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Mailchimpの代替ツール5選|無料プラン縮小で乗り換えを検討中の方へ【2026年版】

「昔は2,000人まで無料だったのに、いつの間にか有料じゃないと何もできない」——Mailchimpの無料プランが250人・月間500通に縮小され、更新のたびに料金表を見直している人は少なくないはずです。リスト数が250人を超えた瞬間に月$13のEssentialsプランへ自動的に切り替わる仕組みは、小規模な配信をしている個人にとってじわじわ効いてくる出費です。

Mailchimpは老舗百貨店のようなツールです。品揃えは豊富で、メール配信・LP作成・SNS広告管理・EC連携まで何でも揃っている。ただ、売り場面積が広がるにつれてテナント料(月額費用)も上がりました。一方、路面店のように「メール配信だけ」「クリエイター向けだけ」と絞った専門店が増えており、用途によってはそちらのほうが軽快で安く使えます。

この記事で比較する5ツールの料金帯は、無料〜$29/月が中心。Mailchimpの有料プラン(日本は円建てで Essentials 月¥1,150〜、Standard 月¥1,750〜)と並べて、料金・配信機能・オートメーションの3軸で整理しました。金額だけを見るとMailchimpは決して高くありません——問題は無料プランが250人・月500通・自動化なしとほぼ試用枠で、実質いきなり課金からのスタートになる点です。

各ツールの情報は公式サイト・公式ヘルプ・G2・Capterra・Trustpilotの公開レビューをもとに2026年4月時点で確認しています。5つの代替候補それぞれの強み・弱み・向いている人を具体的に書いたので、乗り換え先を絞り込む材料にしてください。

Mailchimpを卒業したくなるタイミング

1. 無料プランの制約強化
かつては連絡先2,000人・月間10,000通まで無料だったMailchimpですが、現在は250人・500通まで。さらに無料プランではオートメーション・A/Bテスト・スケジュール送信が使えません。「無料で始めてそのまま使い続ける」という当初の魅力が大幅に薄れています。

2. 料金値上げの積み重ね
Intuit傘下に入ってから、Mailchimpの料金は段階的に引き上げられています。Essentials $13/月〜、Standard $20/月〜、Premium $350/月〜。リスト数が増えるほど従量で上がる仕組みなので、連絡先が2,500人を超えるとEssentialsでも$39/月前後になります。同じ人数帯でMailerLiteなら$33/月、Kitなら$59/月で済みます。

3. UIの複雑化
メール配信ツールとして始まったMailchimpに、LP作成・SNS広告・EC連携・予約管理が次々と追加されました。公式情報によると、ダッシュボードのメニュー項目は年々増えており、「メールを1通送りたいだけなのにどこをクリックすればいいかわからない」というG2レビューも散見されます。シンプルに配信だけしたい人にはノイズが多い環境です。

選択肢① Kit(旧ConvertKit) — クリエイターに寄り添うメール配信

KitはConvertKitから2024年にリブランドしたクリエイター向けメール配信ツールです。ブロガー・ポッドキャスター・YouTuber・ニュースレター運営者をメインターゲットに設計されており、テキスト中心のメールを手軽に送ることに特化しています。ビジュアルオートメーションビルダーでシーケンス(ステップメール)を組める点も強みです。

無料プランは連絡先10,000人まで。有料プランはCreator $39/月(1,000人)、Pro $79/月(1,000人)で、いずれもリスト数に応じて料金が上がります。アフィリエイトプログラムは初年度50%リカーリングを12ヶ月間提供しており、紹介者にとっても魅力的なモデルです。

メリット:テキストメール中心のクリエイターにとって、余計な機能がなくUIが迷わない設計。タグベースの管理が柔軟で、細かいセグメント配信もしやすい。

デメリット:HTMLメールのデザインテンプレートが少なく、ECサイトのプロモーションメールのようなビジュアル重視の配信には向かない。管理画面は英語のみ。

向いている人:ニュースレター・ブログ・デジタルコンテンツ販売をしている個人クリエイター。Mailchimpの豊富なテンプレートより「軽さ」を優先したい人。

選択肢② Brevo — 送信通数ベースで課金が明快

Brevo(旧Sendinblue)はフランス発のマーケティングプラットフォームで、メール配信・SMS・チャット・CRMを1つのダッシュボードで管理できます。最大の特徴は課金モデル。Mailchimpがリスト数(連絡先の人数)で課金するのに対し、Brevoは月間送信通数で課金します。連絡先は全プランで無制限です。

無料プランは1日300通(月間約9,000通)まで。有料プランはStarter $9/月(月20,000通)、Business $18/月(月20,000通+高度な機能)。トランザクションメール(注文確認・パスワードリセットなど)も同じアカウントから送信できるため、ECサイトやWebサービス運営者には特に便利です。

メリット:連絡先1万人いても月に数回しか送らないなら、無料プランか$9/月で済む。通数課金なので「リストが増えるたびに料金が跳ね上がる」ストレスがない。

デメリット:無料プランでは送信メールにBrevoのロゴが入る。メールエディタのテンプレート品質はMailchimpに比べるとやや見劣りする。

向いている人:リスト数は多いが配信頻度が低いビジネス。ECサイトでトランザクションメールも一元管理したい運営者。

選択肢③ MailerLite — シンプルさでは頭一つ抜けている

MailerLiteはリトアニア発のメール配信ツールで、「シンプルで安い」を前面に押し出しています。ドラッグ&ドロップエディタ・自動化ワークフロー・LP作成・ポップアップ・ニュースレター課金機能まで揃いつつ、UIがすっきり整理されているのが最大の持ち味です。

無料プランは連絡先250人・月間2,500通まで。有料プランはComfort $12/月(500人)から始まり、1,000人で$19/月、2,500人で$33/月。円建てのMailchimpと比べて特別安いわけではありませんが、無料プランからの自動化やLP機能の開放度で差がつきます。

メリット:海外レビューでは「学習コストが低い」「UIがクリーン」という評価が多い。初めてメール配信ツールを使う人でも1時間で配信まで到達できるレベルの簡潔さ。

デメリット:高度なオートメーション(条件分岐の多段階ネスト・CRM連動など)はActiveCampaignに比べると限定的。管理画面の一部は日本語化されているが完全対応ではない。

向いている人:Mailchimpの複雑さに疲れた人。配信・LP・フォームの基本機能を安く使いたい個人事業主やスモールビジネス。

選択肢④ ActiveCampaign — 自動化を本格的に組みたいなら

ActiveCampaignはメール配信+マーケティングオートメーション+CRMを統合したプラットフォームです。オートメーションの自由度では、今回紹介する5ツールの中で頭ひとつ抜けています。条件分岐・スコアリング・ゴール設定・Wait条件など、複雑なシナリオをビジュアルビルダーで構築できます。

料金はStarterプラン$29/月(1,000人)から。Plusプラン$49/月、Professionalプラン$149/月。無料プランはなく、14日間のトライアルのみです。Mailchimpより高い価格帯ですが、CRM機能が内蔵されているため、別途CRMを契約している場合はトータルコストで逆転する可能性があります。

メリット:公式情報によると、オートメーションのレシピ(テンプレート)が900種類以上公開されており、自分でゼロから組まなくても始められる。BtoB企業のリードナーチャリングに強い。

デメリット:最低$29/月で無料プランなし。機能が多い分、シンプルな配信だけしたい人にはオーバースペック。管理画面は英語のみ。

向いている人:リードの行動に応じた自動配信を細かく設計したいBtoBマーケター。CRMとメール配信を1ツールにまとめたい人。Mailchimpのオートメーションに物足りなさを感じている人。

選択肢⑤ GetResponse — メール+LP+ウェビナーのオールインワン

GetResponseはポーランド発のメール配信ツールで、メール配信・オートメーション・LP作成・ウェビナー機能をワンパッケージで提供しています。ウェビナー機能を標準搭載しているメール配信ツールは珍しく、これがGetResponseの差別化ポイントです。

料金はEmail Marketing $19/月(1,000人)、Marketing Automation $59/月、Ecommerce Marketing $119/月。無料プランは連絡先500人・月間2,500通まで(ただし機能制限あり)。Mailchimpの Standard 月¥1,750より高い価格帯ですが、ウェビナーとコンバージョンファネルが追加で付いてきます。

メリット:ウェビナーでリストを集めてメールで育成する導線を1ツールで完結できる。海外レビューでは「MailchimpとZoomを別々に契約するより安い」という評価がある。

デメリット:ウェビナー機能は$59/月のプラン以上でないと使えない。$19/月のプランではMailchimpとの差別化が薄くなる。管理画面は英語。

向いている人:ウェビナーを集客の柱にしているコンサルタント・コーチ・講師業。メール配信とウェビナーのツールを1つにまとめてコストを削減したい人。

代替5ツール+Mailchimp 比較早見表

製品名月額料金(1,000人)無料プランオートメーション特徴的な機能課金モデルこんな人向け
MailchimpEssentials 月¥1,150〜250人/500通有料プランのみ豊富なテンプレート・広告連携リスト数課金テンプレート重視・多機能を求める人
KitCreator $3910,000人無料プランから可クリエイター向け・有料コンテンツ販売リスト数課金ニュースレター・デジタル販売のクリエイター
BrevoStarter $9〜300通/日無料プランから可トランザクションメール・SMS送信通数課金リスト大・配信頻度低のビジネス
MailerLite$12〜250人/2,500通無料プランから可有料ニュースレター・軽快なUIリスト数課金シンプル・低コスト志向の個人〜小規模
ActiveCampaignStarter $29なし(14日トライアル)全プラン高度なオートメーション・CRM内蔵リスト数課金BtoBリードナーチャリング
GetResponse$19500人/2,500通有料プランからウェビナー・コンバージョンファネルリスト数課金ウェビナー集客をする講師・コンサル

メール配信ツールを乗り換える前の3つのチェック

1. リストのエクスポート
Mailchimpの「Audience」→「All contacts」→「Export Audience」からCSVでリストをダウンロードします。タグ・セグメント情報も含まれるので、移行先で同じ分類を再現可能です。エクスポート前に不達アドレスやunsubscribe済みのアドレスを整理しておくと、移行先でのリスト品質が上がります。

2. オートメーションの再構築
Mailchimpで稼働中のオートメーション(ウェルカムシリーズ・購入後フォローなど)は、移行先のツールで手動で再構築する必要があります。移行前に現在のオートメーション設定をスクリーンショットやテキストで記録しておくと、再構築がスムーズです。

3. DNS認証の再設定
独自ドメインでメール配信している場合、SPF・DKIM・DMARCの設定をMailchimpから移行先のツールに変更する必要があります。DNSの変更は反映まで最大48時間かかるため、乗り換え当日に慌てないよう事前に移行先のDNS設定情報を確認しておくのが安全です。

まとめ

Mailchimpから乗り換えを考える人の大半は「無料プランが縮小された」「リストが増えるたびに請求額が跳ね上がる」のどちらか、あるいは両方だ。リストが数千人でもシンプルに配信したいならKitの無料プラン、250人以下ならMailerLiteの無料プラン、リストが大きく配信頻度が低いならBrevoの通数課金、オートメーションを本格的に組みたいならActiveCampaign、ウェビナーも含めて1ツールにまとめたいならGetResponse。5つとも強みの軸が違うので、自分の配信スタイルに合った1つを選んでほしい。

マヤ個人の意見としては、Mailchimpは「入口は安いのに、無料で試せる範囲がいちばん狭い」ポジションになりつつあります。日本のEssentialsは月¥1,150で決して高くない。それでも乗り換えが検討される理由は、無料プランが250人・月500通・自動化なしで実質の試用枠しかなく、機能を確かめる前に課金判断を迫られるからです。百貨店の品揃えに価値を感じるなら残る理由はありますが、メール配信という用途に絞るなら、無料のうちに自動化まで試せる専門ツールのほうが軽く・迷わない。どこに価値を置くかで選択が変わる——それがこの比較の着地点です。

合わせて読みたい

よくある質問(FAQ)

Mailchimpの無料プランは今どれくらい使えますか?

2026年7月時点で、Mailchimpの無料プランは連絡先250人・月間送信500通までに制限されています。以前は2,000人まで無料でしたが、2026年2月の改定でさらに半減しました。オートメーション機能やA/Bテストは無料プランでは使えません。

Mailchimpからメールリストを移行する方法は?

Mailchimpの管理画面「Audience」→「All contacts」→「Export Audience」からCSVファイルをダウンロードできます。CSVには名前・メールアドレス・タグ・登録日などが含まれます。ダウンロードしたCSVを移行先のツールでインポートすれば、リストの移行は完了します。

無料で1,000人以上にメール配信できるツールはありますか?

Kit(旧ConvertKit)が無料プランで10,000人まで対応しています。MailerLiteも無料プランで250人まで利用可能です。Brevoは人数制限なしで1日300通まで無料送信できるため、少量配信なら人数を気にせず使えます。

Mailchimpのオートメーションは他のツールでも再現できますか?

基本的なウェルカムシリーズやタグベースの分岐は、Kit・MailerLite・Brevoのいずれでも再現可能です。ActiveCampaignなら条件分岐・スコアリング・CRM連動まで含めた高度なオートメーションに対応しています。ただし、Mailchimpのオートメーションをそのまま移行する機能はないため、移行先で再構築する必要があります。

日本語のメール配信に向いている代替ツールはどれですか?

5つの代替ツールはいずれも日本語でのメール作成・配信に対応しています。管理画面のUIは基本的に英語ですが、MailerLiteは管理画面の多言語対応が進んでおり、Brevoも日本語UIに一部対応しています。日本語フォントのレンダリングに問題のあるツールは今回の5つの中にはありません。

Mailchimpを解約するとデータはどうなりますか?

Mailchimpのアカウントを削除すると、リスト・キャンペーン履歴・テンプレートなど全データが削除されます。解約前に必ずAudienceのCSVエクスポートとキャンペーンレポートのダウンロードを行ってください。有料プランを無料プランにダウングレードする場合は、連絡先500人以下であればデータを保持したまま移行できます。

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情報ソース:各製品の公式サイト・公式ヘルプ、G2 / Capterra / Trustpilot の公開評価
最終更新日:2026-07-29