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Slackの代替5選|無料プランの制限回避とコスト削減で選ぶビジネスチャット【2026年版】
Slackの無料プランで過去のメッセージを検索しようとしたら「90日以前のメッセージは表示できません」と出た——2022年の仕様変更以降、小規模チームに広がった不満だ。
ビジネスチャットは事務所の内線電話のようなもの。つながれば機能は同じだが、回線使用料は毎月差し引かれる。人数が増えるほど、1人あたりの課金が効いてくる。
Slackのプロプランは1人月$8.75(年払い)。10人チームなら月$87.50、年間$1,050になる。同等の機能を無料〜半額で提供するツールが出揃ってきた。
この記事では無料枠のメッセージ保持・料金・セキュリティの3軸で5つの代替候補を整理した。チームの規模と予算に合ったツールが見つかるはずだ。
Slackで感じやすい3つの不満
- 無料プランの90日メッセージ制限 — 過去のやり取りが見えなくなり、ナレッジが消える
- 有料プランの人数課金 — チームが成長すると月額コストが急増する
- 通知疲れとチャネル増殖 — 未読が溜まりやすく、情報が分散して追いきれなくなる
候補① Discord — 無料でメッセージ無制限・音声も常時OK
Discordはゲーマー発のコミュニケーションツールだが、近年はビジネス用途での利用も広がっている。テキスト・音声・ビデオが無料で使い放題。
料金: 基本無料(メッセージ・音声・ビデオ無制限)。Nitro月$9.99(個人向け追加機能)。
- テキストチャット(メッセージ保持無制限)
- 音声チャンネル(常時接続可能)
- ビデオ通話・画面共有
- ロール(権限)管理
- Bot連携・Webhook
メリット: 無料でメッセージ保持が無制限。音声チャンネルで「バーチャルオフィス」のような常時接続が可能。
デメリット: ビジネス向けのコンプライアンス機能(監査ログ・DLP等)が弱い。ゲーム用のイメージが社外との利用に不向きな場合がある。
向いている人: スタートアップ・クリエイターチーム、コスト0でチャットと音声を使いたい小規模チーム、コミュニティ運営と兼用したいチーム。
候補② Microsoft Teams — Microsoft 365に含まれる総合コミュニケーション
Microsoft TeamsはSlackの直接的な競合で、チャット・会議・ファイル共有を統合。Microsoft 365を導入済みなら追加費用0で使える。
料金: 無料プラン(チャット無制限、60分会議/100人)。Microsoft 365 Business Basic月$6/ユーザー。
- チャット・チャネル(メッセージ保持無制限)
- ビデオ会議(最大300人)
- OneDrive/SharePointとのファイル統合
- Power Automate連携による自動化
- セキュリティ・コンプライアンス機能
メリット: Microsoft 365契約に含まれるため実質追加コスト0。Office連携が自然で、Word/Excelを会議中に共同編集できる。
デメリット: アプリが重く、低スペックPCではもたつく。UIがSlackに比べて直感的でないと感じる人が多い。
向いている人: Microsoft 365を導入している企業、セキュリティ・コンプライアンスが重要な組織。
候補③ Google Chat — Googleワークスペースに統合されたチャット
Google ChatはGmailやGoogle Drive、カレンダーと一体化したビジネスチャット。Gmailの画面からそのままチャットできるため、ツールの切り替えが少ない。
料金: Google Workspace月$7/ユーザーに含まれる。無料Googleアカウントでも基本チャットは利用可能。
- Gmailとの統合チャット画面
- スペース(チャネル相当)でのチーム会話
- Google Drive連携(ファイル共有・プレビュー)
- Google Meetとのスムーズな連携
- Bot・Webhook対応
メリット: Googleワークスペースユーザーなら追加費用なし。Gmailと一体で操作できるため、メールとチャットの往復が減る。
デメリット: Slackに比べてスレッド管理が弱い。Bot・連携アプリの数はSlackに及ばない。
向いている人: Google Workspaceを利用中の組織、メールとチャットを1画面にまとめたい人。
候補④ Rocket.Chat — OSSで自由にホスト・カスタマイズ可能
Rocket.ChatはオープンソースのチャットプラットフォームSlackの代替として。セルフホストすればデータを完全に自社管理でき、カスタマイズも自由。
料金: セルフホスト版は無料(コミュニティ版)。クラウド版は月$4/ユーザーから。エンタープライズは応相談。
- セルフホスト可能(データ完全管理)
- チャット・音声・ビデオ通話
- チャネル・DM・スレッド
- 豊富なAPI・Webhook連携
- E2E暗号化・LDAP/SAML認証
メリット: セルフホストならデータが外部に出ないため、機密性の高い組織でも採用可能。OSSのためカスタマイズ性が高い。
デメリット: セルフホストの運用にはサーバー管理の知識が必要。クラウド版は有料。Slackほどのサードパーティ連携はない。
向いている人: データを自社管理したい企業・官公庁、サーバー管理ができるIT部門がある組織、OSS推進のチーム。
候補⑤ Mattermost — エンタープライズ向けOSSチャット
MattermostはSlackライクなUIを持つオープンソースのチャットツール。Slack互換のWebhookに対応しており、Slackからの移行が比較的スムーズ。
料金: セルフホスト無料版あり。クラウド版は月$10/ユーザー。エンタープライズ版は応相談。
- Slackライクなチャネル・スレッド・DM
- Slack Webhook互換(既存Botの流用可能)
- セルフホスト+クラウド選択可能
- DevOps統合(GitHub/GitLab/Jira連携)
- コンプライアンス対応(監査ログ・eDiscovery)
メリット: Slack Webhook互換のため、既存のBot連携をそのまま移行できる。DevOps向けの統合が充実しており、開発チームに向いている。
デメリット: 無料のセルフホスト版は機能制限あり。非エンジニアにはセットアップが難しい。日本語コミュニティは小さい。
向いている人: Slackからの移行を最小限の手間で行いたい開発チーム、DevOps連携を重視するエンジニアリング組織。
Slack代替5選 比較一覧
| ツール名 | 無料メッセージ保持 | 月額(有料) | 音声通話 | セルフホスト | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Discord | 無制限 | 無料〜$9.99 | ◎ 常時接続可 | ✕ | 無料・音声チャンネル |
| Microsoft Teams | 無制限 | $6/ユーザー〜 | ◎ | ✕ | MS365統合 |
| Google Chat | 無制限 | $7/ユーザー〜 | ◯ Meet連携 | ✕ | Gmail統合 |
| Rocket.Chat | 無制限 | $4/ユーザー〜 | ◎ | ◎ | OSS・データ管理 |
| Mattermost | 無制限 | $10/ユーザー〜 | ◯ | ◎ | Slack互換・DevOps |
乗り換え前チェックリスト
1. 既存のツール環境
Microsoft 365→Teams、Google Workspace→Google Chat。既に課金中のスイートがあるなら、そこに統合するのが合理的。
2. メッセージ保持の重要度
過去のナレッジを消したくないなら、Discordかセルフホスト(Rocket.Chat/Mattermost)。Teamsも無制限保持。
3. セキュリティ要件
データの社外流出を防ぎたいならRocket.Chat/Mattermostのセルフホスト。コンプライアンス監査が必要ならMicrosoft Teams。
4. Bot・連携の移行
SlackのWebhookを多用しているならMattermost(互換性あり)。Zapier/Make連携ならどのツールでも対応可能。
5. チームの規模とコスト
5人以下のスタートアップならDiscord(無料)。10人以上の企業ならTeams/Google Chatが実質コスト面で有利。
まとめ
マヤの見立てでは、コスト0で始めたいならDiscord、既存スイートに統合するならTeamsかGoogle Chat、データ管理を自社で完結させたいならRocket.Chatが有力な選択肢だ。
Slackからの移行はメッセージ履歴のエクスポート(JSON形式)→新ツールでのインポートが基本。MattermostはSlack互換のため移行ハードルが低い。まずは一部のチャネルで並行運用してから全面切り替えが安全だ。
合わせて読みたい
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よくある質問(FAQ)
Slackの無料プランでメッセージはいつまで見える?
Slackの無料プランは直近90日分のメッセージのみ閲覧可能。90日を超えたメッセージは検索・表示ができなくなる(削除はされないが、有料プランに上げれば復元可能)。
DiscordはビジネスInviteに使って問題ない?
機能的には問題ないが、社外のクライアントに「Discordで連絡します」と言うと、ゲーム用ツールのイメージで抵抗を感じる人がいる。社内利用やクリエイターコミュニティでは違和感なく使われている。
SlackからMattermostにデータ移行できる?
MattermostにはSlackインポート機能があり、Slackのエクスポートデータをそのまま取り込める。チャネル構成・メッセージ履歴・ファイルも含めて移行可能(添付ファイルは一部制限あり)。
Rocket.Chatのセルフホストにはどの程度のサーバーが必要?
50人程度のチームなら2CPU・2GBメモリ程度のVPSで動作する。月$10〜20のクラウドサーバーで運用可能。ただしバックアップ・アップデートなどの管理は自前で行う必要がある。
Microsoft Teamsの無料プランはどこまで使える?
Teamsの無料プランはチャット無制限・60分のビデオ会議(100人まで)・5GBのファイルストレージを含む。メッセージ保持も無制限で、Slackの無料プランより条件が良い。
小規模チーム(5人以下)に最もコスパが良いツールは?
5人以下ならDiscord(無料)が機能・コストの両面で有利。ビジネス的な見た目を重視するならMicrosoft Teamsの無料プランも検討候補。
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この記事について
運営者:マヤ(海外 SaaS × 日本人向けアフィリエイト歴の個人サイト運営者)
情報ソース:各製品の公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価
最終更新日:2026-05-18