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Kit(ConvertKit)の代替5選|無料枠と自動化の柔軟さで選ぶメール配信ツール【2026年版】
Kitの無料プランでメルマガを始めて、リストは順調に増えた。でも「登録者ごとに別のステップメールを流したい」と思った瞬間に手が止まる——無料で組めるオートメーションは1本きりだからだ。月$39のCreatorプランに上げるか、別のツールに移るか。深夜のダッシュボード画面で悩む個人事業主は少なくない。
Kitは手紙を書くための万年筆のようなツールだ。インクの出が滑らかで、書く行為そのものは気持ちいい。ただ、封筒の宛名印刷やDMの一斉発送まで1本でこなそうとすると、万年筆では手が追いつかない。そこで「印刷機能付きのペン」を探し始める。
この記事ではMailerLite・Brevo・ActiveCampaign・Systeme.io・GetResponseの5つを取り上げる。無料プランの上限は250人〜無制限、月額は$0〜$49、自動化フローの分岐数や条件設定の柔軟さを横並びで整理した。5ツールのうち4つに無料プランがある。
マヤが各公式サイト・G2・Capterra・Trustpilotの公開レビューを2026年5月時点で付き合わせ、Kitとの違いが明確になるよう整理した。読み終えたら「自分に必要なのは無料枠の広さか、自動化の深さか、日本語対応か」が見えているはずだ。
Kitから乗り換えたくなる3つの瞬間
無料プランの自動化が1本で足りなくなる
Kitの無料プランは登録者10,000人までと業界でも破格に広い。だが組めるオートメーションは基本的なもの1本まで。「無料PDFごとに別のステップメールを流す」「開封の有無で分岐させる」といった運用に入った瞬間、Creatorプラン月$39が発生する。リストは無料で伸ばせるのに、育てる仕組みだけ有料——ここでコストを意識し始める人が多い。
自動化フローの分岐条件が足りない
Kitのビジュアルオートメーションはシンプルで分かりやすい反面、条件分岐の選択肢が限られている。「購入金額で分岐」「ページ滞在時間で分岐」といった細かいトリガーを組みたいとき、Kitの枠内では実現できないケースがある。外部ツール連携で補完できるが、それなら最初から自動化が強いツールを選んだ方が楽だ。
日本語UIが用意されていない
Kitの管理画面・ヘルプドキュメントは英語のみ。メール本文は日本語で書けるが、設定画面やエラーメッセージが英語だと、操作に不安を感じる人は一定数いる。日本語サポートもないため、トラブル時の問い合わせは英語が前提になる。
候補① MailerLite — 無料250人+直感的なエディタ
MailerLiteはリトアニア発のメール配信ツールで、無料プランの登録者上限は250人・月2,500通。以前は1,000人まで無料だったが改定で縮小しており、無料枠の「広さ」でKit(10,000人)に対抗できるツールではなくなった。それでも選ばれる理由は、無料プランでも自動化が使える点と、ドラッグ&ドロップのメールエディタがKitより視覚的でHTMLの知識なしでデザイン性の高いメールが作れる点にある。
無料プランで250人・月2,500通。Comfort $12/月で500人・送信数を大きく緩和。Power $25/月でA/Bテスト自動化・送信数無制限・ユーザー数無制限が追加される。
- 無料プランでも自動化・LP作成が使える(Kitの無料は自動化1本まで)
- ドラッグ&ドロップのメールエディタが直感的
- ランディングページ・ポップアップが無料プランで使える
- 自動化フローのビジュアルエディタが分岐条件豊富
メリット: Kitから移行する最大の理由は「無料のうちに自動化を試せる」こと。250人までなら$0でステップメールも分岐も組める。有料プランも$12/月〜とKitの$39/月より安く、同じ登録者数なら月額は3〜4割低い。メールエディタの操作感もKitより直感的で、デザインテンプレートの数も多い。
デメリット: 日本語UIは一部対応だがヘルプは英語中心。Kitの「タグベース」管理に慣れた人は、MailerLiteの「グループ+セグメント」方式に戸惑う場合がある。高度なeコマース連携はKitに劣る。
向いている人: 無料のうちに自動化まで試したい人、メールのデザインにこだわりたい人、月額コストを抑えたい個人事業主。
候補② Brevo(旧Sendinblue) — 無料プラン登録者数無制限
Brevoはフランス発のマーケティングプラットフォームで、無料プランの登録者数が無制限という珍しい設計だ。ただし1日の送信上限が300通に制限される。Kitが「人数で課金」するのに対し、Brevoは「送信数で課金」する。リスト規模が大きくても配信頻度が低い人には有利な料金体系になる。
無料プランで登録者無制限・1日300通。Starter $9/月で月20,000通。Business $18/月で自動化フロー・A/Bテスト・送信時間最適化が追加。
- 無料プランで登録者数の上限がない(送信300通/日の制限のみ)
- SMS・WhatsApp・チャットも統合管理できるマルチチャネル対応
- トランザクションメール(注文確認等)も同一プラットフォームで送信可能
- CRM機能が無料プランに含まれる
メリット: 「登録者数で課金されない」のが最大の魅力。リストが5,000人でも10,000人でも無料プランで保持できる。CRM・SMS・チャットが1つのダッシュボードに統合されているため、Kitでは別ツールが必要だった顧客管理を一元化できる。
デメリット: 無料プランの日300通制限はメルマガの一斉配信には厳しい。メールエディタのテンプレートはMailerLiteやKitほど洗練されていないという声がG2レビューにある。自動化フローはBusiness $18/月〜の有料機能。
向いている人: リストが大きいが配信頻度は週1〜2回の人、メール以外のチャネル(SMS・チャット)も統合したい人、CRM機能をメール配信と一緒に使いたい人。
候補③ ActiveCampaign — 自動化の深さで業界屈指
ActiveCampaignはマーケティングオートメーションの深さで知られるツールだ。Kitのビジュアルオートメーションが「道路」なら、ActiveCampaignは「高速道路のインターチェンジ」——分岐の数も条件の細かさも段違い。条件分岐・スコアリング・ゴール設定・待機条件を組み合わせた複雑なフローが構築できる。
無料プランなし。Starter $15/月(1,000人)で基本的な自動化。Plus $49/月でスコアリング・CRM・SMS連携が追加。Pro $79/月で予測送信・分岐テストが使える。
- 条件分岐・スコアリング・ゴール設定を組み合わせた高度な自動化フロー
- CRM内蔵で顧客のライフサイクル管理が可能
- 500以上の外部ツール連携(Shopify・WooCommerce・Zapier等)
- 予測送信(AIが最適な送信時間を判定)
メリット: Kitの自動化に物足りなさを感じている人にとって、ActiveCampaignの自動化は別次元の体験になる。「購入者には3日後にアップセルメール、未購入者には7日後にリマインド、スコア50以上にはVIP案内」といった複雑なシナリオが1つのフロー内で完結する。
デメリット: 無料プランがなく、Starter $15/月はKitの無料プランと比較すると初期コストが発生する。学習コストもKitより高い。自動化の設定画面は多機能ゆえに慣れるまで時間がかかる。日本語UIは未対応。
向いている人: 自動化フローの複雑さがKitの限界を超えている人、CRMとメール配信を統合したい人、月$15以上のコストを許容できるビジネス規模の人。
候補④ Systeme.io — メール配信+ファネル+講座が全部入り
Systeme.ioはフランス発のオールインワンSaaSで、メール配信・ファネル構築・講座販売・ブログ・アフィリエイト管理を1つのプラットフォームに統合している。Kitがメール配信の専門ツールなのに対し、Systeme.ioは「メール配信もできるビジネスプラットフォーム」という位置づけだ。無料プランで2,000人・無制限メール送信が使える。
無料プランで2,000人・無制限メール送信・ファネル3本・ブログ1つ・講座1本。Startup $27/月で5,000人・ファネル10本。Webinar $47/月でウェビナー機能追加。
- 無料プラン2,000人・メール送信無制限(Kitの6倍以上の人数枠)
- ファネル構築・LP・注文ページが追加費用なしで使える
- オンライン講座の販売・配信機能が内蔵
- アフィリエイトプログラム管理機能が標準搭載
メリット: Kitのメール配信に加えて、ファネル(ClickFunnels代替)・講座販売(Teachable代替)・自動化を1ツールでまかなえる。「Kitに月$39 + ClickFunnelsに月$147 + Teachableに月$39」を支払っていた人がSysteme.ioの無料プラン1本に集約できるケースがある。
デメリット: メール配信の専門機能ではKitやActiveCampaignに劣る。メールエディタのデザイン自由度はKit以下で、テンプレートの種類も少ない。日本語UIは未対応。「何でもできるが、どれも専門ツールには一歩及ばない」という評価がG2で散見される。
向いている人: メール配信だけでなくファネル・講座・決済も1つにまとめたい人、複数SaaSの月額合計を圧縮したい人、無料プランで2,000人まで育てたい人。
候補⑤ GetResponse — ウェビナー内蔵のマーケティング統合型
GetResponseはポーランド発のメールマーケティングツールで、ウェビナー機能が内蔵されている点が他ツールとの差別化ポイントだ。Kitにはウェビナー機能がなく、Zoom等の外部ツール連携が必要だった。GetResponseなら「メルマガ集客→ウェビナー開催→購入者フォロー」を1つのプラットフォーム内で完結できる。
無料プランで500人・月2,500通。Email Marketing $15.6/月(1,000人)でオートレスポンダー・無制限送信。Marketing Automation $48.4/月でウェビナー(100名)・高度な自動化。
- ウェビナー機能が内蔵(100〜1,000名対応、プランにより異なる)
- コンバージョンファネル機能でLP→メール→販売の導線構築
- AIメール生成機能(件名・本文のAI提案)
- Webプッシュ通知対応
メリット: ウェビナーを集客に使っている人にとって、Zoom契約を削減しつつメール配信と一元管理できるのは大きい。コンバージョンファネル機能はSysteme.ioほど多機能ではないが、メール配信の延長で簡易的なファネルが組める。AIメール生成は件名のA/Bテストに活用できる。
デメリット: 無料プランが500人・月2,500通はMailerLiteやSysteme.ioに比べると控えめ。ウェビナー機能はMarketing Automation $48.4/月〜のプランが必要。管理画面の動作がやや重いというG2レビューがある。日本語UIは限定的。
向いている人: ウェビナーを定期開催している人、メール配信とウェビナーのツールを一本化したい人、AIでメールの効率化を試したい人。
6ツールの料金と機能比較
| 製品名 | 無料プラン上限 | 有料プラン開始 | 自動化 | 日本語UI | 独自の強み |
|---|---|---|---|---|---|
| Kit | 10,000人(自動化1本) | $39/月 | 中(分岐限定的) | なし | クリエイター向け設計 |
| MailerLite | 250人 | $12/月〜 | 中〜高 | 一部対応 | エディタの使いやすさ |
| Brevo | 無制限(日300通) | $9/月 | 高(有料のみ) | 一部対応 | マルチチャネル+CRM |
| ActiveCampaign | なし | $15/月 | 非常に高い | なし | 自動化の深さ |
| Systeme.io | 2,000人 | $27/月 | 中 | なし | オールインワン |
| GetResponse | 500人 | $15.6/月 | 高 | 限定的 | ウェビナー内蔵 |
Kitから別ツールに移る前のチェックリスト
登録者リストのエクスポート
KitのSubscribers画面からCSVエクスポートが可能。名前・メールアドレス・タグ・登録日・カスタムフィールドが出力される。タグ情報は移行先でグループやセグメントに読み替える必要がある。Kitのタグ設計を事前に書き出しておくと移行がスムーズになる。
自動化フロー(Automation)の再構築
Kitで構築した自動化フローは他ツールにエクスポートできない。移行先で一から組み直す必要がある。移行前にKitの自動化フロー一覧をスクリーンショットで保存し、各フローのトリガー・条件分岐・アクションをメモしておくこと。
フォーム・ランディングページの差し替え
KitのフォームをWordPressやWebサイトに埋め込んでいた場合、移行先ツールの新しいフォームコードに差し替える必要がある。埋め込み箇所のリストを事前に作成し、移行後に漏れなく差し替えること。ランディングページをKit上で作成していた場合、移行先ツールまたは別のLPツールで再作成する。
まとめ
Kitはクリエイター向けのシンプルな設計で評価されており、無料プランの登録者10,000人は業界最大級だ。壁になりやすいのは無料では自動化が1本までという点・分岐条件の少なさ・英語UIの3つ。無料のうちから自動化を試したいならMailerLite(250人)かSysteme.io(2,000人)、自動化の深さならActiveCampaign、マルチチャネル統合ならBrevo、ウェビナー一体型ならGetResponse。ニーズの優先順位で選ぶツールが変わる。
マヤの見立てとしては、月$25を払う段階になったKitユーザーはMailerLiteかSysteme.ioに移るのがコスパ面で賢い。逆に、自動化フローが10本を超えるような運用をしている人はActiveCampaignに投資する価値がある。いずれも無料プランがあるので、Kitを解約する前に並行運用で操作感を確かめてほしい。
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- メール配信システム 個人事業主向けランキング
- Kit vs MailerLite 詳細比較
- Brevo vs Kit 比較
- MailerLiteの料金・機能・評判レビュー
- Systeme.ioの料金・機能・評判レビュー
よくある質問(FAQ)
Kitの登録者リストは他ツールに移行できますか?
KitのSubscribers画面からCSV形式で全登録者をエクスポートできます。名前・メールアドレス・タグ・カスタムフィールドが含まれます。ただしタグの構造は移行先ツールのグループやセグメントに手動で変換する必要があります。
Kitの自動化フローを他ツールにコピーできますか?
自動化フローのエクスポート機能はKitにありません。移行先ツールでフローを一から再構築する必要があります。移行前にフローの構造をスクリーンショットやメモで記録しておくと再構築がスムーズです。
無料プランが最も広いメール配信ツールはどれですか?
登録者数ではSysteme.ioの2,000人が最大です。ただしSysteme.ioはオールインワン型でメール専門ツールとは設計思想が異なります。メール配信専門ではMailerLiteの250人、送信数ベースではBrevoの登録者無制限(日300通制限)が選択肢に入ります。
日本語対応のメール配信ツールはありますか?
管理画面の日本語対応は各ツールとも限定的です。MailerLiteとBrevoが一部日本語に対応しています。メール本文の日本語入力はすべてのツールで問題なく可能です。日本語サポートを重視する場合はBenchmark Emailも候補に入ります。
Kitの代わりに国産ツールという選択肢はありますか?
国産のメルマガスタンド(オレンジメール・MyASP等)は日本語UI・日本語サポートが万全です。ただし海外ツールと比較すると自動化機能や連携ツール数で差があり、月額料金も割高な傾向があります。日本語サポートを最優先するなら検討に値します。
Kit(ConvertKit)はなぜ名前が変わったのですか?
2024年に「ConvertKit」から「Kit」にリブランディングされました。機能面の変更はなく、既存ユーザーのアカウントもそのまま引き継がれています。旧名のConvertKitで検索しても公式サイトにリダイレクトされます。
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無料プラン(250人・月2,500通)で操作感を確かめたい個人事業主・クリエイター向け。操作感はKitに近く、移行のストレスが少ない選択肢です。
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最終更新日:2026-07-29