
WixのビジネスメールはGoogle Workspaceベースで提供されている。ドメイン移管後もGoogle Workspace側の契約が継続していればメールは使い続けられるが、DNSのMXレコードを移管先で正しく設定する必要がある。メールが使えなくなる空白期間を作らないよう、移管前にMXレコードの設定手順を確認しておくこと。
まとめ
Wixは「手軽に始められる」という入口の強さが際立つツールだが、サイトが育つにつれて表示速度・テンプレート変更不可・コード制御の壁にぶつかる構造がある。表示速度と日本語対応を重視するならSTUDIO、デザイン自由度を最優先するならWebflow、テンプレートの仕上がりで選ぶならSquarespace、さらにシンプルにしたいならJimdo、速度と自由度の両立ならFramer。刺さるポイントがツールごとに違うので、まず「自分のサイトに何が足りないか」を書き出すと選びやすい。
各ツールを見比べた上でのマヤの結論は、日本語サイトならSTUDIO、英語サイトや本格的なWeb制作ならWebflowが軸になるということだ。どちらも無料プランがあるので、現行のWixサイトのトップページを1ページだけ再現してみると、操作感と表示速度の違いが体感できる。乗り換え先が決まるまでWixを解約する必要はないので、並行して試すのが賢い進め方だ。
合わせて読みたい
- Wix の料金・機能・評判を徹底レビュー
- STUDIO の料金・機能・評判を徹底レビュー
- Webflow の料金・機能・評判を徹底レビュー
- Squarespace の料金・機能・評判を徹底レビュー
- Framer の料金・機能・評判を徹底レビュー
- Jimdo の料金・機能・評判を徹底レビュー
よくある質問(FAQ)
Wixからコンテンツをエクスポートできますか?
Wixにはサイト全体を一括エクスポートする公式機能がありません。ブログ記事はXML形式でエクスポート可能ですが、ページのデザイン・レイアウト・画像は手動で移行する必要があります。画像はブラウザから個別にダウンロードするか、サイトのメディアマネージャーからまとめてダウンロードできます。
Wixのドメインを別のビルダーに移管できますか?
Wixで購入したドメインは他のレジストラやビルダーに移管できます。Wixのドメイン管理画面から移管ロックを解除し、認証コードを取得して移管先に入力する手順です。移管完了まで5〜7日かかるのが一般的です。独自ドメインを外部レジストラ(お名前.comなど)で取得していた場合は、DNS設定を変更するだけで済みます。
表示速度が速いサイトビルダーはどれですか?
海外レビューや公開ベンチマークでは、FramerとSTUDIOが静的サイト生成を採用しており表示速度で有利という評価が多いです。Webflowも出力コードが比較的クリーンで速度面の評判は良好です。ただし表示速度はサイトの構成(画像サイズ・スクリプト量)にも依存するため、ビルダーだけで速度が決まるわけではありません。
STUDIOはWixと比べて機能が少なくないですか?
WixのApp MarketのようなプラグインのエコシステムはSTUDIOにはありません。予約システムやフォーラムなどの拡張機能が必要な場合はWixのほうが選択肢が広いです。一方、デザインの自由度・日本語フォント・表示速度ではSTUDIOが上回ります。必要な機能の優先順位によって判断が分かれます。
Wixで作ったサイトのテンプレートは途中で変更できますか?
Wixでは一度選んだテンプレートを途中で別のテンプレートに変更することができません。デザインを大きく変えたい場合は、新しいサイトを作り直してコンテンツを移し替える必要があります。この仕様は長期運用での大きな制約になるため、テンプレート選びは慎重に行うことをおすすめします。
Wixのメールアドレス(@ドメイン)は他のビルダーでも使えますか?
WixのメールはGoogle Workspaceベースで提供されています。ドメインを移管した場合でも、Google Workspace側の契約が継続していればメールアドレスはそのまま使えます。ただしDNS設定(MXレコード)を移管先で正しく設定する必要があります。移管前にメールの継続利用方法を確認しておくことが重要です。
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日本語サイトなら最有力候補。Figma感覚のエディタと豊富な日本語フォントで、Wixの速度問題も解消できます。
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「テンプレート数800+とApp Marketの拡張性は捨てがたい」という人は、Wixを続けるのも一つの選択肢です。
この記事について
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情報ソース:各製品の公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価
最終更新日:2026-07-28