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STUDIOの代替ツール5選|EC機能・プラグイン拡張で選ぶサイトビルダー【2026年版】
STUDIOで作ったポートフォリオサイトが好評で、次は商品を売りたい。ところがSTUDIOにはEC機能がない。決済ページへの外部リンクを貼ることはできるが、商品一覧・カート・注文管理をSTUDIO内で完結させる手段がない——この壁に当たるフリーランスやクリエイターは増えている。
STUDIOは建築家が設計する注文住宅のようなツールだ。窓の位置もドアの高さも自由に決められる。ただ、台所にオーブンを入れたいと思ったら「オーブンは別の建物で」と言われる。デザインの自由度は申し分ないが、機能の拡張は外部サービス頼みになる。
この記事ではWix・Webflow・Framer・ペライチ・Squarespaceの5つを取り上げる。月額は無料〜$52、EC機能・プラグイン数・日本語フォントを横並びで整理した。5ツールのうち4つに無料プランがある(ただしペライチは2025年10月の改定で編集のみ・公開不可)。
マヤが各公式サイト・G2・Capterra等の公開レビューを2026年5月時点で付き合わせた。読み終えたら「自分のサイトに足りないのはEC機能か、プラグインの拡張性か、テンプレートの手軽さか」が整理できているはずだ。
STUDIOから乗り換えたくなる3つの瞬間
EC機能(カート・決済・注文管理)が標準非搭載
STUDIOにはオンラインストア機能がない。物販・デジタルコンテンツ・サブスクリプションの販売をサイト内で完結させたい場合、Shopifyやbase等の外部ECプラットフォームと連携する必要がある。サイトのデザインと購入体験が分断されるため、コンバージョン率に影響する可能性がある。
プラグイン・アプリ市場がない
WixのApp Market(800+アプリ)やWordPressのプラグインのような拡張機構がSTUDIOには存在しない。予約システム・チャットウィジェット・カレンダー埋め込みなどの機能追加は、個別にiframeや外部スクリプトで対応するしかない。サイトが成長して機能ニーズが増えるほど、この制約が重くなる。
動的コンテンツ(CMS)の柔軟性に限界がある
STUDIOのCMS機能はブログ・お知らせ程度の用途には十分だが、複雑なデータ構造(多対多のリレーション、フィルタリング、ソート)には対応しきれない場面がある。ポートフォリオの絞り込みや商品カタログのような動的コンテンツを扱いたいとき、Webflowのような高機能CMSを持つツールが候補に上がる。
候補① Wix — 800+アプリで何でも拡張できるビルダー
Wixはイスラエル発のサイトビルダーで、App Marketに800以上のアプリが揃っている。STUDIOに足りなかったEC機能・予約システム・フォーラム・チャットなどを、アプリをインストールするだけで追加できる。ドラッグ&ドロップエディタはSTUDIOのFigma風操作とは異なるが、コーディング不要で自由にレイアウトできる。
無料プラン(Wix広告付き)。Light $17/月で独自ドメイン。Core $29/月でストレージ50GB・Eコマース機能。Business $36/月でオンライン決済・サブスク販売が追加。
- App Marketに800以上のアプリ(EC・予約・チャット・フォーラム等)
- Wix Storesでカート・決済・注文管理がサイト内完結
- ドラッグ&ドロップで自由配置のエディタ
- AI自動生成機能(Wix ADI)でサイトの原型を数分で作成可能
メリット: STUDIOにない「拡張性」を最も広く補えるのがWix。EC機能・予約・チャット・フォーラムなど、STUDIOでは外部サービスに頼っていた機能がWix内で完結する。テンプレートも800+種類で、デザインの出発点が豊富。
デメリット: デザインの自由度はSTUDIOに劣る。ピクセル単位の精密なレイアウト制御はSTUDIOのキャンバス型エディタの方が得意。表示速度もSTUDIOの静的生成に比べて遅くなりやすい。日本語フォントの選択肢はSTUDIOの方が豊富。
向いている人: EC機能やプラグインによる拡張を最優先する人、テンプレートから素早くサイトを立ち上げたい人、デザインの細かさよりも機能の幅を重視する人。
候補② Webflow — プロ向けCMSとデザイン自由度の両立
WebflowはCSSプロパティをビジュアルエディタ上で直接操作できるサイトビルダーで、STUDIOと設計思想が近い。Figma感覚のSTUDIOに対し、WebflowはCSS構造をGUIで組み立てる方式だ。STUDIOでは物足りなかったCMSの柔軟性がWebflowの大きな強みで、複雑なデータ構造・フィルタリング・動的ページの生成に対応する。
無料プランでwebflow.ioサブドメインに2ページまで公開可能。Basic $14/月で独自ドメイン。CMS $23/月で動的コンテンツ管理。Business $39/月でフォーム送信数・CMS項目数が拡張。Ecommerce $29/月〜で決済・カート機能が追加。
- CSSプロパティの直接操作で、STUDIOと同等以上のデザイン自由度
- CMS機能が強力(複雑なリレーション・フィルタリング・動的ページ生成)
- Ecommerce機能が内蔵(Ecommerceプラン $29/月〜)
- コードエクスポートが可能(将来的にビルダーから離脱できる)
メリット: STUDIOのデザイン自由度を維持しつつ、CMSとEC機能を大幅に強化できる。特にポートフォリオ・ブログ・商品カタログなど動的コンテンツが多いサイトではWebflowのCMSが威力を発揮する。コードエクスポートで将来の移行リスクも軽減できる。
デメリット: 学習コストがSTUDIOより高い。STUDIOの直感的なキャンバス操作に慣れた人は、WebflowのCSS構造ベースの操作に慣れるまで1〜2週間かかる。日本語UIは未対応。Ecommerceプランは$29/月〜と別料金が必要。日本語フォントはSTUDIOに劣る。
向いている人: STUDIOのデザイン力を維持しつつCMSを強化したい人、EC機能をサイト内に組み込みたいデザイナー、将来的にコードベースに移行する可能性がある人。
候補③ Framer — Figmaからの移行がもっとも滑らか
FramerはFigmaのデザインファイルをそのままインポートしてWebサイトに変換できる点が最大の特徴だ。STUDIOもFigma風の操作感を持つが、FramerはFigma本体とのデータ連携がより深い。React componentsの埋め込みにも対応しており、カスタム機能の実装自由度が高い。
無料プランでframer.appサブドメインに1ページ公開可能。Mini $5/月で独自ドメイン。Basic $15/月でCMS・10,000PV/月。Pro $30/月で40,000PV/月・優先サポート。
- FigmaデザインファイルをWebサイトにワンクリック変換
- React componentsの埋め込みでカスタム機能追加が可能
- 静的サイト生成で表示速度はSTUDIOと同等レベル
- $5/月〜は代替ツールの中で最安価格帯
メリット: Figmaでデザインしている人にとって、移行の手間が最も少ない選択肢。$5/月〜はSTUDIOのMini(年払い月¥590)とほぼ同水準で、Personal(同¥1,190)よりは安い。React components埋め込みにより、STUDIOでは不可能だったカスタム機能(検索・フィルター・動的要素)の実装が可能になる。
デメリット: PV数に上限があり、アクセスが増えるとプランアップが必要。EC機能は内蔵されておらず、外部連携が前提(この点はSTUDIOと同じ課題)。日本語フォントの選択肢はSTUDIOに劣る。CMSはWebflowほど高機能ではない。
向いている人: Figmaユーザーでデザイン→公開の速度を最優先する人、React開発者と協業する案件がある人、低コストでSTUDIO同等のデザイン自由度が欲しい人。
候補④ ペライチ — 日本語完全対応のLP特化ビルダー
ペライチは日本発のサイトビルダーで、ランディングページの作成に特化している。STUDIOが「デザイン自由度」で勝負するのに対し、ペライチは「日本の商習慣に最適化されたテンプレート」で勝負する。決済機能が標準搭載されており、STUDIOにはないオンライン販売をサイト内で完結できる。
フリープランは編集・下書き専用(2025年10月の改定で無料公開は終了)。ライト 1,628円/月で3ページ・独自ドメイン・決済(手数料6.0%〜)。レギュラー 3,278円/月で5ページ・メルマガ・決済4.5%〜。ビジネス 4,378円/月で20ページ・予約。
- UI・テンプレート・サポートがすべて日本語完全対応
- ペライチ決済で物販・デジタル・サブスクの販売がサイト内で完結
- 日本向けテンプレートが豊富(整体院・サロン・士業・飲食店等)
- 予約機能・メルマガ機能がビジネスプランに含まれる
メリット: 日本語完全対応はSTUDIOと共通だが、ペライチにはSTUDIOにないEC機能・予約機能・メルマガ機能がある。「デザインはそこそこでいいから、日本語で決済まで完結したい」という人にフィットする。電話サポート対応もSTUDIOにはない強み。
デメリット: デザインの自由度はSTUDIOに大きく劣る。テンプレートの範囲内でしかレイアウトを変更できず、ピクセル単位の調整は不可能。ページ数制限(ライト3ページ・ビジネス20ページ)がSTUDIOの無制限と比べて厳しい。1ページあたりのコストが割高。
向いている人: 日本語UIと電話サポートを最優先する人、LPに決済機能を組み込みたい個人事業主、デザインの自由度よりも手軽さと機能性を重視する人。
候補⑤ Squarespace — テンプレートの美しさとEC機能の両立
Squarespaceはテンプレートの仕上がりとEC機能の統合で知られるサイトビルダーだ。STUDIOのキャンバス型自由度はないが、テンプレートを選ぶだけで「整ったデザイン+EC機能付き」のサイトが手に入る。物販・デジタルコンテンツ・サブスクリプション・会員制サイトの販売に対応する。
無料プランなし。14日間トライアル。Personal $16/月で独自ドメイン・SSL。Business $33/月でEC機能(取引手数料3%)。Commerce Basic $36/月で手数料0%・在庫管理。Commerce Advanced $52/月で高度なEC機能。
- テンプレートのデザイン品質がサイトビルダーの中で高い評価
- EC機能が標準搭載(物販・デジタル・サブスク・メンバーシップ対応)
- Acuity Scheduling連携で予約機能が統合
- ブログ・ポートフォリオのCMS機能が充実
メリット: STUDIOに足りなかった「EC機能」と「洗練されたテンプレート」を同時に手に入れられる。テンプレートの切り替えがSTUDIOと違って可能で、途中でデザインの方向を変えられる。Acuity Scheduling(予約ツール)がSquarespace傘下にあり、予約×EC×サイトの三位一体が組める。
デメリット: 無料プランがない。デザインの自由度はSTUDIOに大きく劣り、テンプレートのブロック配置を超えたカスタムレイアウトは困難。日本語フォントの選択肢が少なく、日本語サイトとしてのデザインクオリティはSTUDIOの方が上。
向いている人: EC機能+美しいデザインの両立を求める人、テンプレートを選ぶだけでプロ品質のサイトが欲しい人、物販やサブスク販売をサイト内で完結させたい人。
6ツールの料金とできること一覧
| 製品名 | 月額料金 | EC機能 | デザイン自由度 | 日本語フォント | プラグイン/拡張 |
|---|---|---|---|---|---|
| STUDIO | 無料〜¥9,980 | なし(外部連携) | 非常に高い | 豊富 | なし |
| Wix | 無料〜$159 | あり(Core $29〜) | 高 | 普通 | 800+アプリ |
| Webflow | 無料〜$49+EC | あり($29/月〜) | 非常に高い | 少ない | 限定的 |
| Framer | 無料〜$30 | なし(外部連携) | 非常に高い | 少ない | React拡張 |
| ペライチ | 無料〜¥4,378 | あり(レギュラー〜) | 低 | 豊富 | 限定的 |
| Squarespace | $16〜$52 | あり(Business〜) | 中 | 少ない | 限定的 |
STUDIOから別ツールに移る前のチェックリスト
デザインデータのバックアップ
STUDIOにはサイト全体をエクスポートする機能がない。ページごとにブラウザでスクリーンショットを保存し、テキストコンテンツはコピー&ペーストで別ファイルに退避する。画像ファイルはブラウザの開発者ツールまたは右クリックで個別にダウンロードする。
独自ドメインのDNS設定変更
STUDIOに紐づけていた独自ドメインは、DNSレコードを移行先のビルダーに向け直す必要がある。ドメインレジストラ(お名前.com等)の管理画面からCNAMEまたはAレコードを変更する。変更反映には数時間〜48時間かかるため、移行先でサイトを完成させてからDNSを切り替えること。
STUDIOのCMSデータ移行
STUDIOのCMS(ブログ記事・お知らせ等)は個別にコピーする必要がある。一括エクスポート機能はないため、記事数が多い場合は手作業の工数を見積もっておくこと。移行先のCMS構造に合わせてカテゴリ・タグの設計を事前に決めておくと効率的。
まとめ
STUDIOはデザイン自由度と日本語フォントで国内トップクラスのサイトビルダーだが、EC機能の不在・プラグインの非対応・CMSの限界が「サイトを育てる段階」で壁になる。EC+拡張性ならWix、CMS+デザイン自由度ならWebflow、Figma連携+低コストならFramer、日本語EC一体型ならペライチ、テンプレート+EC美麗ならSquarespace。足りない機能の優先順位で選ぶツールが変わる。
マヤの見立てとしては、デザイン自由度を維持したままEC機能を追加したいならWebflow、デザインを多少妥協してでもEC+拡張性を優先するならWixが軸になる。日本語サイト×LP特化ならペライチも有力。いずれも無料プランかトライアルがあるので、STUDIOのサイトと並行して試作してみてほしい。
合わせて読みたい
よくある質問(FAQ)
STUDIOで作ったサイトをエクスポートできますか?
STUDIOにはサイトデータの一括エクスポート機能がありません。テキストはコピー&ペースト、画像は個別ダウンロード、CMS記事は1本ずつコピーする手作業が必要です。移行先で一から構築し直す前提で計画してください。
STUDIOの独自ドメインを他のビルダーに移せますか?
独自ドメインを外部レジストラ(お名前.com等)で取得している場合は、DNSレコードを移行先のビルダーに向け直すだけで済みます。STUDIO経由で取得したドメインの場合は移管手続きが必要です。
STUDIOにEC機能が追加される予定はありますか?
2026年5月時点でSTUDIOの公式ロードマップにEC機能の記載は確認できていません。EC機能が必要な場合は別ツールの検討をおすすめします。
Webflowは日本語サイトに向いていますか?
Webflowは日本語テキストの表示に問題はありませんが、日本語フォントの選択肢がSTUDIOより少なく、UIも英語のみです。日本語フォントにこだわるサイトではSTUDIOの方が有利です。機能面の強化が優先ならWebflowが上回ります。
STUDIOとペライチはどちらが初心者向きですか?
操作のシンプルさではペライチの方が上です。テンプレートを選んでテキストを差し替えるだけでサイトが完成します。STUDIOはデザインの自由度が高い分、操作に慣れるまでの学習コストがあります。デザインにこだわりたいならSTUDIO、手軽さ優先ならペライチです。
STUDIOの代わりにWordPressを使うのはどうですか?
WordPress.org(自分でサーバーにインストールするタイプ)はプラグインの拡張性でSTUDIOを大きく上回りますが、管理の手間・セキュリティ対策・表示速度の最適化が必要です。「ノーコードでデザインしたい」というSTUDIOユーザーの志向とは設計思想が異なります。
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デザイン自由度を維持しつつCMS・EC機能を強化したい人向け。両ツールの操作感の違いを詳しく比較しています。
この記事について
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情報ソース:各製品の公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価
最終更新日:2026-07-28